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ブログ | 株式会社クリエート - Part 3|記事一覧

 

先月ご紹介した「遮音等級 D(Dr)値について」に続き、今回は遮音等級 L値についてご紹介します。

マンションの管理規約で”床仕様L45等級以上”というようなことを聞かれたことがあるでしょうか?
マンションなど集合住宅で、階上からの遮音性をしっかり守り、快適な生活が送れるように定められている規定になります。

遮音性能表示には、先月ご紹介したD(Dr)値、今回ご紹介する床指数L(エル)等級、音源の数値としてdb(デシベル)などがあります。
防音対策を考えている方や業者に依頼して防音施工をお願いしたいという方は、こうした性能表示を知り、ぜひ正しい遮音工事を計画していきましょう。

 

遮音等級L値とL等級について

 

L値とは、床衝撃音の防音レベルです。
音の伝わりにくさを表しており、小さいほど(遮音性能が)良いとされています。
L等級は、マンションの上の階で生じた床の衝撃音が、下の階でどのくらい聞こえるのかを表しており、
実際に暮らしている中(生活実感)の表現に関連付けられているので、専門用語がわからない方にもわかりやすいという特徴があります。

・L-40(特級)…椅子の移動や落下音はほとんど聞こえない。人の足跡などはかすかに聞こえる。生活実感やプライバシーについてはかすかに聞こえる。
・L-45(1級)…椅子の移動や落下音は小さく聞こえる:人の足跡などは多少聞こえる。生活実感やプライバシーについては、大きな音やスプーンの落下音などが聞こえる。
・L-50(2級)…椅子の移動や落下音は聞こえる。人の足跡などは聞こえる。生活実感やプライバシーについては、生活状況がわかる程度。
・L-60以下…3級、級外仕様となり遮音性能は期待できない。

L等級は
 

L値についての注意点

 

L値は、日本工業規格であるJISに基づく方法で、実験室で測定したデータから実際の現場での遮音性能を推定したものになります。

現場の状態としては、標準的な施工が行われた梁区画面積10~15㎡のRC版(コンクリート版厚み150㎜)を想定しています。
したがって、長大スパンの床版や貫通部を持つ床版あるいは柱、梁、壁などを通じて伝播する音の大きな建物など、条件によりばらつきが大きくなる可能性があります。

このように、L値やL等級はあくまでも推定値であることを理解しておきましょう。

 

まとめ

 

今回は、遮音等級であるL値について詳しくご紹介しました。
L値は、騒音問題などでしばしば取り上げられる数値なので、マンション購入を検討している方や防音施工を考えている方などは、どのくらいの等級でどのレベルの遮音性能があるのかを簡単にでも把握しておくと良いでしょう。

防音のプロである業者に相談すれば、最も費用対効果の良い形で、高い防音効果を得ることができるでしょう。
些細なことでも専門家に相談し、必要な遮音性能を決定していきましょう。

株式会社クリエートでは、皆様の防音・遮音、リフォーム・リノベーションに関するお悩みを解決いたします。
お住まいにお悩みがある方は、ぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。

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好みの音楽や映画を楽しんで、日々の趣味にしているという方は近年増え続けています。
これは、コロナ禍でのステイホームの影響を受けている可能性もあります。

 

自宅で音楽や映画を思う存分楽しみたいなら、オーディオルームがおすすめです。
オーディオルームがあれば、自宅で好きな時間に音楽や映画を楽しむことができます。
しかし、高額で高性能なスピーカーを用意しても、室内の音響環境によっては、その性能を十分に発揮できない場合もあるのです。
また、周りに音が筒抜けて、近所の方や他の部屋にいる家族に迷惑が掛かってしまうこともあります。

そこで今回は、オーディオルームのための防音施工についてご紹介いたします。

 

防音施工について

 

防音とは、屋内や室内からの音が外部へ漏れるのを防いだり、反対に外部からの騒音などが入ってくるのを防ぐことを指します。
音の大きさを抑えることや、音の残響を減らすことなどをまとめて現したのが、防音と呼ばれます。
防音の中には、遮音や吸音も含まれることを頭に入れておきましょう。

 

正しい吸音対策を行うことで起こる効果

 

