現場の裏側ブログ

7月, 2022 | 株式会社クリエート|記事一覧

防音室へのリフォームを考えるにあたって色々調べたけれど、専門的な用語が出てきて、ピンとこない……。そういった経験はないでしょうか?
防音対策をしっかりしようとすればするほど、こういった用語や数字は避けては通れないこともあり、その性能を測る単位について、知っておいて損になることはないでしょう。

今回はそんな用語の中から、遮音性能を示す用語、D(Dr)値についてお話します。
防音対策をしたいと検討されていらっしゃる方、業者に頼んで防音対策したいけれど用語が良くわからないという方は、ぜひご覧になってくださいね。

 

D(Dr)値とは?

 



D(Dr)値とは、壁や建物の遮音性能を表す指標です。
遮音性能とは文字通り、音を遮る性能のこと。隣り合う部屋同士の、遮音性能を評価する際に使われる指標で、部屋の内部で聞こえた音をどのくらい遮ることができるのか、表したのが、このD(Dr)値になります。

表記の際は、「Dr-40」など、「Dr-○○」と表記され、その遮音性能がどのくらいか、等級で確認することができます。
D(Dr)と二種類表記していますが、これは、その由来によって二種類の呼び方が違うだけで、D値とDr値は、同じものと考えてOKです。

 

D(Dr)値を知るには、まずデシベルから


ではDr値が、どれくらいの数値でどの程度の遮音効果が得られるのかという話なのですが、それには、音の単位であるデシベル(db)について、知る必要があります。

デシベルとは音の大きさを表す単位です。
楽器であれば、バイオリンが85db、クラリネットが90db、ピアノが95db、トランペットが100dbというのが、標準的な音量になります。
生活音ですと、テレビ・ラジオの音が60db、大音量で流すと70db程度というのが、おおよその目安です。

 

壁に入っていく音 -(引く) 壁を通り抜けた音


ある音が発生し、それが壁を通り抜けようとします。そこで壁そのものや遮音材の働きによって、その何割かがカットされ、残った音が部屋の外に漏れだします。
部屋の中で発生した音が、壁やその中の遮音材によって弱められ、最終的に外に出ていくわけです。
その際に、どのくらい音を弱める力があるのか、それを測定し、指標としたものが、D(Dr)値なわけですね。

 

実際の遮音性能の目安


それでは実際に、どのくらいのD(Dr)値でどの程度の遮音効果が得られるのか、一例をご紹介します。

D(Dr)値の目安
● D(Dr)-65……ピアノなど楽器の大きな音は聞こえず、会話やTVの音も聞こえない。
● D(Dr)-55……ピアノなど楽器の大きな音がかすかに聞こえる。TVや会話の音は聞こえない。
● D(Dr)-45……ピアノなど楽器の音はかなり大きく漏れる。TVや会話の音は、かすかに聞こえる。
● D(Dr)-35……TVや会話の音もかなり聞こえる
● D(Dr)-25……TVや会話の内容がハッキリと聞こえる

上位の等級ほど、防音性能は高くなります。
弊社で防音室を作る場合は、元々の建物が持っている遮音性能と防音室を合わせて、D(Dr)-65を目指して施工します。

 

注意点:低音を対策するには高い性能が必要


どの程度のD(Dr)値が必要かの目安は上記のとおりですが、音の発生源と、音の高さについて考慮することを、忘れてはいけません。

音の大きさを表すデシベル(db)と同じくらいメジャーな単位として、音の高さを表すヘルツ(Hz)があります。ピアノでイメージしてもらうと、一番低い音は27Hz、一番高い音は4200Hzあります。
防音は基本的に、低音であるほど難しくなるという原則があります。そのため、ドラムなどの低音を発する楽器を設置する場合には、よりD(Dr)値を高く設定する必要があります。

 

求める防音に必要なDr値を決めるのが重要


D(Dr)値は、遮音性能を表す指標で、高ければ高いほど遮音性能が良く、防音性能に直結する、といったことが、わかっていただけたかと思います。

同じ防音室を作るにせよ、ベースとなる住宅の防音性能は、壁や天井の造り、ドアや窓の種類などが各々で異なるため、最適解をケースバイケースで出していく必要があります。

専門家に相談すれば、最も費用対効果の良い形で、最も高い防音効果を得ることができます。しっかりと専門家に相談し、必要なD(Dr)値を決定してくださいね。

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「自宅で声楽の練習をしたいけれど、防音対策が……」
こんな風に思っている人は、多いのではないでしょうか?

