現場の裏側ブログ

2022年05月23日 [月] | 株式会社クリエート|記事一覧

線路近くにお住まいでの方で、電車の音が原因で眠れない、といったことはありませんか?
または日中、TVや音楽の音が、電車の走行音で聞こえづらくなることはありませんか?
眠れない、寝ていたのに目が覚めてしまえば、翌日の仕事やスケジュールに支障が出てしまいます。日中であっても、リモートワークや趣味の時間にあの耳を突く音が聞こえてしまっては、台無しになってしまいます。

ただ、電車が発生源となる騒音を防ぐことは大変難しく、一面的な対策で解決することは非常に難しいです。
今回はそんな電車の騒音への対策、線路の近くにお住まいの方への防音についてご紹介します。

 

電車の騒音への対策

 

 
電車の音は、種類としては振動音に分類されます。イメージとしては音というより、揺れそのものが伝わってきているという具合です。
振動音は通常の騒音に比べて抑制が難しく、様々な対策を複合してとることで初めて、静かな環境を作ることができます。
そのためには、以下の対策を複合して実施することになります。

 

防音カーテン

防音カーテンの良いところは、なんといってもその手軽さ。既存のカーテンと取り替えるだけで、防音効果を得られます。

厚手の生地を折り重ね、その中に遮音材が含まれているため、通常のカーテンよりもはるかに防音性能が高くなっています。また、通常のカーテンよりも上部と底部がレールや窓に密着している造りのため、気密性が髙く、素材以外の面でも防音性を発揮してくれます。

 

防音サッシ

一般的に使われるアルミではなく、樹脂などのしなりのある素材が使われたサッシです。音の侵入経路となる窓枠の小さな歪みや、戸とレールの間にフィットすることで、気密性がアップし、防音性能を高めます。

「外部からの音を対策するにはまず窓から」と言われるため、非常に効果的な対策です。

 

二重サッシ

既存のサッシはそのままに、追加でサッシを設置することで、二重窓のような形を作ります。既存の窓と新しい窓の間に空気層が生まれ、そこで外部からの騒音を減衰させます。
既存のサッシを取り替える必要から大掛かりな工事となる防音サッシに比べて、既存のサッシに追加だけなので、費用が安く済むのも特徴で効果の高い対策です。

 

防音壁

遮音壁とも呼ばれ、静寂性を確保するために使われます。「防音」と聞いて、「音を通しにくい壁を作る」というのをイメージされる方が多いですが、防音壁はそのイメージのままだと思ってもらってOKです。

比較的安価、かつ、耐久性も高いので、国道・線路沿いの物件でも使うことが可能です。

 

遮音シート

騒音を遮る効果のあるシートを、壁や天井に張り付けることで、外部からの騒音を防ぎます。塩ビシートに金属粉が挟み込まれた構造の物が一般的で、金属粉の層を通る過程で、音のエネルギーを減衰させるという造りになっています。

低周波から高周波まで幅広い音域で効果を発揮するため、電車から発生するどちらの騒音にも対応できます。

 

防音パネル

室内の壁や外壁に、防音効果のあるパネルを設置します。アルミやセラミック、石膏ボードでできているものが一般的です。

正方形のパネル型をしており、取り扱い・取り付けも簡単、短時間設置が可能です。

 

難しい防音だからこそ、調査が重要


自身でやれるものになると、防音カーテン、防音パネル。その他は業者に施工を依頼するというのが、おおよその選択肢になります。

ただ、最初にもお伝えしたように、電車が発生源の騒音、振動音は、防ぐのが大変難しい種類のものです。

一面的、部分的な対策だけでは、望む防音効果が得られない、中途半端な対策になってしまうことも、十分起こりえます。

なので、DIYか業者の施工か、というよりも、まずは「今の騒音を軽減するには、どこにどんな対策をすればいいか」を知ることの方が、重要になってきます。そしてそれは、お住まいの環境によって、全く異なってきます。

そのため、どの対策をどのように取るか、それできちんと電車の騒音を防げるかを調査することにまず重きを置くようにしてください。

 

予算を無駄にしないために


電車の騒音の無い快適な生活を実現するため、中途半端な対策で予算を無駄にしないためにも、まずは専門の業者に頼っていただき、調査から対策をスタートなさってください。

現地調査や、音をどこまで軽減できるか、どの素材をどう使えばいいかなど、専門家は熟知しています。電車による騒音を総合的に防げるプランを組んで貰って、それを施工するのが、最も確実です。

株式会社クリエートでは、リノベーションやリフォームについてのお悩みを解決します。

国道・線路沿いの物件にお住まいで、周りの騒音対策を行いたい方は、ぜひ一度、お気軽に相談ください。

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