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ブログ | 株式会社クリエート - Part 20|記事一覧

「ご近所のお宅の生活音や話し声が気になる」

「すぐ近くを幹線道路が走っているから夜中もうるさい」

「小さな子どもがいるからマンションの下の部屋に迷惑をかけないか心配」

 

騒音問題は快適な生活環境を守るためには非常に重要な問題です。外からの騒音が気になる・自分たちが騒音の発生源になっていないだろうかと心配したり、気を使ったりしながら暮らすのは、ストレスが大きく快適な暮らしとは言えません。

 

暮らしを快適にする方法のひとつに住まいのリフォームがあります。キッチンやお風呂場をキレイで便利に使いやすくすることで生活の質は格段に向上します。私たちクリエートはこのすまいのリフォームの際、さらにワンランク上の住環境を手に入れるために、防音リフォームの施工をおすすめしています。

 

防音リフォームとなると費用がかさむのでは?とご心配になる方もいらっしゃると思いますが、環境や防音の目的によって費用はさまざま。わざわざ防音のためにリフォームをするよりも、住まいのリフォームを防音対策の絶好のチャンスと考えていただきたく、今回は防音リフォームの相場についてお話ししていきたいと思います。

 

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防音の種類と目的

防音リフォームの見積もりを依頼するならまずは、防音の目的や種類を明確にしておきましょう。

 

①生活音

もっとも多い防音リフォームの種類ではないでしょうか。一戸建て・マンション関わらず、近隣からの騒音が気になるというのが、防音リフォームを検討する大きなきっかけであることが非常に多いです。

 

階下への騒音を防ぎたい・近所からの騒音を防ぎたいなど目的によってさまざまですが、マンションや二世帯住宅では床や天井・壁・一戸建てでは壁や窓などに防音施工を行うことが多いです。

 

②楽器の音

ご自宅でピアノ教室を開いているご家庭や楽器演奏・音楽鑑賞を趣味で楽しんでいるご家庭では、一般の防音よりも高度な防音効果が求められます。

 

ただ音を外に漏らさないだけでなく、演奏や音楽の質が落ちないような音響効果も求められますので、壁や窓・天井・出入口のドアなどに防音室のような施工を行います。

 

③子ども・ペットのいる家庭

育ち盛りの子どもたちや元気なワンちゃん・ネコちゃんのいるご家庭はとてもにぎやか。とても喜ばしいことではありますが、時には騒音と捉えられてしまうことも。

 

子どもの足音やペットが家具の上などから飛び降りる衝撃音・遊ぶ声や泣き声などを防ぐために、床に衝撃を吸収できるような施工をして、衝撃からくる騒音を抑えることが期待されています。

 

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防音施工の場所と相場

①壁の防音

壁への防音は、内側に吸音材を取り付けたり、断熱効果も高い防音パネルを取り付けたりといった施工方法があります。室内の断熱性を高めることで夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるというメリットも。

 

壁の防音リフォームの場合は、一般的なものであれば高くても約70万円ほどで施工が可能です。

 

②床の防音

床の防音施工は20万円~。高くて60万円前後が相場です。

 

防音性・遮音性の高い床材やマットを使用する施工が主ですが、防音カーペットやタイルカーペットを床に敷いたり、子ども部屋など特に防音効果を高めたい部屋の床だけに施工を行うなど、希望する施工次第で費用は抑えられます。

 

カーペットやマットなどで防げるレベルの音であるかは、環境や建物の構造によりますので、見積もりの際によく業者と打ち合わせを行うことをおすすめします。

 

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③窓の防音

窓のリフォームは窓ガラスを防音・遮音効果の高いものに変えたり、内窓を取り付けて二重サッシ(二重窓)にすることによって防音するもので、約15万円前後。

 

空気の出入りを極限まで減らし騒音が室内へ入る・屋外へ出ることを防ぐもので必然的に部屋の気密性も高くなり室内環境も快適に。一年を通して冷暖房費が節約できるといううれしいメリットもあります。

 

④防音室施工

楽器の演奏を楽しまれるご家庭やご自宅でピアノ教室を開いているという場合は、防音室施工をおすすめしています。

 

このような場合の防音は、例えばピアノの練習室の場合と自宅スタジオの場合では施工方法が大きく異なるため、約100万円ほどで施工できる場合もあればそれ以上、数百万円かかる場合もあります。

