現場の裏側ブログ
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楽器や音楽が趣味の方は、自宅で思いきり趣味を楽しみたいと思うでしょう。
周りの音を気にすることなく、思う存分趣味を楽しめたら最高ですよね。
そこで今回は、音楽好きの方が暮らす物件のリフォームをご紹介します。
楽器が趣味という方は、ぜひ参考にしてくださいね。
春日井市に住むI様、ご夫婦と長男・長女の4人家族です。
家族全員が音楽好きで、LDKに隣接する6帖の和室にはドラムにギター、三線と所狭しと楽器があります。
2ヶ所ある窓には、ご自身で買われた消音材を張り、ご近所に気を使いながら楽しんでいました。
4月上旬、防音室工事に関する不安な事、工法・費用面などの相談を受け、
後日現地へお伺いするお約束となりました。
ご自宅は、一画が宅地造成された住宅地の二階建てで、
お隣との間隔は2m足らず、角地にあり2軒は隣接しています。
LDKに隣接する小上りの和室6帖に押入れがある7帖大の部屋を防音室にします。
外窓2ヶ所は、閉壁とガラスブロック仕様に、LDKとの間仕切りはインナーサッシ2重として、
ライブハウス風のステージをイメージしたプランです。
押入れ部位は、造り付けカウンターにして、子供さんのスタディコーナーにします。
床フローリング、壁クロス、照明計画など多岐に渡ります。
オンリーワンのライブホーム工事着工です。
【着工前のお部屋】
先ずは、養生工事から。
生活をされながらの工事となる為、仮設の間仕切り壁を設けて、生活部と工事部位に分けていきます。
室内の天井、床組部や押入れを解体撤去して、スケルトン状にしていきます。
今回は、床・天井・壁4面の6面を遮音工事していきます。
天井は、ツーバイフォー工法の床根太に、直接プラスターボード下地が張られていましたが、
新しく天井野縁を組み、遮音材を吹込み、床も上がり座敷だった段差を使い、
床根太を組み吹き込みをしていきます。
壁も同様にスタッドを建て、セルロースファイバー(50㎏/㎡)厚で吹き込みます。
【木組みで作られた遮音材を吹き込むスペース】
【遮音材が木組みに吹き込まれた様子】
天井に、吸音材のオトテンを張り、壁には遮音パネルを張り、クロス下地とします。
床には、下張り合板の上にフローリング/幅木で仕上げです。
小窓があったところには、ガラスブロックを積み、照明、ロスナイ換気扇、エアコンなどを設置して、
インナーサッシを取付ければ完成です。
完成のお写真は、7月ごろ弊社ホームページ施工事例にて掲載させていただきます。
お楽しみに・・・
建築家が⾃分の家を造るとしたら、きっと素敵な家を建てると思われるかもしれません。
条件が悪くても、いくつかの条件を建築プランに盛り込むことで、理想の家に近づくことができます。
今回は建築家が⾃分の家を建てる時にプランに盛り込む条件をご紹介します。
それでは、建築家が重要視する家の条件を見ていきましょう。
外観は、デザイン的にも見た目にも優れた形状で、
尚且つ、メンテナンスにも経年を見据えた仕様にしていくことが大切です。
外部建具、採光を充分取込み、風が抜ける間取りも大切ですが、
遮音性・防音性の低下も含むのも窓だということを考慮しましょう。
アルミサッシにも性能向上仕様があります。
家の性能としては一番大事な工事です。
一般的に外気との差は7℃~10℃と言われていますが、
断熱材、施工方法によっては、15℃以上の性能が計画できるうえ、 防音性・遮音性能も向上できます。
室内の改装工事を定期的に行うことは、なかなかできないものです。
生活家財があれば移動も含めて、仮住いなども大変です。
配色や素材も、先を見据えて検討していきましょう。
照明工事も、最低でも10年先の生活環境を想像して考えられると良いと思います。
平均すると20年の使用をもって、交換を検討される方が多いです。
中でもキッチン、浴室はそれ以上の場合も多く、優先順位を持って妥協しないでください。
また、トイレの機器など今は家電商品と一緒です。
10年~15年持てばいいと考えましょう。
設備には、電気や給排水、がスなどの設備工事があります。
配線、配管図面などを必ず入手して配線不備、配管不備などに対処してください。
なんといっても、使いやすい快適な生活空間です。
自分たちのライフスタイルや将来的な生活スタイルを想像して、動線の良い、
風通しの良いプランニングをしていきましょう。
冷暖房の効率性や、防犯性、眺望も大切な要因です。
いかがでしたか?