オーディオルームに正しい吸音・防音対策を行うことにより、以下のような効果が感じられるでしょう。

 
・不要な反射音を軽減し、少し音量を下げても問題なく楽しめる
・スピーカーなど機器本来の特性を十分に発揮できる音響環境になる
・適切な反射音により音源の明瞭化ができるオーディオルームになる
・耳へのダメージが気になる音のこもりなどがなくなる
・周りへの音漏れが気にならないので、思う存分趣味を楽しめる
 

ホームシアターなどでは、低音の臨場感を出すためにウーファー(スピーカーの1種)から大きなパワーの低音が出るようになっています。
音響対策を施している空間なら快適ですが、施していない空間では、低音の抜けが悪く、不要な低音が嫌に響いて耳につくケースもあり、濁った音質になる可能性もあるのです。

 

また、音を遮るだけではなく、吸音のバランスもしっかり加味し、残響音をうまく調節しなければなりません。
このように、オーディオルームはただ音漏れを配慮するだけでは意味がないのです。

 

おすすめの防音施工

 

機器の配置計画

 

オーディオルームの防音対策で最も注意したいのは、機器の配置計画です。
防音性能をただ高めるだけならある程度向上はできますが、吸音であったり、残響音を出したりするためには、機器の配置を計算し、室内全体を演出しなくてはなりません。

 

特に、窓など音の逃げる部分は避けて、入口のドアのみ施工を行う方が完成度は高くなっていきます。

 

部屋の大きさや視聴方法、機材の大きさ・量などで配置計画は変化します。
また、生活や家庭環境によっても設計は異なるので、経験や知識が豊富なプロの施工会社からのアドバイスを受けると良いでしょう。

 

防音効果のある建材を使う

 

オーディオルームは、防音効果のある建材で部屋全体を囲うようなイメージでつくると良いでしょう。
壁は中に吸音シートや遮音シートを入れ、床は防音性のある床に張り替えたり、床の下に防音材を敷いたりします。
また、窓は防音ガラスに交換したり、二重窓を取り付けたりすることで、外部への音をシャットアウトしてくれます。

 

ドアからの音漏れを予防するには、隙間を密閉する防音ドアも効果的です。

 

まとめ

 

オーディオルームを防音施工する際は、その使用目的をはっきり決めておくことが大切です。
それは、使用目的によって防音性能が大きく違ってくるためです。
あらかじめ使用目的を明確にしておき、それに合った防音施工を行うと失敗も防げるでしょう。

 

オーディオルームを防音施工するには、いろいろな専門知識が必要になります。
オーディオルームは、使用する機器や音の種類、住宅の状況などによって、リフォームに必要な工事の内容が変化します。

 

そのため、防音施工を依頼するには、防音施工に特化した専門業者や業者に相談しましょう。
豊富な施工や多数の実績によって、最高の防音施工を提供いたします。

 

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防音室へのリフォームを考えるにあたって色々調べたけれど、専門的な用語が出てきて、ピンとこない……。そういった経験はないでしょうか?
防音対策をしっかりしようとすればするほど、こういった用語や数字は避けては通れないこともあり、その性能を測る単位について、知っておいて損になることはないでしょう。

今回はそんな用語の中から、遮音性能を示す用語、D(Dr)値についてお話します。
防音対策をしたいと検討されていらっしゃる方、業者に頼んで防音対策したいけれど用語が良くわからないという方は、ぜひご覧になってくださいね。

 

D(Dr)値とは?

 



D(Dr)値とは、壁や建物の遮音性能を表す指標です。
遮音性能とは文字通り、音を遮る性能のこと。隣り合う部屋同士の、遮音性能を評価する際に使われる指標で、部屋の内部で聞こえた音をどのくらい遮ることができるのか、表したのが、このD(Dr)値になります。

表記の際は、「Dr-40」など、「Dr-○○」と表記され、その遮音性能がどのくらいか、等級で確認することができます。
D(Dr)と二種類表記していますが、これは、その由来によって二種類の呼び方が違うだけで、D値とDr値は、同じものと考えてOKです。

 

D(Dr)値を知るには、まずデシベルから


ではDr値が、どれくらいの数値でどの程度の遮音効果が得られるのかという話なのですが、それには、音の単位であるデシベル(db)について、知る必要があります。

デシベルとは音の大きさを表す単位です。
楽器であれば、バイオリンが85db、クラリネットが90db、ピアノが95db、トランペットが100dbというのが、標準的な音量になります。
生活音ですと、テレビ・ラジオの音が60db、大音量で流すと70db程度というのが、おおよその目安です。

