現場の裏側ブログ
現場の裏側ブログ
住まいのメンテナンスは、
知らないで放置しておくと修理の際に余分にお金がかかることもあり、
定期的にメンテナンス、点検を踏まえてお住まいの管理計画を行うことが重要です。
建物は、構造や工法も違い、立地条件においても、
日当たりや風あたりの違いによって傷みも異なってきます。
目安として10年ごとに点検をすると良いことは皆さんご存じですが、
その点検とはどうすればよいのか、何かをしなくてはならないと誤解されています。
お住まいを取得された時には、夢を叶えた喜びに溢れ、大事にされてきたと思います。
10年、15年と経ち至る所に傷みが出てきても、
別に生活に支障は無いからと目をつぶっていることはないでしょうか。
(何か問題が起きてからでは費用が5割増しになる可能性も)
しかし、お住まいは資産です。
その時のライフスタイルに順応した改装も踏まえたメンテナンスを行うと、
さらに資産価値は上昇していきます。
日本の建築技術では、100年以上活用できる優れた工法が多いことも現実です。
では、どのようにしたら費用を抑えたメンテナンスが可能なのかをお話します。
まず新築時に使われた仕様材について、
メンテナンスの時期、方法などをしっかり聞いておくことが大事です。
間取り等も、改装する可能性がある場所などを踏まえた上で、
壁を抜くことや、増床は可能かなどを聞き、メンテナンス計画表などを作っておくと便利です。
私たちがお勧めするのは、メンテナンス調査を行うことです。
屋根・防水・雨どい・外壁回り等の外回りから、
室内の水回り(住設機器)・給排水設備・電気設備・内装材の劣化、
異常による問題はおきていないか?など専門家に調査依頼をすることです。
そこで提出された報告書をもとに、改装計画を立てることが大事なのです。
また、ライフスタイルは10年ごとに変わっていくと言われています。
お子さんが巣立つと使わない部屋も出てきます。
そこに今住む人たちが快適に暮らせるように間取り変更したり、
高騰を続ける電気代などのライフプランにも優しい節約型改装プランもあります。
それらも踏まえてお住まいのメンテナンス計画を立てることが重要です。
空き家、空きビルと聞くと、老朽化して活用できないのでは…と思われるかもしれません。
ですが、実際には立地条件が良くて、人の流れ、買い物の利便性などからも、
活用するメリットは高く、構造的にも上手に活用できるのが、日本の建築技術の凄さです。
構造的に補強することも含め、理想とする再生プランに対応可能なケースも多くあります。
住宅をお洒落な店舗にしたり、
公共の大きな建物、倉庫などであっても上手く企画設計したりすれば、
テナントが入るテラスタウンなどに生まれ変わります。
最近の店舗設計でも、固定概念から脱却した
革新的なデザインがよく使われています。
今月、東大曽根にテイクアウトをメインとするイートインも可能なカフェをリノベーションしました。
空家となってしまっていた
築年数40年余りの開口が狭く、奥行きの長い2階建て住居が、
古民家風をイメージしたカフェへと生まれ変わりました。
大曽根駅からバンテリンドームへ歩いて移動する通りに面しており、
多い時には1万人を超える歩行者が通ります。
空き家となってしまっていた活用しにくそうな物件であっても、
既成概念に縛られることなく、
その家が元来もつ家の構造や立地条件の強みを十分に引き出せば、
元々ある資源を有効活用した成功といえる再生リノベーションとなり得ます。
マンションなどにおいも、古い中古マンションという固定観念から少し視点を変えて、
駅が近い、買い物の利便性が良いなど
周りの住環境を調べると新しいマンションでは手に入らない
好立地ならではのメリットがあるかもしれません。
専有部分は自由にリノベーション可能ですから、
構造的要件(耐震性など)がクリアできれば、
自分の好みの資産価値の高いオンリーマンションが創造できます。
株式会社クリエートは、お客様とのコミュニケーションを大切にし、
お客様に合った最適なご提案をさせていただきます。
リノベーションをお考えの方は、是非一度ご相談ください。
一般的にリフォームといえば、外壁塗装、トイレ交換、クロス張替えなどがありますが、