建築家が自分の家を造るポイントを知ることはできましたでしょうか?
家を造ることは、ただ単に間取りや今の理想を追求するだけではなく、将来の⽣活設計をすることと捉え、
20年先も快適な家として⼤切に楽しめる家を考えることです。
しかし、建築家ではない方が理想的な家を設計するのは困難です。
経験や知識が豊富なプロの業者に、気になることを何でも相談し、お任せすることをおすすめします。
ぜひ、建築家が自分の家を造るイメージなどを参考に、自分の理想の住まいを手に入れてくださいね。
最近は、「ニュースタンダード」や「新しい生活様式」が定着し、
自宅にてテレワークで働く方が増えています。
ですが、音の問題で自宅でのテレワークに不満を持っている方も多いようです。
そこでこの記事では、快適にテレワークを行うための3つの性能や、
今おすすめの防音室などをご紹介していきます。
快適なテレワークで仕事をスムーズに進めたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
クリエートのお部屋丸ごと防音室は、以下の3つの特徴を持っています。
二重窓(インナーサッシ)や防音仕様の窓、仕切り壁、ドアや換気扇などを採用することで、
日常の生活音を図書館と同等以上の静けさまで減音します。
自分の声を漏らさず、機密情報の漏えいを防ぐとともに、周りからの音も抑えるのです。
※テレビの音(80db)が40db減音され、図書館(平均45db)を下回る静けさになります。
高音と低音をバランスよく吸音する、クリエートの提案する天井吸音仕様材を採用しています。
特に、人の話声の音域をしっかり吸音するために、反響しすぎて不快になりがちなWeb会議の音声も
クリアになります。
工事の際に、コンパクトな「コンセント埋込型Wi-Fiアクセスポイント」を採用。
866Mbpsの高速通信でつながり、Wi-Fi対応家電など、複数端末の同時利用が可能、
防音空間でも快適な通信が可能となります。
防音・遮音するためによくボックスタイプが使われます。
では、クリエートのお部屋丸ごと防音室とはどのような違いがあるのでしょうか。
「ボックスタイプ」と「お部屋丸ごと防音室」の最も大きな違いは、
施工した時の生活空間の広さです。
お部屋丸ごと防音室は、しっかり防音したい、お部屋を狭くしたくない、コストを抑えたい…
様々な要望をすべて叶える防音室なのです。
部屋の中に設置するボックスタイプの防音室は、せっかくの広いお部屋でも広く使えず、窮屈に
感じてしまいます。
また、大手メーカー製品は非常に高価なものが多く、防音室が欲しいけれど高くて手が出せないと感じている方が
多いようです。
クリエートが提案する防音室は、独自の施工でお部屋を丸ごと防音室にいたします。
音の残響時間も、専門的なデータに基づいて計算し、ご要望やライフスタイルに合わせた吸音材を使用しています。
まるで普通のお部屋のように、床はフローリングで壁はクロス仕上にすることも可能です。
・マンションでも工事は可能ですか?
→もちろん、戸建てだけではなく、マンションのような集合住宅でも防音工事は可能です。
・工事中の部屋以外には通常どおりに住めますか?
→工事中ももちろん住めます。しかし、養生などで普段の生活よりは少々ご不便をおかけする場合があります。
・防音室にしたことでシックハウスなどの問題は起こりませんか?
→安全性が認められているものを使用しているので安全です。
防音工事パックでは、室内の床や壁、天井に防音施工し、40db~60dbの音の削減を行います。
基本的仕様は、床フローリング張・壁クロス貼・天井吸音板です。
室内の内装は、打ち合わせをしながらお客様の好みや理想に合わせて施工いたします。
また、工事は基本的に7日間程度で完了します。
現地調査やお見積もりはぜひお気軽にご相談くださいね。
・ホームコンサートやちょっとした演奏会に
2部屋続きやリビングルームに併設し、ホームコンサートを開くなど、
アンサンブルや楽器演奏などにもおすすめです。
また、趣味のドラムやピアノなども思う存分楽しめるでしょう。
・二世帯住宅に
生活時間が異なる場合や、お子様の走り回る音など騒音対策、生活音の解消などにもおすすめです。
いかがでしたか?
