現場の裏側ブログ
現場の裏側ブログ
マンションなど集合住宅にお住まいの方は、隣や下の階の部屋の音が気になることがありますよね。
反対に、「自分たちの音が周りに響いていたらどうしよう」と気になることもあるでしょう。
集合住宅の騒音トラブルは意外と多く、テレビや新聞のニュースにもなっています。
そこでこの記事では、集合住宅の防音リフォームについてご紹介します。
騒音が気になるという方は、ぜひ参考にしてくださいね。
集合住宅でこんな方は要注意!
集合住宅にお住まいで、以下のような方は注意が必要です。
・部屋で楽器を弾きたい
・大音量で映画観賞、スポーツ観戦などがしたい
・お子様の夜泣きや走り回る足音などが近所迷惑になっていないかと気になる
・夜中に洗濯機をまわしたい(時間帯の問題)
戸建てとは違い、集合住宅は壁のみで隔てられているため、マンションでは戸建てよりも騒音問題がシビアです。
常に生活騒音に気をつけ、お隣さんを気にする生活が必要ですよね。
「マンションの中古物件では自分の希望が叶わないのではないか?」とすぐに諦めずに、
リフォーム・リノベーションで自由に楽しめる空間を目指してみてはいかがでしょうか?
集合住宅での防音工事の特徴
基本的にマンション・戸建てでの施工方法は同じです。
防音工事は、基本的に50db以上の減音を求めて施工します。この効果を得るためには、床・壁・天井の6面体に対しての遮音工事を行います。
同時に遮音が強すぎると音の反響が出ますので、吸音面も考えて設計しなければいけません。
防音工事を行うには、室内の広さが4.5帖ほどあれば対応できます。
防音工事にもグレードがありますが、スタンダード使用でおおよそ150万円〜が一般的です。※戸建て、マンションなどの施工条件により変動します。
次に、防音リフォームには、床や床材張り替え、防音マットを敷く、壁、換気口、窓、ガラス、部屋を防音室に変えるなどさまざまな種類がありますが、それぞれどの程度dbを削減できるかみてみましょう。
●インナーサッシ(二重窓)
窓の防音効果を高めるには、防音効果のある窓ガラスを使ったり、インナーサッシ(二重窓)にする方法があります。
防音効果のある窓ガラスには、二種類の異なる厚さのガラスを組み合わせたもの(複層ガラス)や、二枚のガラスの間に特殊シートを挟んだものなどがあります。
用途に合った窓ガラスを選びましょう。
インナーサッシの種類と削減db
・シングルガラスの場合 約25db削減 ※外窓と合わせて
・PGガラス(複層ガラス)の場合 35〜40db削減 ※外窓と合わせて
・Low-Eガラスの場合(複層ガラスを金属膜でコーティングしたもの)の場合 40から45db削減 ※外窓と合わせて
インナーサッシ(二重窓)は、今ある窓にさらにもう一枚窓を取り付けるリフォームで、外窓とインナーサッシ(二重窓)の空間が重要です。
二重窓にすると窓と窓の間に空気が入り、そこに音が吸収されるので、高い防音効果を発揮します。
●防音ドア
出入り口のドアも大きい音漏れの要因の一つです。
防音ドアは数値にバラつきはありますが、各メーカー規格品で32〜42dbほどの削減が期待できます。
●床の防音リフォーム
マンションや団地などの集合住宅の場合、下の階へと響く音が気になるという方も多いでしょう。
床の防音効果を高めるには、吸音素材や防音性が高いマットを敷く方法と、二重床工法などがあります。
マットを敷く方法は、防音性の高いマットの上にフローリングシートを貼り付けたものが一般的です。
基礎の傾きなどがなければフローリングを剥がす費用はかかりません。
一方、二重床工法はコンクリートスラブに金属製の支えを立てて、その上に床を設置する方法です。
コンクリートスラブへの振動が伝わりにくくなることで、防音性が高くなります。既存のフローリングなどを除去する必要があるため、諸経費が他の防音リフォームと比べて高くなる傾向がありますが、高い防音性が期待できます。
いずれの方法も家具を移動するなどの労力は必要ですので、後悔のないようしっかり検討してから施工方法を選ぶことをおすすめします。
住んでいるマンションの規約や構造などにより施工可能な防音施工が異なるので、まずはリフォーム会社に相談してみましょう。
●防音室リフォーム
部屋の中に防音室をつくるというリフォームもあります。
ピアノや管楽器など楽器を周りを気にせず演奏したいという方に最適なリフォームです。
一般的によく知られているボックスタイプの防音室を取り入れる方法もありますが、それではスペースがかなり小さくなって部屋全体を窮屈に感じてしまう可能性もあります。
当社サービスの「お部屋まるごと防音室」のように、広さや内装を損なうことなく防音室にする施工も可能です。
防音室は他の施工に比べて、高い工事費となります。
目先の安さや工事の手軽さに囚われず、ご自身のライフスタイルにあった防音室をしっかり検討することをおすすめします。
集合住宅での防音リフォームは、以下の点に注意しましょう。
1 リフォーム可能か、管理規約でよく確認を
2 楽器の音や種類によっては十分な効果が得られない可能性もあるので、目的をはっきりさせて、目的に合うリフォームを選ぶ
3 業者選びにはこだわりを!!
