現場の裏側ブログ
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皆さんは近隣住宅の騒音や交通の騒音に悩んだ経験はありませんか?
リフォーム ・近隣トラブルの原因でよく聞くのが音の問題です。
音の問題を防ぎ、お家やお部屋の防音・遮音を手に入れるには、壁のリフォームが不可欠です。
音の問題を防ぎ防音・遮音効果を高めるには、目的と住居に合わせた壁のリフォームが重要です。
まずは、目的と住居に合わせた防音・遮音リフォームの内容をご紹介します。
戸建ては車の音や通行人の声など外部からの騒音が気になりますが、意外にも家族の話声や楽器の音・足音などの生活音が外部に漏れていることもあるので気を付けましょう。
外部の騒音を防止するには、壁に遮音材や制振材を施します。
また生活音が漏れるのを防ぐには、壁のリフォームと共に床や天井の遮音・防音リフォームを行うことが大切です。
マンションは集合住宅のため隣の生活音や室外機の音が聞こえてくる場合があります。
マンションの場合は、壁に遮音材などを施して防音リフォームを行います。
しかし、マンションの構造によってリフォーム内容が変わるので注意しましょう。
鉄筋コンクリートのマンションは、隣り合う住居をコンクリートで仕切っていることが多いです。
この場合、内装の仕上げに直接クロスを貼るクロス直貼りと石膏ボードを角材などで固定してクロスを貼りつける二重壁の二種類のリフォームがあります。
自分の住んでいるマンションの構造を調べ、それに合った種類のリフォームを選びましょう。
次に、防音壁リフォームの工程を見ていきましょう。
「誰にも気兼ねなくピアノを演奏したい」という場合や「静かな寝室でゆっくり寝たい」という場合は、より複雑な工程を踏んだ遮音・防音リフォームが最適です。
壁の下地の隙間に吸音材を取り付け遮音性の高い石膏ボードをつけて固定し、さらに遮音シートや遮音パネルを重ねることで、遮音・防音効果を高めるのです。
このように高い性能の防音効果を求める場合は、施工に手間と時間が必要となるのでその分費用がかかりますが、その分満足のいく高い防音効果が期待できるでしょう。
壁のクロスの上から施工できる防音リフォームなど比較的手軽な工事もありますが、思ったような防音性能が得られない可能性も高いため、慎重に検討する必要があります。
そうならないためにも、目的によって防音の性能基準を設定してくれる専門家にきちんと相談しましょう。
最後に、壁の防音リフォームの注意点をご紹介します。
できるだけ安いリフォーム業者を選んだり、値引き交渉を行って低価格に抑えた防音リフォームは、あまりおすすめできません。
なぜなら、あまりにも安い費用に抑えてしまうとワングレード下の素材を防音リフォームに使われ、満足のいかない結果になってしまう可能性があるためです。
防音材や吸音材は高機能建材に該当する製品です。それだけ良い素材を使用しておりその分価格が高くなることを十分に理解しておきましょう。
近隣の生活音が気になる場合は、生活音が床から伝わっているケースもあります。
本来、防音リフォームは床や壁・天井での対策が必要ですが、床から音が伝わっている場合は床材を防音効果のあるものに変えたり、遮音カーペットを敷いたりして防音効果を高めましょう。
近隣の生活音を防ぎたい場合は、このように壁と一緒に床のリフォーム工事を行うことをおすすめします。
もともと通気性が高い家や、断熱性の高い家の場合も注意しましょう。
音は空気を介して伝わるので、通気性が高いとその分音も伝わりやすくなるのです。
そのため通気性の高い家を防音リフォームすると、通気性がどうしても低下してしまうので注意が必要です。
通気ダクトや換気扇には音の伝達に配慮した構造のものもあるので、防音リフォームを行う際にはこういった製品を選ぶことをおすすめします。
高断熱タイプの家や高気密住宅の場合は、防音リフォームを行わなくても、ある程度の騒音を抑えられるというメリットがあります。
では、数多くあるリフォーム会社から、失敗のない優良なリフォーム会社を見つけるにはどうしたらよいのでしょうか。
リフォームの工事方法や費用は、リフォーム会社によって大きく異なる場合があります。
そこで大切なのは、いくつかのリフォーム会社に見積依頼をして、必ず比較してから検討することです。
経験や実績があるリフォーム会社を選ぶことも大切です。
必ず費用だけで選ばず、リフォーム工事の内容などをチェックし、納得のいくリフォーム会社を選んでくださいね。
戸建ての平屋住宅のリフォームを検討している方も多いではないでしょうか?
