現場の裏側ブログ
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「音漏れを気にせず大音量で音楽を楽しむ。」
そんな音楽ファンの憧れを実現できる部屋をつくるにはどうすればよいのでしょうか?
今回は、音楽再生に最適な部屋づくりのコツをご紹介します。
これはよく言われていることなのですが、この話の元になっているのが音の質量則です。
しかし、音の質量則だけで遮音量を計算することは危険なので気を付けましょう。
音の質量則とは、1㎡当たりの質量が大きければ大きいほど、遮音性能が大きくなるという法則のことです。
質量則を考えると、防音リフォームを行うには重い材料を使えば良いように思えますが、質量則は必要遮音量の計算根拠になりません。
音は空気中や物体などの振動として伝わります。対象物が振動しやすくなると、この対象物そのものが二次的振動発生源にもなるのです。
そして、対象物が大きくなればなるほど対象物は振動しやすくなります。
対象物の振動しにくさを上げれば、透過損失量が大きくなってしまいます。
実際、質量を上げれば振動のしにくさにはつながりやすいので、「防音するには重い材料を使う」という法則は間違ってはいないのですが、対象物が小さいと振動のしにくさが高まるので質量則は目安の一つとして考えましょう。
ドアや窓の隙間も、音漏れの要因となるので注意が必要です。
音は空気を伝達するので、隙間が空いているドアや窓から音は漏れやすくなります。
ドアや窓は、壁に比べると厚みがありません。
壁は厚さが15㎝ほどあるのに対して、ドアは7~7.5㎝程度、窓は0.2~0.8㎝程度の厚さとなります。
そのため、ドアと窓はどうしても遮音性能が低くなってしまうのです。
音漏れの最大のポイントは「隙間」です。
ドアや窓はしっかり閉めていても、隙間が若干出てしまいます。
特に、人の話し声や小型犬の鳴き声、赤ちゃんの泣き声など高音域の音はこういった隙間から漏れやすいのです。
音が漏れる経路としては、住居外へは「窓」が大きな要因ですが、同一住居内へは「ドア」となります。
どちらの音が気になるかをしっかり考え、それに合った防音対策が必要です。
防音対策をするには、以下の点に注意しなければなりません。
ピンポイントで防音対策を行うにはドアが一番効果的ですが、ドアの防音性能だけをどれほど高めても、壁や床から音漏れしてしまう場合があります。
効果的な防音リフォームには、ドアだけでなく床や壁なども含めたトータルバランスが大切です。
そのため、思いきり音楽を楽しめる防音室を作るには、壁や床を含めたリフォームがおすすめです。
音楽は直接音だけでなく、反射音も一緒に聞いていることになります。
しかし、反射音の質が悪いと、直接音もその影響を受けてしまうのです。
また、床や壁の剛性により、音が歪んでしまうこともあります。
音楽は部屋の響きがあってこそ、その魅力が増してくるといえるでしょう。
今はアンプやスピーカーの性能が上がっているので、細かな音の違いを楽しむためにも、音を鳴らす部屋の状態が重要になります。
周りを気にすることなく音楽を楽しむためには、防音対策が必要です。
しかし、自分で防音対策を行うには限界があります。
そのため、効果的な防音対策は経験や知識を積んだプロのリフォーム会社に依頼することが大切です。
クリエートでは、「しっかり防音したい」「お部屋を狭くしたくない」「コストを抑えたい」といった全ての要望を叶える「お部屋丸ごと防音室」リフォームがあります。
防音室というと、部屋の中に小さなボックスタイプの防音室を設置するのを思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、それでは部屋が狭くなってしまいますし、防音室も窮屈に感じてしまいます。
そこで、クリエートでは独自の施工で大切なお部屋を丸ごと防音室にリフォームするのです。
音の残響時間も専門的なデータをもとに計算し、ご要望や生活スタイルに合った吸音材を使用します。
防音室と言えども、まるで普通のお部屋のように床はフローリング、壁はクロス仕上げにすることも可能です。
当社で実際にお部屋丸ごと防音室に施工した事例はコチラをご覧ください。
快適な防音室を作りたいとお考えの方は、ぜひ一度クリエートにご相談くださいね。
防音工事を依頼する際に以下の内容をまとめておくと良いでしょう。
・防音工事を行う目的
・使用するオーディオ機器の種類
・音を出す時間帯
・地域の住宅事情
・その他の希望
これらをまとめておくと、リフォーム会社に要望が伝わりやすく、スムーズにリフォームできるでしょう。
ぜひ、プロの力を借りて、満足のいく防音リフォームを手に入れましょう。
決して費用だけで選ばず、リフォーム工事の内容などをチェックし、納得のいくリフォーム会社を選んでくださいね。