マンションの場合、専有部分と共有部分があるので、どのエリアまでリフォーム工事をして良いのかを管理会社に確認する必要があります。リフォーム会社との打ち合わせの際にも、あらかじめ管理規約を提出することをおすすめします。
また、リフォーム会社はたくさんあるので、リフォーム後の生活まで考えてアドバイスしてくれる会社を選ぶことが大切です。
リフォーム工事後に快適に暮らせるように、アフターケアサービスが充実しているか?なども検討のポイントとなります。
設備にトラブルが発生した時にすぐに駆け付けてくれたり、住宅設備の延長保証をしたりしてくれるかどうかを確認しておきましょう。
集合住宅の問題点
基本的にマンション・戸建て手の施工方法は同じとお話ししましたが、実際のところ集合住宅での防音工事はさまざまな制限もあり難しい側面もあります。
集合住宅での防音工事は、そうした制限を含めて検討するがありますので、ここではあえて実際に起こりうる問題点をご紹介します。
床の遮音
マンションによってはスラブコンクリートに直張りされた床仕様もあり、遮音施工する場合に段差が生じてしまうことがあります。
壁の遮音
もともとの壁の厚みに加え、遮音性能の高い遮音材の厚みが必要となりますので、確保したい居住空間スペースとバランスをとる必要があります。
天井の遮音
マンションによってはコンクリート直に天井仕上げされている場合があり、遮音施工を行うことで天井高が低くなってしまうことがあります。
先にご紹介した通り、特に制限が多いマンションなどの集合住宅にこそ、ノウハウを熟知したプロに依頼することが成功の近道です。
加えて集合住宅では、工事資材の搬入やお隣への挨拶など、戸建より気を配る場面がたくさん発生します。
相談から施工完成まで丁寧に対応してくれる業者を選ばないと、ご近所トラブルに発生する可能性もあります。
そのため業者選びは値段だけで簡単に決めず、丁寧に行うことをおすすめします。
せっかくリフォーム・リノベーションをするなら、住みやすい快適な生活を送れるような工事をお願いしたいですよね。
リフォーム・リノベーションをしたのに、「ここをもっとこうすれば良かった」と後悔する声も少なくありません。
そこでこの記事では、住みやすい快適な生活を送れるようなリフォーム工事についてご紹介します。
今考える・これからの住みやすい住まいとは?
コロナ禍を受けた「住みやすい我が家」とは?
コロナの拡大前後での住宅に求める条件の変化として、1 位「仕事専用スペースがほしくなった」が28%で、2 位「通信環境」、3 位「換気性能」4 位「日当たり」5 位「省エネ性能」と住まいの快適性、性能を求める項目が上位になっています。(参照:リクルート住まいカンパニー調査)
やはり、家の中にいることが多くなると、住みやすい快適な生活を目指したいと考えるでしょう。
コロナの影響でテレワークも増えているので、自分だけの仕事部屋が欲しくなったという方も多いです。
そもそもリフォームとリノベーションの違いとは?