平屋住宅は上階からの騒音もないため、機能的な間取りを構築すればとても素晴らしい住環境となります。
しかし土地が広くないとできないリフォームや、建ぺい率などの制限を受けるため、より信頼できる業者に依頼する必要があるとも言えます。
そこで今回から戸建て平屋住宅の防音・遮音対策について、実際の事例をご紹介しながら2回にわたってご紹介します。
戸建て平屋住宅のリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
ここからは実際に当社が担当した事例をご紹介します。
今回はご相談から工事着手までの道のりを詳しくみていきましょう。
当社では、お客様のご希望や条件などさまざまな要素を鑑みながら工事の仕様を決定していきます。
物件は築20年の戸建平屋住宅です。尾張旭市の平静な住宅地に結婚を機に新築し、4人家族で住んでいます。
子供が生まれ、小学校入学と同じくしてピアノを習い始めました。
妹も管楽器を始め、家族全員が音楽を愛する音楽一家です。
周りには畑地や空地も多い長閑な場所でしたが、昨今は新築分譲住宅も増え、隣家は近いところで3m足らず、TVの音が聞こえるくらいの密集地になってきています。 子供が小さいうちは良かったけれど、成長するにつれ音対策には気を遣うようになりました。
子供も高校・中学と成長し、それぞれの部屋への希望もあり増床して床面積の確保・防音室仕様への改修工事へと踏み切りました。
既設建物は、82.25㎡(2LDK+広縁)と 子供たちの専有する部屋を設ける余裕はなく、改修スペースは4.55m×4.55m(20.7㎡)に増築する計画です。
2室を設けるには幅行きが狭いため、9.1㎡(5.46m×5.46m)になるよう、増床していきます。
室内は、床/壁/天井の6面体に防音仕様工事を施しDR65以上の性能仕様とします。
(DR-65とは、平常時生活音として65dB以下であれば騒音とされない基準点を指します)
室内の床(フローリング)、壁(クロス貼)、天井(オトテン吸音板仕様)の色柄などの仕様は自分好みにチョイスし、サンゲツのショールームにも足を運びました。
また、照明計画や換気・エアコン設備なども含めた、フルオーダー仕様です。
現地調査・採寸からプランニング打ち合せ・見積もりや提案を得て、仕様グレードなどの打ち合せなど、ここまでに要した期間は50日間程度です。
【施工前の外観】
【施工前の外観】
次回のブログでは、こちら事例の工事着工から完成までをご紹介する予定です。
こちらの戸建平屋住宅がリフォームによってどうなるか、ぜひお楽しみに。
「新しい生活様式」「ニューノーマル」など、新型コロナウイルスの影響で私たちの生活は大きく変わろうとしています。
今回はこの変化の中でも「防音」「遮音性能」を積極的に取り入れている動きについてご紹介します。
自宅でテレワークを行った人を対象にした調査によると、テレワークに際する不満として、
1 位に「オンオフの切り替えがしづらい」
2 位に「仕事専用スペースがない」
などが挙げられています。
このように、テレワーク特有のお悩みを持つ人が増えているのです。
テレワークにおける音の問題とは?
テレワークをしていると、生活の騒音が気になって仕事に集中できない場合があります。
また、周りにWeb会議の内容や電話での話声を聞かれるのが、コンプライアンスの観点から気になるという方も多いのではないでしょうか?