 

従来のボックスタイプの防音室は狭く部屋の雰囲気も損なうものですが、クリエートでおすすめしている「お部屋まるごと防音室」ではまるで普通の部屋のように、しっかりと防音することが可能です。

 

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まとめ

今回ご紹介した防音リフォームの相場はあくまでも目安です。求める防音効果や防ぎたい音の種類・住まいの環境によって前後しますので、希望や予算を業者にしっかりと伝え、その範囲内でよりよい住まいの音の環境を手に入れましょう。

 

たかが音ですが、されど音。騒音問題は時に深刻な健康被害を及ぼす場合もあります。これからも家族が快適に暮らしていくため・ご近所さんとのよい関係を続け地域が活気づくように、悩みつづけるよりもまずは、防音リフォームについてクリエートへご相談ください!

 

わたしたちの生活環境をまもるための防音リフォームは、専門性も高く防音の目的によって施工内容が異なってきます。

 

いくら防音リフォームとはいっても、100%防音・遮音をすることは正直、不可能です。そんな中で、どれだけ希望の防音環境に近づけるかというのは、業者選びにかかってきます。

 

今回は失敗しない防音リフォームのために、どのように施工業者を選んでいけばいいのかを考えていきましょう。

 

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100%防音ができない理由

まず、どうして100%防音は不可能なの?と疑問をお持ちになられた方もいらっしゃるかもしれません。

 

建築基準法という法律があり、それに準じてみなさんの住まいが作られていることはご存知かと思いますが、その建築基準法では換気設備や空気の循環なども基準も細かく定められています。

 

「音は空気を震わせて伝わる」ということをこれまでもお話ししてきましたが、音を100%カットするということは、この空気の出入りを遮断する、ということになってしまいます。

 

建築基準法上、空気の出入りを遮断するということはありえませんので、100%の防音は不可能である、ということになります。防音とはその名の通り「いかに音を防ぐか」ということをまずは念頭においておきましょう。

 

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施工業者を選ぶポイント

①専門知識がある

冒頭でお話しましたが、防音リフォームには高等な専門知識を要します。テレビ局のスタジオと一般家庭では防音・遮音の種類が異なるように、「どんな音をどのくらいのレベルで防ぎたいのか」によって、施工が異なってきます。

 

「近隣のお宅からの生活音を防ぎたい」「マンションで階下のお宅に音が響かないようにしたい」「自宅のピアノレッスン室を防音室にしたい」など、ご家庭やライフスタイルによって防音の目的はさまざま。

 

防音の目的を伝え、施工の内容についての説明が丁寧であったり、質問や疑問点があれば正確に、迅速に回答できる担当者であれば、防音に対する専門知識を持っていると言えるでしょう。

 

②防音施工の実績がある

一般の住まいの防音では、防音の目的のほかに・ご自宅のある環境・一戸建てや集合住宅などによって施工の種類が変更します。

 

さまざまなシーンでの防音施工を数多く手がけている業者であれば、それだげ防音に対する知識も豊富ですし、細かな要望に応えてくれる可能性も高くなります。

 

また、防音リフォームにおいては防音の目的やどれくらいの防音効果を求めるのかを業者にしっかりと伝えることが大切ですが、防音やリフォームに精通しているとは正直言い難いわたしたちでは、なかなか正確に伝えることが難しい場面もあることでしょう。

 

そんな時、経験豊富な業者であれば、適切な防音施工についてのアドバイスを受けることができるはずです。

 

ご自宅の環境やどんな音を防ぎたいのかを伝えれば、どのような防音施工がもっとも効果的で適しているのかを提案してくれるような、実績豊富な業者を選びましょう。

 

③価格が適切である

当然、防音リフォームにはそれなりの費用が発生します。費用をおさえることが可能であればこれ以上に喜ばしいことはないのですが、防音リフォームにも「相場」というものが存在します。他の業者よりも安い価格を提示されたからと言って飛びつくのは非常に危険です。

 

希望の防音効果には適していなかったり、品質ランクの低い安い素材や建材を使用されたりする場合があります。

 

また悪質な業者であれば、工期を短縮するために必要な施工や手間を省いたり、検査には通ったもののすぐに劣化してしまうようなリフォームを行い、のちのちトラブルに発展したケースも多々あります。