エレキギターやキーボードといった電子楽器と異なり、声楽はヘッドフォンをつければ防音対策OKとはいきません。かといって練習のたびにスタジオを借りていては、気軽に練習を楽しむこともできなくなってしまいます。

今回はそんな方に向け、自宅で声楽を練習したい場合にできる、防音対策をご紹介します。

 

防音・遮音カーテンで窓から対策


外部に音が漏れる場合、その大部分を占めるのが窓からの音漏れです。

これにはまず遮音カーテン・防音カーテンの導入が対策になります。
レールの上から床までをカバーする長めの造りになっており、一般的なカーテンよりも重く厚く、音を吸収する素材が使われているため、窓からの音漏れを軽減することが可能です。レースカーテンにも防音タイプがあるため、両方のカーテンを防音仕様にすることによって、より効果を得ることができます。

ですがカーテンという性質上、どうしても隙間ができてしまうことや、窓以外から漏れた音に対しては効果的な対策にならないこともあります。

 

防音・遮音マットで床からの対策


音とは空気の振動であり、振動を対策することは、そのまま音を対策することにつながります。

そのため、床に吸音性の高い素材の防音マットを敷いたり、壁に吸音パネルを張りつけることで、対策することが可能です。
基本的に防音対策には厚いものの方が効果が高いため、選ぶのなら厚めのものを、またゴムマットなどの遮音材を併用することで、さらに効果がアップします。

ですが、入手や設置は簡単でも、どの程度の厚み・素材のものが良いかの判断は難しい部分になってきます。ここは専門業者に相談することも一つの方法でしょう。

 

吸音材・遮音材によって、壁からの対策


壁から漏れ出る音は、吸音材・遮音材を張り付けることによって対策できます。
遮音材によって音を閉じ込め、吸音材によって、部屋の中に残った音を吸収することで、防音を行います。

この際に注意することは、最適な吸音材を選ぶことです。遮音材で音が漏れるのを防ぐことはできても、部屋の中で残響(残った音が響くこと)するため、エコーがかかったように響いてしまいます。音の聞こえ方が、変質してしまうわけですね。
そこで、吸音材を使うことで、反響の具合を調節し、ベストな状態に整えます。皆さんは、音楽室の穴の開いた壁を覚えているでしょうか?あれが吸音材で、パネル式で簡単に取り付けられる物も販売されています。

遮音と反響のコンディションを調整するのは大変難しいため、対策の際は、一度、専門業者に相談してみましょう。

 

防音室を設置して丸ごと対策する


非常に効果的な対策となるのが、防音室を設置すること。防音室は高い気密性・防音性を誇り、ここから音が漏れ出る心配は、殆ど無いと思っていいでしょう。

相応の費用はかかりますが、その防音性能は絶大なものがあります。
予算面での折り合いがつくのでしたら、非常に頼もしい防音対策となります。

 

防音仕様の部屋にリフォームする


こちらも、防音室と同様に、一定の予算が必要になる分、その効果は抜群の対策です。部屋を丸ごと防音仕様にリフォームしてしまうことにより、部屋の使用感はそのままに、好きなだけ音を出せる環境をつくり上げます。

また、防音室に使用するセルロースファイバー(遮音材)は、防音・断熱性能だけでなく、調湿・防腐剤・調温性にも優れています。そのため、エアコンの効率向上や快眠効果など、単なる防音にとどまらない効果を得ることも可能です。実際に弊社も、そういったお声を数々いただいております。

専門業者が部屋の状態や環境、必要な防音性能から最適な予算を出すため、場合によっては防音室の設置やレンタルよりも効果がでるだけでなく、適正な価格になるケースもあります。

 

クリエートのアフターサービスについて


クリエートでは、創業以来毎月、月末に定期点検のアフターサービスを実施しております。

弊社では、お引き渡し後、6ヶ月、12ヶ月後に定期点検として、ご挨拶にお伺いさせていただいております。
完成時に施工結果を効果測定するのはもちろんのこと、半年、1年と経過した後の定期点検も実施することで、より万全の対策とするためです。

定期点検に伺った際、「遮音性能も完成時と変わらない、ストレスフリーで気兼ねなく演奏できることができるようになった」と感想をいただけまして、私共一同、感謝の気持ちでいっぱいでございます。

 

まとめ


今回、様々な対策をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
窓、床、壁、防音室、様々な方向から対策ができますが、大切なのは、自身の環境と目的に合致した対策を行うこと。そして練習の目的に合わせて、部屋のコンディションを調整することです。

自分一人で防音対策に取り組み、結果的にうまくいかずに無駄遣いになってしまった、そういった失敗をされる方は、非常に多いです。
どこをどのように防音すればいいのか、どのような対策をすれば求められる防音レベルに達するのか。それを最も費用対効果良く行うにはどうすればよいのか。そういったことは、専門家に相談するのが、一番の近道となります。

声楽の練習をご自宅でされたい方、自宅で思いっきり声楽を楽しまれたい方は、是非一度、ご相談ください。

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