次に、リフォームとリノベーションの違いを見ていきましょう。
リフォームとリノベーションに明確な定義の違いがなく、建物に手を加えるという意味も共通しています。
ですが、一般的には以下のようにリフォームとリノベーションは使い分けられています。
リフォーム
リフォームは、古くなった建物や設備を新しい状態に戻すための行為を意味します。
ドアの修繕や障子の張替えなど自分でできる簡単なものから、キッチンの交換や外壁の塗りなおしなど壊れている部分を部分的に直し、元通りの状態に戻すことも指します。
また、集合住宅では住人が退去した後に、入居する前の状態に戻すことを原状回復と言いますが、これもリフォームの一つです。
このように、リフォームは部分的に改修してマイナスの状態をゼロの状態に戻すことを言います。
リノベーション
リノベーションは、建物全体に大規模な工事を行い、新しい価値を付けるという意味を持ちます。
2LDKの間取りを子供部屋を付けるために3LDKにしたり、シアタールームを増設したりなどがリノベーションにあたります。
リノベーションは原状回復にとどまらず、建物に付加価値を与えることにより、快適な生活を実現することを意味します。
「今」リフォーム・リノベーションで取り入れたい最新設備
それでは、リフォームをきっかけに、今取り入れたい最新設備をご紹介します。
●宅配ボックス
住人の代わりに荷物を受け取ってくれるロッカー型の設備です。宅配ボックスがあると、再配達のわずらわしさや在宅時間の制約からも解放されるでしょう。
通販を使う方が増えているので、人気の最新設備です。
●シーリングファン
天井に取り付けることで空気の循環が良くなり、冷房や暖房を使った際の節約にもつながります。
また、シーリングファンは必要な電力が少量のため、長時間でも安心して使うことが可能です。
●土間収納
玄関横に設置する広い収納スペースの事を土間収納と呼びます。玄関に置く靴以外にも、ベビーカーや子供の三輪車、ゴルフバックなども収納できるので、非常に便利なスペースです。
また、外から帰宅した際に靴を脱がずにしまえたり、室内には持っていけないバーベキュー道具などを片付けれたりするので、土間収納があるだけで生活がガラっと変わります。
●子供部屋
子供部屋があることで、自分の部屋を自分で管理できるようになり、子供が責任感を持ちやすくなります。
また、自分一人で考える時間も作れるため、自分と向き合うこともできます。
●全身鏡
玄関に全身鏡があることで、出かける前の身だしなみをチェックすることができます。
また、リビングや寝室などに全身鏡があると、ヨガや筋トレの際にもポーズをチェックできるので非常に便利ですよ。
本当の住みやすい我が家に! ポイントは細部のこだわり
リフォームした人の中で「壁を変えたい」と言う方が全体の 36.5% と言う調査結果もあります。
本当に満足したリフォームのためには壁紙などの細部までのこだわりが必要です。
クリエートでは、壁紙一つとってもお客様のスクラップブックやお選びになったキッチンやトイレに合わせて、サンプルや参考コーディネートをご用意することも可能です。
特に選ぶのが難しいクロスですが、アドバイスや専門的なメリット・デメリットもお伝えいたしますので、どうぞご安心ください。
住みやすい住まいづくりはプロに相談しましょう!
リフォームやリノベーションを行って今までの暮らしから快適な生活を目指したいという方は、自分だけで悩まず、実績と経験を積んだプロのリフォーム会社に相談することをおすすめします。
安いからと言って決して費用だけで選ばず、リフォーム後の住みやすい暮らしを考えてアドバイスをくれるリフォーム会社を選びましょう。
ぜひ、クリエートと一緒にリフォームで快適な生活を実現しませんか?
「子どもをのびのび育てたい!」
「ストレスなく子育てしたい!」
親であれば、誰もがそう感じたことがあるはずです。そこで気になるのは、子どもの声や足音などの騒音によるご近所トラブルです。
防音対策で騒音を気にせず子供がのびのびと暮らせる環境を作ってみませんか?
「子どもが壁に穴をあけてしまった」「子供も大きくなってきたので部屋を仕切りたい」などリフォームの機会に、子供部屋を天井や壁、床に遮音シートを貼ることで遮音性を高めることができます。
さらに、吸音性を持つ天井材に取り替えたり、防音壁材を組み合わせたりすることで、本格的な防音対策を目指すことも可能です。
よくある子どもの騒音とは?