 

費用の問題はとても重要ですが、安さにばかり気を取られるのは禁物。信頼できる業者であればきちんと適正な価格で見積もりを出しますし、費用について疑問に思えば「この希望のためにはこの素材が必要であり、価格を押さえた場合にはこのようになる」と納得のいくまで説明をしてくれるようなであれば、信頼できるでしょう。

 

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信頼できる業者とは

リフォームというのは費用もかかりますし、一生のうちに何度も行うことではありません。またおもうような防音効果が得られなかったからと言って、すぐにやり直しもできません。

 

それだけに、事前の打ち合わせが非常に重要になってきます。

 

綿密に打ち合わせを重ね、全てに納得してから工事にとりかかる必要があります。わたしたちも希望をしっかりと伝え、業者からの見積もりや提案を理解・納得できるまで聞くことも重要ですが、契約を急かしたり質問に対する返答が曖昧な業者は、残念ですが信頼できる業者とは言えません。

 

1日でも早く、1円でも安く、難しい話しはあまり理解できない気持ちもよくわかりますが、これからの生活環境に関わる重要なこと。今後何十年も防音リフォームしたすまいで暮らしていけるようなリフォームのために、しっかりと考えていきましょう。

 

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まとめ

防音リフォームは失敗が許されません。あの時ああしていれば・・・と後悔しても後戻りできないのがリフォームです。

 

将来のことをしっかり考え、生活環境向上のために一緒に前に進んでいけるような業者を選びましょう。

 

快適な生活を不愉快な音によって台無しにされたご経験はありませんか。

 

防音対策が十分に行われていない部屋での生活は、朝早くの車の走行音、夜遅くのお隣のお部屋のテレビの音や話し声などの不愉快な音のせいで安眠できず、日常生活に支障をきたす可能性があります。
もし、現在そのような環境にお住いの方は、不愉快な音に悩まない快適な生活を手に入れるために防音工事がおすすめです。

 

今回は、建物の外からに建物の中に入ってくる音、または建物の中から建物の外に出て行く音を、どの程度遮ることができるかを表す「遮音性能」について、ご説明します。

 

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空気音の遮音性能:D値

音がなる場所から音が聞こえる場所の間に、音を遮るような遮蔽物(外壁・内壁・サッシ・床等)を置くと、音は小さくなります。
このような音の伝達を遮断することを遮音といいます。
住宅においては「外壁」、「内壁」、「床」、「開口部・窓」が遮音の必要な場所となります。

 

そして、上記のような住宅の場所で、騒音を遮断する能力を遮音性能と呼びます。
遮音性能は、空気の遮音を表す数値「D値」で一般的に評価されます。

 

空気音の遮音性能は、音が発生した場所での音の大きさと、音が聞こえる場所での音の大きさの差が、遮蔽物の遮音性能値です。

 

遮蔽物の密度が高く、厚みが厚いほど遮音性能が優れていると言われています。

 

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固体音の遮音性能:L値

床の遮音性能には、重量衝撃音(LH)と軽量衝撃音(LL)の2つの性能があります。
重量衝撃音とは、子供が飛んだり、跳ねたり、走ったりする時に発生する衝撃音のことをいいます。
また、軽量衝撃音とは、床に物が落ちたり、椅子を引きずる時に発生する衝撃音のことをいいます。

 

固体音の遮音性能は、上の階で発生した衝撃音が、下階で聞こえる音の大きさです。
床や下階の天井の使用によって遮音性能が左右されます。

 

このL値は小さけば小さいほど、遮音性能がよいとされています。

 

空気音と固体音について詳しくは、「音が伝わるメカニズム・空気音と個体音」をご参照ください。

 

また、遮音性能の指標としてD値、L値以外に、サッシやドアの遮音性能を示す指標として、T値も存在します。

 

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遮音が必要な場所

遮音性能が必要な場所として、集合住宅の区切る壁や共用部部分である廊下が挙げられます。
基本的に、壁も窓ガラスも厚ければ厚いほど遮音性能は高くなります。
壁の厚さはお隣の音がどれだけ洩れるかの目安になります。

 

