- ホーム
- 現場の裏側ブログ | 株式会社クリエート - Part 93
現場の裏側ブログ
現場の裏側ブログ
「家を持つ」ということにおいて、新築で住まいを建てる・新築の住まいを購入するというのがステータスであるとされてきました。実際にいまもそのように考えている方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし時代は流れ、リフォームやリノベーションが広く定着するようになったいま、中古の住まいを購入し自分たちらしくアレンジするという新しい概念が生まれてきています。
どちらも非常に魅力的ですが、新築とリフォームは、それぞれどのようなメリットがあるのでしょうか。
新築の特徴
新築で住まいを建てる(建て替え)・購入する場合、現在は平均1,000万円~4,000万円ほど。
分譲・建売の住宅もありますが近年人気なのは注文住宅。その名の通り、外装・内装・間取りなどを好きなようにオーダーメイドできます。
キッチンやお風呂・トイレなどの設備も家族のライフスタイルに合ったものを選べますし、機能性の高い最新のものを導入できます。
住まいはこれからの生活や人生の大きな基盤となるものです。その住まいを自分たちの生活に合ったもの・気に入ったもので揃えることができ、長きにわたって満足のいく暮らしを送れるというのは、新築住宅の大きな魅力でしょう。「夢のマイホーム」とはよく言ったものです。
中古の特徴
中古住宅の価格については状態や条件などによりさまざまですが、資金総額の平均は約2,200万円。中古住宅は間取りや広さに余裕があることが多く、広い住まいを新築住宅よりも1,500万円ほどの価格でマイホームを手に入れることができるというのは、中古住宅のもっとも大きなメリットです。
中古住宅をリフォーム・リノベーションするんだったら結局、新築と変わらないんじゃないの?というイメージをお持ちの方もいらっしゃるでしょうが、中古住宅を購入してリノベーションを行ったとしても、費用の平均値は500万円~700万円ほど。
中古住宅を購入して大規模なリフォーム・リノベーションを行ったとしても、新築を購入した時の約8割ほどで済みます。
新築vs中古?
では、中古住宅と新築住宅どちらがいいのでしょうか?住宅ローンなど資金面を含め、それぞれのメリットを考え、ご自身や家族のライフスタイル、今後の暮らしのことも考えてじっくりと選びましょう。
例えば、住宅の安全性について。
日本はこれまで何度も大きな災害に見舞われ、特に東日本大震災以降、住まいの安全についての関心は大きく高まっています。
住宅の耐震基準などは、建築基準法などの改定にともない昔とは変化してきています。現在の耐震基準・最新の建材を使用した地震や火事・災害に強い安全な住まいで暮らすことができますし、資産価値も高くなります。
中古住宅は築年数が古い場合、現在の耐震基準を満たしていない場合もあります。そういった場合にはリフォーム・リノベーションを行う際に、耐震補強の施工を同時に行うよう計画を立てましょう。
中古リノベーションのメリット
オーダーメイドで好きな住宅を建てられるのが新築の魅力ですが、同じように中古住宅をアレンジし、ライフスタイルに合わせた住まいを手に入れることができるというのは、リノベーションもまた同じ。リノベーションやリフォームで思いっきり間取りを変更したり、最新の設備を導入することはもちろん可能です。
また、建て替えの場合をのぞき、建売の新築住宅を購入したいと考えている場合、通勤や通学・生活環境(学校・スーパーなどの近隣施設・病院など)のことを考えると、気に入った家を見つけても生活するのに不便なせいで購入をあきらめなければいけない・・・ということも少なくありません。
新築にこだわらない場合、リノベーションをすること前提で中古住宅の購入を考えている場合にはハードルがぐっと下がります。極端に言えば、大体の条件を満たす住宅さえ見つかればいいので、通勤に便利・スーパーが近くにある・・・などの条件を優先して探すことができます。
また、すでに完成している状態なので、実際に「この街で暮らしていく」というイメージが湧きやすいです。交通の便や地域のコミュニケーションの様子など、今後の生活を具体的にイメージできるというのは安心に繋がります。
「家があるからこの街で暮らす」のではなく、「暮らしたい街に住まいを構える」ことができるというのは、中古住宅のもっとも大きなメリットではないでしょうか。
まとめ
もちろん、こだわりを詰め込んだピカピカの新築の住まいというのはとても気持ちがよく、安全で快適な暮らしを送れることは間違いありません!
しかし、リフォームやリノベーションの価値が上がり、中古住宅の可能性が大きく広がっていることもまた事実。
これまでのイメージにとらわれず、中古住宅の魅力を何倍にも引き出すリノベーションを検討してみませんか?未来の暮らしの可能性が、ぐっと広がるはずです。