現場の裏側ブログ

2月, 2022 | 株式会社クリエート|記事一覧

家でドラムなどの打楽器を練習したいけど、音漏れが気になる……。音量だけでなく、あの振動音も抑制したくて……。

打楽器を演奏される方から、こんなお悩みをよくいただきます。

打楽器の音量と、あの独特の振動音が響く聞こえ方は、ご近所との騒音トラブルの原因にもなりやすいところ。

けれど、そんなトラブルの心配をせずに、思いっきり演奏したいですよね。

今回は、打楽器の振動音を抑制する、防音対策についてご紹介します。

 

打楽器の振動音の抑制には、「防音室工事」が最も効果的

 

結論から言うと、打楽器の振動音を抑制するには、対策として、「防音室工事」を行うのが最も効果的です。

振動音というのは非常に曲者で、通常の防音工事だけでは解決できません。振動音とは、建物そのものを伝っていく音であり、防ぐのがとても困難だからです。

「そこそこの防音」止まりで問題解決には至らず、かけた費用が無駄になってしまった……。こんなことすら起こりえます。

ちゃんとした対策を打ち、問題を根本から解決できる方法をとるのが、最善の解決になります。

 

防音室工事のメリット

 
打楽器による振動音を遮音できることが、防音室工事の一番のメリットです。

単に防音素材を使う工事ではなく、部屋の構造から、防音仕様に変えていきます。

ルーム・イン・ルームと呼ばれ、部屋の床・壁・天井を、建物に直接触れないような構造にすることで、振動や音が外部に直接伝わることを防ぎます。

イメージとしては、部屋の中にもう一つ部屋をつくり、内側の部屋を吊り上げるような形になります。

これに加えて、内部の部屋と外部の部屋の間に緩衝材を組み合わせることで、徹底的に遮音していきます。

遮音性、防音性だけでなく、断熱性、調整熱性にも優れるため、快適な室内環境を作ることが可能です。

 

防音室工事のデメリット

 
防音室工事を行うデメリットとしては、部屋が狭くなることが挙げられます。

部屋の中にもう一つの部屋を作るため、どうしても、元の状態よりも部屋が狭くなってしまいます。マンションなどは床下の都合で、床段差が大きくなることもあります。

また、通常の防音工事に比べると大掛かりなため、費用が掛かるという点もあります。

ただこれは、それだけ打楽器の振動音を防ぐことが難しいことの現れだと、そう思っていただきたいです。

防音室工事は費用が掛かる分、騒音問題に対する確かな解決法です。

 

DIYは可能か?

 
気になるところかもしれませんが、この規模の防音工事になってくると、DIYは不可能だと思ったほうがいいでしょう。

ルーム・イン・ルームの構造を施工することはもちろん、振動音を防ぐには、通常の防音以上に、専門の知識が必要になります。繰り返しになりますが、それだけ、振動音を防ぐことは難しいのです。

ですから、打楽器の振動音を抑制するためのDIYというのは、選択肢として現実的と言い難いというのが、実際のところです。

防音に限らず、「安物買いの銭失い」とならないためにも、専門技術・知識が求められる分野ではプロの力を借りるのが一番です。

 

まとめ

 
いかがでしたか?

打楽器の振動音をカットすることは難しく、そのためには、部屋の構造から工事する必要があることが、わかっていただけたかと思います。

「費用だけ掛かって結局、解決できなかった……」、と、こんなことを防ぐには、防音室工事を行ってきた実績のある、信頼のおけるプロに相談するのが一番の近道です。

もし打楽器の防音でお困りでしたら、まずは専門家にご相談ください。

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受付時間 9:00~19:00

外からの音に対しても、外へ漏れ出る音に対しても、一番大きな要因を閉めるのが「窓」の防音。

音が漏れやすいこの部分の対策は、防音を考えるなら欠かすことができません。

どんな対策をすることで窓を伝う騒音を消すことが可能なのか、どのような防音・遮音効果を得ることができるのかをご紹介します。

 

戸建てorマンションで対策は変わってくる

 

まず、対策したい建物が戸建てかマンションかによって、取るべき対策が2つに分かれます。

今回は、両方のパターンを見てみましょう。

 

マンションの場合

 
マンションの場合、外部建具は共有部分となっています。つまり、外部建具をこちらで変更することができません。

こういった場合、外部建具はそのままに、インナーサッシを入れて防音対策することになります。

 

インナーサッシとは?

防音サッシ、断熱サッシとも呼ばれる物で、もともとあるサッシの内側にもう一つサッシを取り付け、窓を二重にします。元あった窓とインナーサッシの間に空気の層を作ることで、防音や断熱、結露防止などに大きな効果を発揮します。

メリットとしては、防音・断熱性が高く、短い工期で高い効果を得られることがあります。
デメリットは、窓が二つに増えるため、開閉や掃除の際、手間が増えてしまうことです。

防音用として使用するのは主にLOW-Eと呼ばれるガラスですが、他にもベアーガラス(PG)、単板インナーサッシなど様々な種類があります。

また、三重にインナーサッシを設置することで、更なる効果を得ることも可能です。

 

戸建ての場合

 
戸建ての場合は、マンションと違って全て自身の所有ですから、外部建具から改修することが可能です。ですから、外部建具ごと、防音仕様にしてしまうのが、最も効果的です。

新築の場合は、最初から防音仕様を要望することで、通常のガラスから防音ガラスに変更することができます。

また、既存のお家であっても、アタッチメント使用して防音ガラスに取り換えることが可能です。

但し、注意点として、ガラスの重量によって既設されている窓のメーカーさんから、対応不可と言われる場合があることは留意しておきましょう。

 

防音ガラスとは?

音を軽減する、防音専用の合わせガラスのことです。

防音性能はガラスの厚みに比例するため、2枚の板ガラスに防音用の特殊フィルムを挟み込み、厚みを増しつつ音をシャットアウトする機能を持たせます。

合わせガラスの一種なため、飛散防止、防犯ガラスとしての役割もあるのもポイントです。

 

まとめ

 
いかがでしたか?

窓にきちんとした対策を施すことで、防音性能は格段にアップします。マンションはインナーサッシ、戸建てでは外部建具に対策すると、覚えておきましょう。

使う建具は多岐に渡りますが、最後は、軽減したい音の大きさ・種類や、予算との兼ね合いになります。

必要な防音性能を適正な価格で得るためにも、まずは防音のプロに相談し、調査を頼んでみてください。きっと、満足のいく成果が得られるはずですよ。

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