まずは、よくありがちな子どもに関わる騒音をご紹介します。
・赤ちゃんの夜泣き、子どもの泣き声
・大きな話声
・子どもが走り回る足音
・高いところからのジャンプ
・力加減ができず大きな音が出てしまう
ほかにもいろいろな騒音が考えられますが、毎回子どもに注意することは、親にとってもストレスになるでしょう。
このような子どもが起こす騒音は、意外と周りに響くことがあり、ご近所トラブルになりかねません。
また、子どもが出してしまう音を完全に防ぐことは不可能です。
そのため、できるだけ防音対策をしっかり行い、ご近所に迷惑をかけないことが大切です。
子供部屋に効果的な防音対策とは?
子供部屋に効果的な防音対策は、床と窓の防音です。それぞれ詳しくみていきましょう。
床の防音は、ジョイントマットに防音カーペットを敷くことが多いです。相乗効果が期待できますし、カーペットの心地よい触り心地も楽しめます。
また、ジョイントマットと防音カーペットを敷くと、声などの騒音だけでなく振動も軽減することが可能です。
また、床材の下に遮音マットを敷くことで、おもちゃや食器などを落とした際の衝撃音が軽減されます。
遮音マットはいろいろなものがあるので、予算や用途に合わせて選ぶと良いでしょう。
さらに、床材の下に吸音性のある素材を敷き詰めるという方法もあります。
こちらは、断熱性としても使用されることが多いグラスウールという素材などを敷くと、音をしっかり吸収するので下の階への騒音を防ぐことができます。
騒音が周りに伝わるのを防ぐには、窓の防音対策を行うことがポイントです。
窓の防音効果を高めるためには、内窓を取り付けて二重窓にするというリフォーム方法があります。これによって、防音効果だけでなく断熱性もグンとアップします。加えて節電効果が期待できるというメリットが生まれます。
窓の防音では、元々のサッシの内側にもう一つ内窓を付けます。このリフォームによって二重窓になるのですが、サッシ自体は交換しないため、手軽なリフォーム工事で済みます。また、短期間のリフォーム工事で完成します。
内窓サッシは、一枚のガラスで構成される単板ガラスと、いくつかのガラスを重ね、その間に空気やアルゴンガスを封入している複層ガラスなどがあります。
複層ガラス料金は割高ですが、より高い防音効果が期待できます。予算を考えながらリフォーム工事の内容をよく検討することをおすすめします。
ー費用はどれくらいかかる?
では、今回ご紹介した防音工事のリフォームはどのくらいの費用が掛かるのでしょうか。
ー期間はどれくらいかかる?
続いて、今回ご紹介したリフォーム工事の期間はどのくらいかかるのでしょうか。
リフォーム期間の一例をご紹介します。
このように、防音対策のリフォーム工事は内容によって掛かる期間は異なります。
子どもがのびのびと育つ環境造りはプロに依頼しよう
子ども成長によって変化し続ける子ども部屋は、親にとっても頭を抱える一つの問題ではないでしょうか?
目先だけを見据えた計画でリフォームしてしまうと、後々後悔してしまうなんてことになりかねません。
子どもが成長したその先、子どもが巣立った時など、長期的なライフプランに相談にのってくれる専門業者に依頼するのをおすすめします。
クリエートでは、お子様や親御さんが日々快適に過ごせるように、お悩みに合った防音リフォーム工事をご提案いたします。
「騒音が周りに響いているのでは?」「ご近所さんがストレスに感じていたらどうしよう…」と気になる方は、ぜひ気軽にクリエートにご相談くださいね。
一緒にご家庭の騒音のお悩みを解決しましょう!
「そろそろ家のある部分をリフォームしたい」「または全体的に家をリフォームしたい…」などとお考えの方はいませんか?
