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- 現場の裏側ブログ | 株式会社クリエート - Part 92
現場の裏側ブログ
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住まいのリフォーム、どんなところを住みやすく作り変えたいと考えていますか?
最新式のキッチンに広くてキレイなお風呂・エコを意識した省エネハウス・オシャレな内装を揃えたインテリアなど・・・夢はふくらむばかり。
リフォームとは、今以上に暮らしやすい住まいを手に入れること。そのためには「生活の動線」が非常に大切であることを、今回は考えていきたいと思います。
生活動線とは?
生活動線とはご存知の通り、住まいの中で家族がどのように動いて生活をしているか?その動き方やルートのことです。
朝起きてベッドから出て、お手洗いへ行き洗面台へ。リビングで朝ごはんの食卓を囲み、着替えて準備をして出勤。
買い物から帰ってきて買い物袋をキッチンに置き、冷蔵庫やストッカーなど食材を定位置へ。調理中は炒め物をしながら調味料を取り、食器を取り出して盛り付けて食卓へ。
普段何気なく当然のように行っている生活の一コマ一コマですが、「トイレの右となりが洗面台」「タオルはここ・シャツはこのタンス」「調味料はここ・あのお皿はあっちの棚」など、無意識のうちに体が覚えているためスムーズに行えていること。そのルート。これが動線です。
生活動線が狂うと・・・
ではある日突然、この環境が変わってしまったとしたらどうでしょう。よそのお宅にお邪魔した時や、模様替えをして家具の位置を変更した時など。
「あっそうか、洗面所はこっちじゃなかった」
「タンスの位置を変えたら不便になったなぁ・・・」
「コンロから手の届かない位置に調味料があるのは不便!」
こんな経験どなたにでも一度はおありなのではないでしょうか?生活動線が狂うと、このような不便が起こります。
よそのお宅であれば一時的ですし、模様替えしただけならまた元の位置に家具を動かせば解決します。しかし、これがリフォームだったらどうでしょう?簡単に元の位置に戻せばいい・・・という訳にはいきません。
生活のささいなことに不便を感じることは、小さな積み重ねがストレスになりますし、動き方が変わると家具や壁・ドアにぶつかったり室内での転倒など、ケガにつながる危険も。特にお年寄りや小さなお子さま・ハンディキャップをお持ちのご家族がいらっしゃる場合には深刻な問題です。
動線の種類
生活動線の中にはおおよそ3種類あります。
・家事動線:掃除・洗濯・調理など家事をするための動線
・衛生動線:お手洗いや洗面所・お風呂へ行くための動線
・通勤動線:リビング・玄関と家族の部屋や寝室を結ぶ動線
この動線をなるべく崩さないということも大切ですが、家族みんなの動線がぶつかり合わないということも非常に大切。
たとえば平日の朝。家族の誰もがバタバタと忙しく動き回る時間ですね。朝食やお弁当の支度をするお母さん。家族の中で一番早く洗面所で身支度を整えるお父さん。学校の支度をバタバタと整え、着替えを済ませたい子どもたち・・・この家族みんなの動線が重なってしまうとどうでしょう。家庭のなかで朝の「通勤ラッシュ」が起こってしまいます。
動線を意識したリフォームのために
家族みんなの動線を狂わすことなく、スムーズにより暮らしやすいリフォームのために、次のポイントを意識しましょう。
①家族全員の動線を把握する
家族全員が暮らしやすい家にするためにはみんなの動線を把握していることが何よりも重要。
家族ひとりひとりが普段どのように動いているのか?どこがどのように変われば・何があればより便利になるか?そういったリフォームを考える家族全員時間を取ることが望まれます。
②図面で動線を確認する
だいたいの構想が決まり、簡単なものでも図面ができていれば、その図面にふだんの動線をペンで描いてみてください。
同じ場所に線が重なりすぎたり、左右や上下に行ったり来たりする線などしか描けなかったなら、それは生活動線が良くないということです。
円や四角など単純な図形を描く時のように、一筆描きの少ない線を描けることが理想です。
リフォームの時はどうしても、家具や設備など最新式のキレイなものに目を奪われてしまいがちになります。しかし、そればかりに気を取られいざリフォームが完成した時、動線が狂ってしまい生活しづらくなってしまった・・・というのは、実はありがちなリフォームの失敗例です。
まとめ
生活動線ばかりを気にしていたら、いまどきのリフォームはできないの?あの憧れの設備は手に入れられないの?なんて不安をお持ちの方、心配ご無用です!
クリエートでは数々のメーカーの設備を実際にご覧いただけるショールームへご案内・ご同行し、皆さんのお住まいにピッタリのものを必ず見つけることができます。
動線をどのように考えたらよいか分からない、という場合もご相談ください。ご家族のライフスタイルをお聞かせいただき、より暮らしやすい住まいのために一緒に考えていきましょう!