ボックスタイプの防音室は、部屋を狭く窮屈に見せるうえ、費用が高くつくことが多いという問題もあります。
しかし、お部屋丸ごと防音室なら部屋を広い状態のまま、快適なテレワークを実現するでしょう。
このように、後悔のない防音・遮音工事は、プロに依頼しましょう!
クリエートでは、家一軒まるごとのリノベーションやお部屋丸ごと防音室以外にも、
キッチンや水まわりのみのリフォームや、壁を立てたりエクステリアを修復するなどのリフォーム
にも携わっています。
また、クリエートの防音工事は、お客様の求める遮音性能を追求・実現させていきます。
ぜひ、小さなお悩みから騒音などの大きなお悩みも、クリエートに気軽にご相談してくださいね。
「音漏れを気にせず大音量で音楽を楽しむ。」
そんな音楽ファンの憧れを実現できる部屋をつくるにはどうすればよいのでしょうか?
今回は、音楽再生に最適な部屋づくりのコツをご紹介します。
これはよく言われていることなのですが、この話の元になっているのが音の質量則です。
しかし、音の質量則だけで遮音量を計算することは危険なので気を付けましょう。
音の質量則とは、1㎡当たりの質量が大きければ大きいほど、遮音性能が大きくなるという法則のことです。
質量則を考えると、防音リフォームを行うには重い材料を使えば良いように思えますが、質量則は必要遮音量の計算根拠になりません。
音は空気中や物体などの振動として伝わります。対象物が振動しやすくなると、この対象物そのものが二次的振動発生源にもなるのです。
そして、対象物が大きくなればなるほど対象物は振動しやすくなります。
対象物の振動しにくさを上げれば、透過損失量が大きくなってしまいます。
実際、質量を上げれば振動のしにくさにはつながりやすいので、「防音するには重い材料を使う」という法則は間違ってはいないのですが、対象物が小さいと振動のしにくさが高まるので質量則は目安の一つとして考えましょう。
ドアや窓の隙間も、音漏れの要因となるので注意が必要です。
音は空気を伝達するので、隙間が空いているドアや窓から音は漏れやすくなります。
ドアや窓は、壁に比べると厚みがありません。
壁は厚さが15㎝ほどあるのに対して、ドアは7~7.5㎝程度、窓は0.2~0.8㎝程度の厚さとなります。
そのため、ドアと窓はどうしても遮音性能が低くなってしまうのです。
音漏れの最大のポイントは「隙間」です。
ドアや窓はしっかり閉めていても、隙間が若干出てしまいます。
特に、人の話し声や小型犬の鳴き声、赤ちゃんの泣き声など高音域の音はこういった隙間から漏れやすいのです。
音が漏れる経路としては、住居外へは「窓」が大きな要因ですが、同一住居内へは「ドア」となります。
どちらの音が気になるかをしっかり考え、それに合った防音対策が必要です。
防音対策をするには、以下の点に注意しなければなりません。
ピンポイントで防音対策を行うにはドアが一番効果的ですが、ドアの防音性能だけをどれほど高めても、壁や床から音漏れしてしまう場合があります。
効果的な防音リフォームには、ドアだけでなく床や壁なども含めたトータルバランスが大切です。
そのため、思いきり音楽を楽しめる防音室を作るには、壁や床を含めたリフォームがおすすめです。
音楽は直接音だけでなく、反射音も一緒に聞いていることになります。
しかし、反射音の質が悪いと、直接音もその影響を受けてしまうのです。
また、床や壁の剛性により、音が歪んでしまうこともあります。
音楽は部屋の響きがあってこそ、その魅力が増してくるといえるでしょう。
今はアンプやスピーカーの性能が上がっているので、細かな音の違いを楽しむためにも、音を鳴らす部屋の状態が重要になります。
周りを気にすることなく音楽を楽しむためには、防音対策が必要です。
しかし、自分で防音対策を行うには限界があります。
そのため、効果的な防音対策は経験や知識を積んだプロのリフォーム会社に依頼することが大切です。
クリエートでは、「しっかり防音したい」「お部屋を狭くしたくない」「コストを抑えたい」といった全ての要望を叶える「お部屋丸ごと防音室」リフォームがあります。