 

壁に入っていく音 -(引く) 壁を通り抜けた音


ある音が発生し、それが壁を通り抜けようとします。そこで壁そのものや遮音材の働きによって、その何割かがカットされ、残った音が部屋の外に漏れだします。
部屋の中で発生した音が、壁やその中の遮音材によって弱められ、最終的に外に出ていくわけです。
その際に、どのくらい音を弱める力があるのか、それを測定し、指標としたものが、D(Dr)値なわけですね。

 

実際の遮音性能の目安


それでは実際に、どのくらいのD(Dr)値でどの程度の遮音効果が得られるのか、一例をご紹介します。

D(Dr)値の目安
● D(Dr)-65……ピアノなど楽器の大きな音は聞こえず、会話やTVの音も聞こえない。
● D(Dr)-55……ピアノなど楽器の大きな音がかすかに聞こえる。TVや会話の音は聞こえない。
● D(Dr)-45……ピアノなど楽器の音はかなり大きく漏れる。TVや会話の音は、かすかに聞こえる。
● D(Dr)-35……TVや会話の音もかなり聞こえる
● D(Dr)-25……TVや会話の内容がハッキリと聞こえる

上位の等級ほど、防音性能は高くなります。
弊社で防音室を作る場合は、元々の建物が持っている遮音性能と防音室を合わせて、D(Dr)-65を目指して施工します。

 

注意点:低音を対策するには高い性能が必要


どの程度のD(Dr)値が必要かの目安は上記のとおりですが、音の発生源と、音の高さについて考慮することを、忘れてはいけません。

音の大きさを表すデシベル(db)と同じくらいメジャーな単位として、音の高さを表すヘルツ(Hz)があります。ピアノでイメージしてもらうと、一番低い音は27Hz、一番高い音は4200Hzあります。
防音は基本的に、低音であるほど難しくなるという原則があります。そのため、ドラムなどの低音を発する楽器を設置する場合には、よりD(Dr)値を高く設定する必要があります。

 

求める防音に必要なDr値を決めるのが重要


D(Dr)値は、遮音性能を表す指標で、高ければ高いほど遮音性能が良く、防音性能に直結する、といったことが、わかっていただけたかと思います。

同じ防音室を作るにせよ、ベースとなる住宅の防音性能は、壁や天井の造り、ドアや窓の種類などが各々で異なるため、最適解をケースバイケースで出していく必要があります。

専門家に相談すれば、最も費用対効果の良い形で、最も高い防音効果を得ることができます。しっかりと専門家に相談し、必要なD(Dr)値を決定してくださいね。

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「自宅で声楽の練習をしたいけれど、防音対策が……」
こんな風に思っている人は、多いのではないでしょうか?

エレキギターやキーボードといった電子楽器と異なり、声楽はヘッドフォンをつければ防音対策OKとはいきません。かといって練習のたびにスタジオを借りていては、気軽に練習を楽しむこともできなくなってしまいます。

今回はそんな方に向け、自宅で声楽を練習したい場合にできる、防音対策をご紹介します。

 

防音・遮音カーテンで窓から対策


外部に音が漏れる場合、その大部分を占めるのが窓からの音漏れです。

これにはまず遮音カーテン・防音カーテンの導入が対策になります。
レールの上から床までをカバーする長めの造りになっており、一般的なカーテンよりも重く厚く、音を吸収する素材が使われているため、窓からの音漏れを軽減することが可能です。レースカーテンにも防音タイプがあるため、両方のカーテンを防音仕様にすることによって、より効果を得ることができます。

ですがカーテンという性質上、どうしても隙間ができてしまうことや、窓以外から漏れた音に対しては効果的な対策にならないこともあります。

 

防音・遮音マットで床からの対策


音とは空気の振動であり、振動を対策することは、そのまま音を対策することにつながります。

そのため、床に吸音性の高い素材の防音マットを敷いたり、壁に吸音パネルを張りつけることで、対策することが可能です。
基本的に防音対策には厚いものの方が効果が高いため、選ぶのなら厚めのものを、またゴムマットなどの遮音材を併用することで、さらに効果がアップします。

ですが、入手や設置は簡単でも、どの程度の厚み・素材のものが良いかの判断は難しい部分になってきます。ここは専門業者に相談することも一つの方法でしょう。

 