ほかにも、家族に仕事中に声をかけられたり、赤ちゃんや小さな子供の生活音やペットの鳴き声が気になって仕事に集中できないという声もあります。
このように、テレワーク時に音の問題を抱える人が増えているのは必然と言っても過言ではありません。
リフォームで「生活」と「仕事」のバランスを快適に
自宅をテレワーク用にリフォームすることで、周りの騒音や自分が発する声などが気にならなくなり、生活と仕事のバランスがうまく取れるようになります。
リモートワークのリフォームには、吸音材をデスク周りに置いたり、個人用の防音室をつくるなど、さまざまなタイプがあります。
●吸音材を置くタイプ
大規模なリフォームはせず手軽に防音効果を得たい方におすすめなのが、吸音材をデスク周りに置くタイプのリフォームです。
吸音材でデスクを囲いながら設置することで、室内の反響音が吸収されて、Web会議などの話声がクリアになって聞きやすくなる効果があります。
パーテーションタイプだと、リビングなどに置いても間仕切りになり、視界を遮ることができるのが特徴です。
●書斎を防音室にリフォームする
今あるお部屋を防音室としてリフォームするタイプです。
最も効果的に防音・遮音効果を得られ、仕事環境と生活環境を完全に区切られるのがこのタイプです。
仕事空間と生活スペースをしっかり分けられるので、リモートワークのオンオフをつけやすいのが特徴です。
また、自分用にカスタマイズした防音室なら、楽器演奏室やAVルームなど自分の趣味専用の部屋としても活用できます。
クリエートでは従来のボックスタイプの防音室のように部屋のスペースを無駄にすることなく、お部屋を丸ごと防音室にすることが可能です。
コロナの影響の中でなかなかジムに通いづらい今、自宅で簡単にフィットネスを楽しめるように防音効果のあるフィットネスルームの需要が伸びています。
コロナの影響で運動不足になっている人も、家庭用のフィットネスルームがあれば気軽に運動を楽しむことができます。
防音機能のあるフィットネスルームのメリットを見ていきましょう。
●防音室の構造が発汗作用を高める
防音室の構造は防音効果を高めるために、室内は適度な密封状態が保たれます。
そのため、温かい室内でエクササイズを行うことで、発汗作用をうまく促すのです。
●人目が気にならない
防音機能のあるフィットネスルームは個室になっているので、どれだけ思いきりエクササイズを行っても、誰からも見られることがないのです。
そのため、人目を気にすることなくエクササイズを楽しめますし、個人のプライバシーも保たれるでしょう。
●防音壁だから音の心配も軽減
防音機能のあるフィットネスルームの壁は音を跳ね返す効果の高いプラスチック段ボールなどでできています。
そのため、エクササイズをしているときに発生する音漏れを軽減させてくれるのです。
外へ出かけにくい今、運動時に発生する音を気にすることなく思いきりエクササイズできるのはストレス解消にもつながるでしょう。
コロナ禍でレンタルオフィス・コワーキングスペースにも新しい動きがあります。
従来とは違い、「WEB 会議を行うスペースがほしい」「防音対策のある集中できる個室が欲しい」といったニーズの高まりから防音性能を備えた施設が増加しています。
また、現在は決まった曜日にレンタルオフィスを貸すサービスなども始まっています。
このように、コロナの影響で今までにはなかった新しいサービスが生まれているのです。
こういった施設やサービスをうまく活用し、コロナ禍のリモートワークを切り抜けましょう。
この続くコロナウイルスの影響で私たちの生活と価値観はどんどん変化しています。
防音・遮音は、私たちが快適に暮らしていくために必要な方法として今再び注目されています。
これから先、防音・遮音性能は私たちの生活になくてはならない身近な手段として定着していくかもしれません。
日本は高齢者が増えており、世界のなかでも長寿の国として知られています。
今回は、高齢者が安心して暮らせる住まいのリフォーム内容や、リフォーム工事に使える保険・補助金などをご紹介します。
高齢者がいるご家庭や、今後の事を考えてリフォームを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
日本は長寿の国とされており、ある海外の研究では、2007 年に日本で生まれた子供の約半数が 107 歳より長く生きると推計されています。