また、集合住宅においては、音をどれだけ遮断できるかは、窓が重要となってきます。
遮音性能は厚みや密度で決まるため、どうしても壁と比較して薄い窓は遮音性能が低くなってしまいます。
そのため、サッシの防音性能が住宅の遮音性能の重要となってくることがわかります。

 

サッシの遮音性能に要因するのは、ガラス自体の遮音性能、そしてサッシ枠の遮音性能です。
加えて、隙間から音が漏れることがあるので気密性能も重要です。
順番としては最も面積の大きなガラス自体の遮音性能が最も重要であり、その次に気密性能、サッシ枠の遮音性能との順番となっています。
特に、マンション周辺に交通量の多い幹線道路や騒音を出す工場などがある場合は、窓の作りにどのような工夫がされているのかを調べておくことが必要です。

 

その他、音楽スタジオ、機械室などの防音室の壁にも高い遮音性能が必要とされています。
ただ、音楽スタジオなどの防音室の場合には、音の響きのバランスが重要となります。
音の響きが強すぎると、演奏の妨げにになり、音の響きが極端に少なすぎると、音楽に違和感が生じたりします。
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また、最近ではオフィスの遮音対策として開放的なデザイン性の高いガラスパーティションが多くみうけられます。
ただ、シングルガラス、ダブルガラス、高遮音性能タイプなど確かに種類は数多く存在しますが、製品の遮音性能の表示がメーカによって異なり、遮音性能がわかりづらくなっています。

 

遮音性能は基本的に数値が大きい方が性能は良いことは確かですが、カタログでわずかな性能差が見られたとしても、設置時の、条件によって性能が大きく変化することがあります。
特に個室と廊下の間の遮音性能はガラスパーティション単体性能よりも扉の遮音性能によって決まります。

 

音漏れに対して細部まで思い入れて作られている製品もございますので、カタログの数値にとらわれず、ショールーム等で現物を確認するか専門の方にご相談ください。

 

このように防音対策は、目的に合わせて専門の方と相談しながら検討することをお勧めします。

 

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まとめ
車の走行音や木になる生活音は、音を遮る遮蔽物(外壁・内壁・サッシ・床等)の遮音性能次第で感じ方が大きく変わります。

 

確かに最近の住宅では、騒音、生活音から生じる不快な音の問題が重視されていて、遮音性能の良い壁を使った住宅も多くなっています。
しかし、防音工事を依頼にくるお客様の中には、築何十年も経過している建物で遮音性能の低い壁が使われている案件を多く拝見します。
遮音性能の低い環境では、快適な生活とは程遠いものとなってしまいます。
防音工事でお悩みの方はぜひクリエートにご相談ください。

少子化問題が日々取り沙汰されている現代社会のなかで、子どもたちが元気いっぱいにのびのびと成長している様子というのは非常に喜ばしく、ほほえましいものです。

 

しかし、ときにはその元気さにハラハラしてしまうもの。

 

集合住宅や二世帯住宅にお住まいの場合、子どもたちの足音が階下に響き騒音となっているのではないか・・・そんな心配を抱えるご家庭も多いのではないでしょうか。

 

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子どもの足音

まだ体の小さな子どもの足音なんて大したことないのでは?と思う方もいらっしゃるでしょうが、それは大きな間違い。

 

実は子どもの歩き方・走り方には特徴があるからです。

 

身体的に成熟している大人とは異なり、一般的に子どもはかかとから着地するような「かかと歩き」しかできないと言われています。

 

体重をかかとへ一点集中させるような歩き方なので、体は小さくてもドスンドスン!と、まるでハンマーで床をたたいているかのような重い音を階下に響かせてしまうことになります。

 

大人になるにつれて足の裏全体を使って歩行するようにな人がほとんどですが、まれにこの「かかと歩き」のクセが抜けず、ドスンドスンという足音を立てて歩いてしまう方もいるようです。

 

それに、小さな子どもに「お部屋の中を走り回っちゃだめ!」と注意しても、言う事を必ず聞いてくれるわけではありませんよね。部屋の中でも夜遅くても、走りたかったら元気に跳ね回ってしまうのが子どもというものです。

 

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子育てと騒音

ご家族や親御さんはもちろん、普段小さなお子さんと接する機会の多い方ならお分かりかと思いますが、子どもの行動が騒音の原因となってしまう可能性は他にもあります。

 

・子どもの声(泣き声やはしゃぎ声)
・食事中、食器やスプーンを床に落とす音
・おもちゃを床や壁に投げて遊ぶ音

 

そして、そんな子どもを目の前にした時、私たち大人はどんな行動を取りますか?