今回は、50代からの大人のリフォームについてご紹介します。
50代~60代の大人のリフォームを検討中の方は、ぜひ参考にしてくださいね。
いくつになっても尽きない住まいへの夢
仕事や子育てが落ち着き始める50代からの大人世代は、自宅で過ごす時間も自然と多くなるでしょう。
「実はガレージハウスにあこがれていた」「本当は対面キッチンのある解放的なLDKが良い」など、長年の住まいへの夢を叶えることができるのが大人のリフォームです。
住まいのリフォームに踏み切るタイミングはご家庭ごとでそれぞれ違いますが、傾向としては、年代別に二つの波があります。
一つ目は30代前後で初めて家を購入する方で家族構成の変化や子供の成長に合わせて住まいをリフォームするケース、二つ目は50代から60代の方です。
大人のリフォームをおすすめする3つの理由
大人のリフォームをおすすめする3つの理由は以下の通りです。
インテリアデザインは、「子供が汚すから」「子供が走り回るから…」と子供を理由に諦めることもあるでしょう。
子供がいると、どうしても子供優先の家になりがちです。
しかし、子供が独立した大人世代なら、自分たちが理想としていた住まいを実現するチャンスが来るのです。自分の好きな趣味の部屋を作ったり、余った部屋をなくしてリビングを広々させたり、最新のお風呂やキッチンに変えたりと、夢は膨らみます。
このような大人ならではの落ち着きのあるインテリアデザインを取り入れ、夢のリフォームを叶えるのもおすすめです。
子供が親の手を離れ、自分たちの時間が持てるようになると、今や将来の事を見つめなおす時間が出てきます。
また、まだ体力があって元気があるのが50代の大人世代がリフォームするのにおすすめな理由です。リフォームは、楽しさがあるものの大変なイベントです。
リフォームを行うには、まず工事する部分を片付ける必要があります。
リフォームの規模により、工事中にほかの家に仮住まいをしたり、お風呂が使えない場合は入浴施設を使わなければなりません。
また、リフォームのこだわりが強いほど、決めるべきものも多くなります。内装や設備を決めるためにショールームを巡ったり、現場に頻繁に足を運んでチェックする必要もあるでしょう。
このようなことを、体の自由が利きにくくなる高齢になってから行うのは難しいので、リフォームは元気なうちにすることが大切です。
心身ともに元気で自由が利く大人世代でのリフォームは楽しさがあり、やりがいにもつながるでしょう。
これからのセカンドライフを目的としてリフォームを行う場合は、自分のやりたいことを実現することも大切です。
しかし、これからの将来を考えた住まいを考えることも重要なのです。
たとえば、年齢を重ねると高いところに手が届きにくくなってくるため、キッチンの吊戸棚をはじめ、高い場所に収納を作らないようにしたり、お風呂やトイレなどに手すりを設置したり、転倒につながるような床の段差を解消することがポイントです。
これらのことは、若いときはなかなか考えつきません。
ですが、定年後の暮らしや親の介護、パートナーの介護などが現実的になってくる今だからこそ見えてくるポイントがあるのです。
50代の大人世代がリフォームを検討する際は、将来のことも考えて長く住める家づくりをすることをおすすめします。
大人のリフォームこそ、費用対効果の高いフルリフォームを
当然ですが、フルリフォームはそれ相応の工事費がかかります。
しかし、部分的にリフォームを繰り返すより、フルリフォームのほうが結果的には工事の手間が大幅に省けますし、満足度も格段にアップするでしょう。
たとえば、将来的にお互いに介護が必要になっても、リビングとつながる居室があると、介護をする側とされる側でお互いの気配を感じることができ、非常に重宝します。
また、細かく区切られ、子供部屋のある4DKの間取りを生活スタイルの変化に合わせて2LDKにリフォームすることで、夫婦がゆったりと過ごすことができます。このように、大人のリフォームは自分たちの好みや理想に合わせて考えることができます。
特別にバリアフリーを行わなくても、先を見据えたフルリフォームなら夢の実現と合わせて生活変化を備えることが可能です。
リフォームのプロに依頼することで、コストバランスを配慮しながら、セカンドライフを充実させるリフォームプランを作り上げることができます。
そのためには、想像以上の提案を受けてワクワクすると同時に、実績と提案力のあるリフォーム業者選びが何よりも重要です。
集合住宅や木造住宅などに暮らしていると、隣からの生活音に悩まされることはありませんか?