このように、日本は健康寿命が世界一の長寿社会を迎えようとしています。
100 歳以上を生き抜く生活に向け、これからの高齢者には余生を過ごすための非常に長い時間があると言えるでしょう。
リフォームには体力と新しい環境への順応力が必要になるため、リフォームするのなら早いに越したことはありません。
その理由として考えられるのは以下の通りです。
・高齢者になってからでは身体的・費用面での負担が高くなる
・高齢になるにつれてローンの審査も厳しくなる
・被介護者だけでなく介護者の負担軽減にもつながる
では、高齢者の住宅でリフォームを行うべき場所とはどこでしょうか。
気になる場所をリフォームするのが一番ですが、リフォームしておくと良いおすすめの場所やリフォーム内容をご紹介します。
・トイレ
生活の中で使う頻度が多いトイレリフォームの優先順位は高いと考えられます。高齢者は立ったり座ったりの動きが辛くなるので、手すりをつけて安定させることが大切です。
また、トイレの床を上げて段差を解消することで、トイレの出入りが楽になります。
・階段
高齢者にとって階段の上り下りは、転倒したり足を踏み外したりと危険になりがちな場所です。
階段には、手すりを取り付けたり、床自体を滑りにくい床材へと変えたりするリフォームをおすすめします。
・浴槽
お風呂場は水で滑りやすいので、手すりを設置して転倒を防ぎましょう。また、高齢者に多いヒートショックを防ぐためにも、浴室暖房を取り付けるリフォームも大切です。
さらに、お風呂場の出入りを楽にするために、ドアを折戸に変更するリフォームもおすすめです。
・玄関
玄関は靴を楽に脱いだり履いたりするために、手すりの設置が必要です。
また、車いすを使う家族がいる場合は、スロープや電動リフトを設置することで、玄関に入るのが楽になります。
ほかにも、高齢者は握力が衰えてくるので、玄関のドアノブをレバーハンドルに変えるリフォームもおすすめです。
・リビング
部屋と部屋の間に段差がある場合は、高齢者が転倒してしまう可能性があります。
転倒事故を防ぐために、段差を解消するリフォームもおすすめです。
高齢者リフォームに適応できる保険や補助金には、以下のものがあります。
こういった保険・補助金をうまく使ってリフォームすると良いでしょう。
・居宅介護住宅改修費
これは、今まで住み慣れた自宅で今後も安全に生活できるように、住宅内のリフォーム支援を介護保険で受けられるというサービスです。住宅リフォームの対象は、玄関や廊下、浴室、トイレなどの手すり設置、段差の解消などです。
・高齢者自立支援住宅改修給付
介護保険給付の対象外になる部分において、転倒防止や行動範囲の拡大、動作の容易性の確保、介護の軽減などを目的にし、高齢者の生活する住宅リフォームを行う場合にリフォーム費用の一部を支援するという給付金です。
・高齢者住宅改修費支援制度
要介護や要支援認定を受けている65歳以上の高齢者で、病気、障害などに伴う身体機能の低下によって、日常生活上に支障があって困っている方を対象に、住宅のリフォーム工事を行うための費用を一部助成するという制度です。
・障害者住宅改造費助成制度
障害のある方の住宅のお悩みを解消するために、訪問による住宅改造相談を通して専門的助言指導を行うと共に住宅のリフォームに必要な経費を助成するという制度です。
所得によって助成率は変わり、助成限度額は60万円となります。
・リバースモーゲージ
持ち家のような資産があっても、現金収入が少ない高齢者を対象として、居住中の持ち家を担保に福祉サービス費や生活費に充てる資金を貸し出すという制度です。
このように、高齢者が利用できる保険や補助金はいろいろあるので、利用できる方はぜひリフォームに活用してみてくださいね。
これから長く快適に住み続けるためにも、高齢者の住宅のリフォームは信頼できるプロのリフォーム業者に依頼しましょう。
自分でできる手軽なリフォームもあるかもしれませんが、安全面を考えると、プロによるリフォームが安心です。
ぜひ、実績と信頼のある経験を積んだリフォーム業者に依頼し、これからも家族みんなが安心して暮らせる住まいにリフォームしてくださいね。
集合住宅に暮らしていると、周りの音が気になることがあります。
そんなときにおすすめなのが、防音材や吸音材を使用したリフォームです。