「静かにしなさい!」「走っちゃダメって言ってるでしょ!」

ついつい、注意する声が大きくなってしまう事もあります。

 

お子さんのいらっしゃるご家庭ではごくありふれた日常のシーンですが、この一連の流れが二世帯住宅やマンションなどの集合住宅では、騒音問題に発展してしまう事もあります。

 

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騒音問題から子どもたちを「守る」ためには?

子どもに常に部屋のなかで大人しくしていてもらう事も、大声で注意しないようにする事も、気を付けてはいても正直完璧ではありません。

 

のびのびと子どもを育むためにも、床への防音対策をおすすめします。

 

 

床の防音対策

足音や物を落としてしまった音は、その衝撃で床や壁を振動させて発生するため「重量衝撃音」と呼ばれます。階下の天井で防ぐことも可能ですが、やはり上階の床で対策を講じる方が効果的と言えるでしょう。

 

 

アスファルトマット・ゴムマット

床のフローリング材の下などに敷くマットは、非常に多く使用されている床の防音リフォームです。防ぎたい音の種類によってアスファルト系マット・ゴムマットなど素材を使い分けます。

 

特にゴム製のマットは防音性や遮音性だけでなく、使いやすさ・制振性・防振性にもとても優れているのが特徴。

 

足音対策だけでなく、ピアノの下や電化製品の下など部分的に防音・防振性を高めたい時など幅広く使用できます。用途によって厚さや形状にさまざまな種類がありますので、他の防音リフォームのように「どんな音をどのくらいのレベルで防ぎたいのか」を明確にしておきましょう。

 

 

音パッド

音パッドとは下地に使われる構造材で、複雑だったり大掛かりな工事の必要なく比較的簡単に取り付けることが可能です。

 

床の防振のために「根太」のように使用して、浮いているような構造になるように施工する方法で、足音や物音が発生させる振動とそれによる音が階下へ伝わることを大幅に軽減させることが可能になります。

 

 

防音カーペット・防音マット

たとえ分譲のマンションであっても、規約で床のリフォームが禁止されていることがあります。

 

防音用に加工されたカーペットやマットを一枚床に敷くだけでも、階下への音を低減させることができますし、床に敷くだけと非常に手軽で特に防音性を高めたい子ども部屋やリビングに・・・と、希望する箇所へすぐに防音対策が実施できます。

 

床に防音施工をしたあと、防音カーペットなどを使用するとさらに防音効果が高まります。

 

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まとめ

防音リフォームをしたから子どもがどれだけ騒いでも大丈夫!ということではありませんよね。

 

「下のおうちの人がびっくりするから、お部屋では走らないようにしようね」と、他の人を気遣う気持ちや思いやりの心をお子さんに学んでもらうよい機会でもあります。

 

また、階下やお隣の住人の方とコミュニケーションを日ごろからとっておくことも大切です。

 

「上のお宅はまだ小さなお子さんがいらっしゃる」と事情を理解していると、音に対する心情はかなり変わってくると言います。

 

ご近所さんも気持ちよく子どもたちの成長を見守ることができ、地域で子育てをしていくというのは何よりも素晴らしいことです。そんな環境づくりのためにも、ぜひ床の防音リフォームを多くのご家庭にご検討していただきたいと願っています。

 

 

のどかな住宅街、時折風に乗って聞こえてくるピアノの音。

 

ピアノの練習をしているのか。これ、懐かしい曲だな。

あのお宅のお子さん、だんだんピアノが上手になってきたなぁ。

 

暮らしの中に響くピアノの音はふっと心を和ませてくれ、つたないピアノが奏でる音楽はとても微笑ましいものです。心を豊かにしてくれる美しいピアノの音色をいつまでも身近に楽しめるよう、騒音対策は十分に行っていきたいものです。

 

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ピアノと騒音トラブル

残念なことに、「気になるご近所の騒音」の聞き取りを行ったあるアンケートでは、ピアノなどの楽器の音がベスト10にランクインしています。

 