吸音材・遮音材によって、壁からの対策


壁から漏れ出る音は、吸音材・遮音材を張り付けることによって対策できます。
遮音材によって音を閉じ込め、吸音材によって、部屋の中に残った音を吸収することで、防音を行います。

この際に注意することは、最適な吸音材を選ぶことです。遮音材で音が漏れるのを防ぐことはできても、部屋の中で残響(残った音が響くこと)するため、エコーがかかったように響いてしまいます。音の聞こえ方が、変質してしまうわけですね。
そこで、吸音材を使うことで、反響の具合を調節し、ベストな状態に整えます。皆さんは、音楽室の穴の開いた壁を覚えているでしょうか?あれが吸音材で、パネル式で簡単に取り付けられる物も販売されています。

遮音と反響のコンディションを調整するのは大変難しいため、対策の際は、一度、専門業者に相談してみましょう。

 

防音室を設置して丸ごと対策する


非常に効果的な対策となるのが、防音室を設置すること。防音室は高い気密性・防音性を誇り、ここから音が漏れ出る心配は、殆ど無いと思っていいでしょう。

相応の費用はかかりますが、その防音性能は絶大なものがあります。
予算面での折り合いがつくのでしたら、非常に頼もしい防音対策となります。

 

防音仕様の部屋にリフォームする


こちらも、防音室と同様に、一定の予算が必要になる分、その効果は抜群の対策です。部屋を丸ごと防音仕様にリフォームしてしまうことにより、部屋の使用感はそのままに、好きなだけ音を出せる環境をつくり上げます。

また、防音室に使用するセルロースファイバー(遮音材)は、防音・断熱性能だけでなく、調湿・防腐剤・調温性にも優れています。そのため、エアコンの効率向上や快眠効果など、単なる防音にとどまらない効果を得ることも可能です。実際に弊社も、そういったお声を数々いただいております。

専門業者が部屋の状態や環境、必要な防音性能から最適な予算を出すため、場合によっては防音室の設置やレンタルよりも効果がでるだけでなく、適正な価格になるケースもあります。

 

クリエートのアフターサービスについて


クリエートでは、創業以来毎月、月末に定期点検のアフターサービスを実施しております。

弊社では、お引き渡し後、6ヶ月、12ヶ月後に定期点検として、ご挨拶にお伺いさせていただいております。
完成時に施工結果を効果測定するのはもちろんのこと、半年、1年と経過した後の定期点検も実施することで、より万全の対策とするためです。

定期点検に伺った際、「遮音性能も完成時と変わらない、ストレスフリーで気兼ねなく演奏できることができるようになった」と感想をいただけまして、私共一同、感謝の気持ちでいっぱいでございます。

 

まとめ


今回、様々な対策をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
窓、床、壁、防音室、様々な方向から対策ができますが、大切なのは、自身の環境と目的に合致した対策を行うこと。そして練習の目的に合わせて、部屋のコンディションを調整することです。

自分一人で防音対策に取り組み、結果的にうまくいかずに無駄遣いになってしまった、そういった失敗をされる方は、非常に多いです。
どこをどのように防音すればいいのか、どのような対策をすれば求められる防音レベルに達するのか。それを最も費用対効果良く行うにはどうすればよいのか。そういったことは、専門家に相談するのが、一番の近道となります。

声楽の練習をご自宅でされたい方、自宅で思いっきり声楽を楽しまれたい方は、是非一度、ご相談ください。

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訪問した際、会議室から声が聞こえてきたことはないでしょうか?
それも、内容まではっきりと聞こえてきて、「これって、自分が聞いてしまっても大丈夫な話なんだろうか……?」と、そわそわしたことなどはないでしょうか?
もし自社に訪問した方が、同じように感じられていたら、それは大問題です。「情報漏洩のリスクをそのままに放置している会社」と思われてしまいますし、「これから話す内容も、筒抜けになってしまっているのだろうな」と懸念を抱かれては、まとまる商談もまとまらないかもしれません。

WEB会議の頻度がどんどん上がってきている昨今において、その内容が筒抜けになってしまっていると思われては、信頼性を失うことに繋がりかねません。
会社の信頼性を確保するためにも、また、会議や作業に集中するためにも、会議室の防音、情報漏洩への対策には注力すべきです。
今回は、会議室の音漏れの原因となる箇所をピックアップし、音漏れしない会議室を作る上でのポイントをご紹介します。