しかし、「防音については多少の知識があるものの、吸音についてはよく知らない」という方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、吸音の原理とその種類などについて詳しくご紹介します。生活音が気になるというご家庭は、ぜひ参考にしてくださいね。
そもそも吸音とはいったいどのような原理なのでしょうか。まずは、吸音の原理や吸音率について見ていきましょう。
たとえば、多孔質な吸音材に音が入り込み、その中で音が拡散することによって、その空気振動が直接内部の気泡部分の空気に伝道します。
その際、気泡の面では空気の粘性摩擦が発生し、音のエネルギーの一部分が熱エネルギーに変化し、反射音が小さくなることを「吸音」と言います。これが吸音の原理です。
防音とよく似た吸音ですが、どんな違いがあるのでしょうか。
防音は、外部からの音を遮断したり、音が漏れるのを防いだり、または音を小さくさせるための仕組みなどを指します。
それに対して吸音は、音を吸収することを言います。吸音は、防音するための対策の一つを指しているのです。
音が材料に入ると、そこで反射・透過・吸音されます。
吸音率とは吸音材の性能を表すもので、入射した音エネルギーに対し、反射されない音エネルギーの比率のことなのです。
集合住宅に暮らしていると、「音」の事で悩む場合があります。
音に関するお悩みの中でも、以下の様なお悩みに対して、吸音は効果を発揮します。
*赤ちゃんの泣き声がご近所に迷惑をかけていないか心配
*室内で思いきりカラオケを楽しみたい
*外へ音漏れはしていないが、ピアノを練習するとすぐに耳が疲れてしまう
*反響や残響が多く、楽器の音がクリアに聞こえない時
次に、音のお悩みを解決する吸音材の種類をみていきましょう。
多孔質系の吸音材とは、細かな小さい穴がたくさん開いている繊維質な素材やスポンジなどを使った吸音材です。
多孔質系の吸音材には、グラスウールやウレタンスポンジなどがあります。これらはコストパフォーマンスが高く、幅広い用途に使用できます。
振動板系の吸音材とは、薄い板や紙などに音が当たると振動が起きて、音で発生した振動エネルギーにより音を減衰させる原理を持った吸音材の事です。
膜状になったシートやフィルムなどを使って振動を吸収し、共振周波数を弱めて吸音します。振動板系の吸音材にはふすまや障子などがありますが、吸音効果はそれほど高くありません。
共鳴型系の吸音材とは、音の共鳴減少を利用し、空気自体を激しく振動させて、摩擦音で音エネルギーを消費させるという原理を持つ吸音材です。
有孔ボードやパンチングメタルなどの吸音構造は、後ろに吸音層を設けることで小さい穴から大きな体積を持つ空気層に音が入り込むことで、吸音効果を高めます。
吸音材の素材にはいろいろな種類があります。リフォームなどでよく使われる吸音材の種類をみていきましょう。
ガラスの繊維を短くした材料で、素性は石灰やソーダ、シリカ、フェノール樹脂などで作られています。
吸音性が高いのはもちろんですが、断熱性や不燃性にも優れています。
また、グラスウールは非常に軽いので、建築用として使われることが多いです。グラスウールの特徴である繊維の細かさで、届いた音を熱エネルギーに変化し、吸音効果を発揮します。
鉱物から生成する人工の繊維で作られた吸音材です。
日本では古くから、建築材料として防火や耐火、保温、吸音材として幅広く利用されてきました。ロックウールは吸い込んだ音が中で熱エネルギーに変換され、音が吸収される仕組みになっています。
フェルトは、羊などの動物の繊維を使い、シート状に加工した材料です。手芸などに使われることも多いですが、吸音材としてもよく利用されます。
石綿板は、石綿とセメントを材料とした吸音材です。
主に建築材料として天井や屋根に使用されることが多く、形や形状はさまざまです。石綿板の製法は、セメントと石綿を混ぜて水を加えて、泥状にし、すきとってロールに巻きます。そして、重ね合わせて上から圧力をかけ、圧縮させて材料を作ります。こちらの吸音材は、耐久性が高く不燃性で、吸音力も高いのが特徴です。
普段、気を付けて生活していても音のお悩みはどうしてもついてくるものです。
まずはプロのリフォーム業者に相談して、吸音・防音のどちらで解決するべきかをプロに相談してみましょう。
あなたの家や目的に合った素材を使ったリフォーム計画を立て、快適な暮らしを手に入れてみませんか?
ぜひ、親身になって相談を聞いてくれるリフォーム業者に相談し、音のお悩みを解決してくださいね。