実際にピアノを含む楽器の演奏音はご近所同士の騒音トラブルに発展することも多く、賃貸住宅やマンションでは楽器の演奏を規約で禁止しているところもあります。

 

今から40年近く前にはピアノの音が元になった騒音トラブルが悲しい事件の引き金となったこともあり、世間を騒がせました。

 

人々の心にうるおいをもたらしてくれるはずのピアノも、環境によっては騒音になります。お子さまにピアノを習わせたい・ピアノの演奏を楽しみたい・自宅でピアノ教室を開きたい・・・住宅街ではそれは贅沢な願いなのでしょうか。

 

 

ピアノと防音

一般の住宅とは異なり、学校の音楽室やピアノ教室・音楽スタジオでは思いっきりピアノの演奏を楽しむことができます。室外に漏れる音はごくわずかで、ほとんどの人が気にならないレベルであると言えるでしょう。それはどうしてなのでしょうか。

 

ピアノの演奏を目的としたそれらのスペースは専門的な防音施工が行われており、「防音室」であることがほとんどです。

 

壁や天井・床・入口のドアなど専用の防音効果を持ったものが使用されており、室外に漏れる音はほんのわずかで、かつ室内の反響もピアノ本来の音が耳に入り、演奏の質が劣化することはありません。

 

これだけの設備があれば騒音トラブルを気にすることなく、存分にいつでもピアノの演奏が可能になります。しかし、専用の施設レベルに本格的な防音ルームとなると施工は大掛かりなものになりますし、施工の費用も莫大なものとなるため、一般の家庭でこれほどの防音ルームを備えるのはほぼ不可能です。

 

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家庭用の防音室

これまでも家庭用の防音ルームはあり、ボックスタイプのものが多く部屋に設置するだけなので数時間で簡単に導入できるというメリットがあります。

 

しかしとても狭く、窮屈に感じることやしっかりとした防音効果を求める場合は大手メーカーのもので非常に高価であることなどから、導入をあきらめる方も多くいらっしゃいました。

 

 

まるで普通のお部屋のような防音室を

ボックスタイプ以外にも防音ルームとして施工することももちろん可能でしたが、室内が狭くなったり圧迫感があったり、デザイン性の低さ・反響する音色の劣化や思うような防音効果が得られないなどさまざまなデメリットがありました。

 

普通の部屋と変わらない快適さとデザイン性で、防音効果や反響する音の質の高い防音ルームとなるよう、調査を重ね専門施設の防音ルームと遜色ない家庭用の防音ルームをつくり上げることができるのが、クリエートの「お部屋まるごと防音室」です。

 

大手メーカーよりもコストを大幅に削減し、防音効果もありながら住まいのタイプに合わせたデザインをお選びいただいています。

 

一般的なピアノの練習ルームはもちろんのこと、ピアノ教室として・小さな発表会やミニコンサートができるスペースへ生まれ変わり、住宅街でも心置きなくピアノを楽しむことが可能になりました。

 

施工事例はこちら

 

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防音室成功のカギ

クリエートの「お部屋まるごと防音室」はお客様のオーダーに沿って施工が可能ですが、より満足できる防音室をつくるために、以下のことを明確にしておいていただきたいと思います。

 

・どのようなデザインの防音室にしたいのか

・防音室の目的

・求める防音のレベル

・希望の予算

 

例えば演奏ルームに窓が欲しい場合は、防音効果の高い2重サッシや防音ガラス・遮音カーテンの導入なども必要となりますし、求める防音のレベル「どのくらいの音をどれくらい防音したいのか」によって、使用する内装の素材も異なってきます。

 

特に防音効果・遮音効果は完成してからの修正は極めて困難です。防音室のコンセプトを明確にしてから施工をスタートさせることが成功の大きなカギとなります。

 

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まとめ

防音室を施工してからも、住宅街における「ピアノ演奏のマナー」を守ることもとても大切。住宅街では20時~21時以降は演奏をしないことを意識している方が多いようです。

 

ピアノを始めること・日常的に演奏することをご近所さんへ声をかけておく・どうしても夜遅くに練習しなければならない場合にはサイレンス機能をONにする・ヘッドフォンを付けるなどの配慮を欠かさないようにしましょう。

 

防音環境づくりとすこしの心掛けで、ピアノの音色は何倍も素晴らしいものになることでしょう。