それぞれリフォームに適したタイミングがあります。適切なタイミングでリフォームを行わないと、
生活に支障が出たり、費用が多くかかってしまうことにもなります。
快適に過ごすため、家を長持ちさせるためにもリフォームのタイミングは大事になります。
ここでは、リフォームの適切なタイミングはいつなのか、紹介していきます。
屋根は仕様によって異なりますが、
瓦の場合25年~35年は大丈夫ですが、
セメント系は10年~15年でメンテナンスが必要です。
また屋根工事では足場が必要となります。
一般的なお住まいの外部足場となれば、20万円~25万円要しますので、
外壁塗装となるべく一緒に施工することをおすすめします。
その場合、バルコニーの防水やサイディングの目地コーキング、サッシ周りのコーキングや雨どいなどの状態も、しっかり調査しておくことが大切です。
室内では、
給湯器、食洗機、換気扇、トイレ機能部分、エアコンなど住設機器があります。
これらは10年~15年の寿命と捉えてください。
エラー表示が出て、急に使えなくなることもあり、
修理や交換までの間、生活に支障をきたすことも多々あります。
クロスの張り替えは、
荷物の移動などが必要になり、中々できないものです。
できれば、その他のメンテナンス時期と同時に計画することがベストなタイミングといえます。
お住まいのリフォームのタイミング、メンテナンスや費用などを計画した
50年管理計画をたてることをおすすめいたします。
今回は、店舗リノベーションをご紹介いたします。
築年数40年余り、細長い2階建ての空き家の店舗改装工事です。
場所は、バンテリンドームへ行き来する人たちが多い大曽根駅近郊で、
テイクアウトをメインとした、イートインも可能なカフェです。
室内は、スケルトン状態から、屋根下地はそのままにして、吹き抜けを通して開放感が生まれました。
1階のカウンターの腰壁は、ブロック積で、天板仕上はステンレス張りです。
2階は床を市松模様張りにして、塗装仕上げにしました。
外壁周りは、断熱材を充填してボードを張り、薄いグレーの塗装で仕上げました。
テラス部分は、一部をスロープアプローチにしてタイル張り仕様です。
築40年余りの空き家が、美しいモダンな店舗へ生まれ変わりました。
これから家具などが入り、完成オープンが楽しみです♪
またオープンの様子は、施工事例で紹介させていただきます。
防音工事を施工されている多くの企業で使われている遮音材は、いわゆる「断熱材」が主流です。
その「断熱材」の種類には、
<グラスウール>、<羊毛ウール>、<ウレタンフォーム>、<発砲ウレタン>、<セルロースファイバー>などがあります。
「断熱材」の中でも、素材の特徴から唯一、防音効果があるのがセルロースファイバーといえます。
今回は、セルロースファイバーの素材のヒミツ、施工のヒミツについてご紹介します。
セルロースファイバーは、新聞紙を主原料としている天然の木質繊維で、
さまざまな太さの繊維が絡み合い、たくさんの空気泡ができます。
この穴にぶつかるたびに音が小さくなります。
さらに繊維で音の振動を吸収するため外部に音が漏れません。
*ふとんの中で、大声を出しても聞こえづらいのと同じです。
一般的に使われるグラスウールや羊毛ウールは、
袋状に入った成型物をタッカー等で留めていきますが、配管・配線などもあり、
隙間なく充填することは難しい施工です。
これに対して、セルロースファイバーの場合は、
まず「床」「壁」「天井」の6面体に遮音壁スペースを造り
セルロースファイバーを専用の機械で吹き込むことで、
隙間、偏りなく隅々まで充填することができます。
併せて、遮音マット・遮音壁マット・遮音パネルなどを使い遮音効果を高めていきます。
さらに天井には、吸音性能の高い音響用天井材を張り、
反響音の緩和に配慮した設計・施工を行っていきます。
今回は、「断熱材」の中でも、唯一防音効果のあるセルロースファイバーについてご紹介しました。
遮音や遮音断熱などのリフォーム・リノベーションをお考えの皆様の参考になりましたら幸いです。
お部屋ごとの現場状況によって、施工方法も異なります。
株式会社クリエートでは、個々のお客様に合った最適なご提案をさせていただきます。
防音室リフォームをお考えの方は、是非一度ご相談ください。