防音室というと、部屋の中に小さなボックスタイプの防音室を設置するのを思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、それでは部屋が狭くなってしまいますし、防音室も窮屈に感じてしまいます。
そこで、クリエートでは独自の施工で大切なお部屋を丸ごと防音室にリフォームするのです。
音の残響時間も専門的なデータをもとに計算し、ご要望や生活スタイルに合った吸音材を使用します。
防音室と言えども、まるで普通のお部屋のように床はフローリング、壁はクロス仕上げにすることも可能です。
当社で実際にお部屋丸ごと防音室に施工した事例はコチラをご覧ください。
快適な防音室を作りたいとお考えの方は、ぜひ一度クリエートにご相談くださいね。
防音工事を依頼する際に以下の内容をまとめておくと良いでしょう。
・防音工事を行う目的
・使用するオーディオ機器の種類
・音を出す時間帯
・地域の住宅事情
・その他の希望
これらをまとめておくと、リフォーム会社に要望が伝わりやすく、スムーズにリフォームできるでしょう。
ぜひ、プロの力を借りて、満足のいく防音リフォームを手に入れましょう。
決して費用だけで選ばず、リフォーム工事の内容などをチェックし、納得のいくリフォーム会社を選んでくださいね。
今回は前回の記事に続き、戸建て平屋住宅の防音・遮音対策について実際の事例をご紹介していきます。
ぜひ、前回の記事を読んでからこちらの記事を読んでみてくださいね。
増床する分の基礎工事から着手します。
一部既設建物を剥がし、既設基礎との正誤性を確認しながら強度にも注意していきます。
基礎が終わると養生期間をもって、大工による木材加工(建方)、既設屋根瓦メクリから既設建物の外壁、室内の解体撤去工事を行います。
柱/梁/基礎土間が見えるスケルトンにしていきます。
増床した分の屋根葺き替えを行い、既設瓦と補足瓦にて新しくなります。
【基礎土間】
外壁下地には、今までは要所のみ「筋交い」と呼ばれる耐力壁材が使われていましたが、今回は合板面材で改修部全面耐力壁としていきます。
外装材は既設と合わせて、全体に外壁塗装を行います。
外部建具は各室2窓として、LOW-E仕様のガラスを採用しました。
(LOW-Eガラスとは、合わせガラス+シングルガラスで構成されたペアガラスで防音性能が高いもの)
続いて、内部下地造作では新しく床下地を組み、遮音材を吹き込むスペースをつくり、壁/天井にも遮音材を吹き込むスペースを組んでいきます。
遮音壁マット(28dB/500Hz)遮音マット(38dB/500Hz)を併用して下地を組んでいきます。
【木組みで作られた遮音材を吹き込むスペース】
いよいよ遮音材吹込みです。弊社ではセルロースファイバーを採用しております。
セルロースファイバーとは、壁の熱貫流率0.53W/㎡Kの高い断熱性能を持つ吹き込み断熱材です。
天然の木質繊維が主原料で、環境に優しいリサイクル素材です。
もともと断熱・遮音性に高い木を綿のように加工した、高断熱素材です。
内部下地造作で造られた吹込みスペースに、25㎏/㎡~50㎏/㎡以上の厚を掛け吹き込んでいきます。
【遮音材が木組みに吹き込まれた様子】
セルロースファイバーの吹込みが終わると、仕上げ工事です。
遮音パネル(29dB/500Hz)をクロス下地に張り、吸音材として天井にはオトテン(防音用天井材)を張ります。
入口建具は防音ドア(37dB/500Hz)を採用し、インナーサッシもLOW-E仕様で、基本工事の場合は、45dB以上の遮音をしていきます。
立地条件や楽器によって、60dB以上の性能を施すことも可能です。
内装工事も終わり、室内のクリーニング美装工事を施し、最後に測定をします。
室内で110dB前後の音楽を流し、隣室、既設室内、屋外(3ヶ所程度)から測定していきます。
DR-65以下の遮音性能があれば合格となります。
以上で工事完了です。
完成のお写真は、6月ごろ弊社ホームページ施工事例にて掲載させていただきます。お楽しみに~☆