あまりにもひどい音だと、自分の生活にも影響を及ぼしてしまうでしょう。
そこで今回は、木造住宅の防音対策についてご紹介します。防音対策を考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
そもそも木造住宅はどのくらい音漏れするの?一般的な木造住宅の遮音性能
日本の一戸建ての主流は、木造住宅です。
木造アパートは鉄骨造や鉄筋造のマンションなどと比較した場合、防音性は低くなります。木造アパートに使用されている木材自体が音を通しやすいうえ、木造アパートは鉄骨造や鉄筋造と比べて建物その物が頑丈でないので、高い防音性を維持することが困難です。
木造住宅の外壁構成は、後方によって多少異なるのですが、基本的にサイディングや合板など外壁側のパネル部と石膏ボードのような屋内側のパネルの二重構造になっています。中空層には断熱材が重鎮されており、遮音的にも多少有利に働くのですが、それでも外壁の遮音性は一般的に低めです。
専門性が必要な木造住宅
防音には、複雑な要素を多方面から調査する必要があるのですが、特に、木造住宅に関してはより専門的な知識が必要となるでしょう。
それでは、新築やリフォームする際に検討したい防音対策を見ていきましょう。
【窓の防音対策】
外部の防音対策として有効なのは、窓の大きさや位置です。
一般的な外壁は20㎝程度ですが、窓は5㎜程度しかありません。窓は壁と比べてはるかに薄いので、騒音は壁より窓から入ってくることがわかります。
そのため、有効な防音対策を検討するなら窓の対策を行うことが大切です。
窓の位置は、できるだけ隣の家の窓から離すことがポイントです。それは、空気から伝わる音は距離があるほど低くなるので、窓同士が離れているほど音が伝わりにくくなるからです。
そして、二重窓や二重サッシも防音対策として有効です。
二重窓や二重サッシを取り入れることで、気密性がアップし、空気が出入りする隙間がなくなるので、外部から入り込む音を低減することができるでしょう。
また、窓の大きさも重要なポイントとなります。
窓は大きい方が音が入り込みやすくなります。防音対策を考えると、窓は小さいほうが良いでしょう。
しかし、窓が小さいと採光が減るので、うまくバランスを考えて窓の大きさを決めることが大切です。
【床・壁・天井の防音対策】
外部からの騒音だけでなく、家の内部の騒音を防ぐためには、床や壁、天井の防音対策を検討しましょう。
特に、楽器がある家庭や子供がいる家族、二世帯住宅などは上下階の防音対策をしっかり行いたいところです。
床や壁、天井は二重構造にすることにより、高い防音効果が期待できます。
二重構造は、部屋の中にもう一つ床や壁、天井を作るイメージです。
木造住宅は鉄骨造や鉄筋造に比べて音が伝わりやすいので、二階床下地の防音工事と、一階天井の吸音工事などを行うことをおすすめします。
下地のボードを遮音性の高いものにしたり、さらに吸音材をいれて、仕上げ材には凸凹した素材や布製クロスなどで仕上げる方法があります。
隙間なくしっかり施工することで、90db以上の音を50db以下とすることができるでしょう。
また、室内の防音工事を行うと外に音が漏れなくなるので、音が共鳴しないような変形装置(コーナーのような水平・垂直面での緩和対策など)や吸音仕上げなど音響対策をしないと、室内の音が不快な音になってしまうので注意が必要です。
【出入り口の防音対策】
防音効果をより高めたい場合は、出入り口の防音対策を行うことをおすすめします。
出入り口からの騒音は廊下から発生する音だけのため、外部にはそれほど音は漏れないでしょう。そのため、二重ドアを設置するほどではありませんが、防音ドアを採用すると安心ですね。
ただやみくもに建物の防音対策をするのは賢明ではありません。
防音対策は、必要な場所をしっかり対策することで効果的な防音対策を行うことができます。内側から外側に対して行うリフォームと、外側から内側に対して行うリフォームはまるで違うのです。
さらに、木造の戸建住宅の設計や施工で軽視されがちなのが断熱吸音材です。
これに外壁材や内装材が遮音対策を目的として意図的に新築やリフォームにおいて施工されますが、場合によっては逆効果になることもあります。
せっかく新築・リフォームを行うのに逆効果になってしまうのは残念ですよね。
そんな事態やトラブルを回避するためにも、丁寧にヒアリングを行ったうえで、個別に的確なアドバイスや工事内容を提案してくれるリフォーム業者に依頼してみてはいかがでしょうか?