 

会議室の音漏れの原因


 

 
会議室の音漏れの原因となる個所は、大きく分けて二つあります。

 

扉や窓、パーテーションの隙間

取り外しのできるパーテーションや扉といった可動部分は、その構造上、可動するための隙間が発生します。ここから音が出入りすることが、音漏れの大きな原因の一つです。
音は空気の振動が伝わることによって広がるので、すき間があればあっただけ、中の音は伝わりやすくなります。窓を開けた部屋と窓を閉めた部屋では、後者の方が音が漏れづらいですよね。これと同じです。
防音においてはまず、こういった隙間を埋め、気密性を確保することが重要になってきます。

 

壁や床そのもの

音は空気の振動ですが、物体を介しても伝わります。壁や天井を通じて伝わってくる音が、この代表例です。
締め切った会議室でも音漏れが起こるのなら、隙間を伝って伝わる音とは別に、この、物体を介して伝わる音の対策も必要になってきます。
厚い素材ほどこういった音に強いため音漏れしづらく、薄い素材ほど簡単に音が漏れてしまう傾向にあります。
空気の隙間から伝う音にプラスして、使われている建材を伝う音を対策すること。これが、会議室の防音において大切なことになります。

 

実際の対策


ここからは、具体的な対策をご紹介していきます。
 

パーテーションの隙間を埋める・サウンドマスキング

先もご紹介したように、気密性の確保は防音において非常に大きな役割を果たします。もしパーテーションの欄間が空いている状態でしたら、まずはそこを閉じるところからスタートしましょう。
サウンドマスキングとは、スピーカーから背景音を流すことで、聞こえてほしくない会話などの音を上書きすることです。防音とは少し違うアプローチとなりますが、情報漏洩に対する一つの対策となります。

 

壁に吸音パネルを設置する

吸音パネルは、音を吸収する機能を持ったパネルのこと。音を吸収することによって、外部に漏れる音を軽減する働きがあります。
音そのものを遮断する効果はありませんが、室内での反響を減衰させることによって、間接的に防音効果を得ることができます。
入手や設置は容易ですが、どの位置にパネルを設置するべきか、どの程度使うべきかなどは、ケースバイケースで判断していく必要があります。そのため、目的と用途に合わせて使いこなすことが求められる点には、注意が必要です。
 

床に吸音材を使用する

吸音性の高い素材、例えばグラスウールやロックウールといった素材を使用することによって、高い防音性を得ることができます。
他にも、床にはフローリングと比べて吸音性の高いタイルカーペットを使うなどの対策もあります。
また、2階以上に会議室がある場合、床下地に遮音緩衝材や、防音素材敷き詰めることで階下に対しての対策になります。
 

壁にツインガラスを使用する

最近では、壁一面にガラスを使用して、開放感のあるオフィスをお作りになる企業様も多くいらっしゃいます。
そういった場合、ただの一枚ガラスではなく、ツインガラスを使用することをおすすめします。ただの二重ガラスではなく特殊なコーティングが施された専用のガラスとなっており、高い遮音効果だけでなく、断熱効果も期待できます。
解放感と清潔感を兼ね備えた内観と、利便性を両立したいのでしたら、ツインガラスの使用をおすすめします。
社員や取引先に与える印象がガラリと変わり、現代的なイメージとなりますから、そういった点でも好印象を与えられます。オフィスのリフォームの際は、雰囲気を一新する意味も込めて、是非とも検討していただきたい対策の一つです。

 

より良いオフィス環境を


会議室の防音について、様々な対策をご紹介しました。
真摯に営業しているのに、ふとした音漏れによって、会社の信頼性を損なってしまう。こんなことを避けるためにも、会議室の防音対策は重要です。
また、防音に伴うリフォームで取引先への印象を良くしたり、社員のモチベーションを向上させたりと、単なる防音対策以上の効果が発揮できるものも、多くあります。

市販のものをご自身で設置して対策することも可能ですが、やはり会社の中核となる部分、性能や見栄えには、こだわりたいところですね。
そういった際はぜひ、プロの力を借りることを、ご検討ください。豊富なノウハウと多数の実績により、最高の防音性能をご提供いたします。

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