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現場の裏側ブログ | 株式会社クリエート - Part 56

マンションなど集合住宅にお住まいの方は、隣や下の階の部屋の音が気になることがありますよね。

反対に、「自分たちの音が周りに響いていたらどうしよう」と気になることもあるでしょう。

集合住宅の騒音トラブルは意外と多く、テレビや新聞のニュースにもなっています。

 

そこでこの記事では、集合住宅の防音リフォームについてご紹介します。

騒音が気になるという方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

集合住宅とリフォーム

集合住宅でこんな方は要注意!

 

集合住宅にお住まいで、以下のような方は注意が必要です。

 

・部屋で楽器を弾きたい
・大音量で映画観賞、スポーツ観戦などがしたい
・お子様の夜泣きや走り回る足音などが近所迷惑になっていないかと気になる
・夜中に洗濯機をまわしたい(時間帯の問題)

 

戸建てとは違い、集合住宅は壁のみで隔てられているため、マンションでは戸建てよりも騒音問題がシビアです。
常に生活騒音に気をつけ、お隣さんを気にする生活が必要ですよね。

「マンションの中古物件では自分の希望が叶わないのではないか?」とすぐに諦めずに、
リフォーム・リノベーションで自由に楽しめる空間を目指してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

集合住宅でのリフォーム

集合住宅での防音工事の特徴

基本的にマンション・戸建てでの施工方法は同じです。

防音工事は、基本的に50db以上の減音を求めて施工します。この効果を得るためには、床・壁・天井の6面体に対しての遮音工事を行います。

同時に遮音が強すぎると音の反響が出ますので、吸音面も考えて設計しなければいけません。

 

 

防音工事の予算と削減できるdb

防音工事を行うには、室内の広さが4.5帖ほどあれば対応できます。

防音工事にもグレードがありますが、スタンダード使用でおおよそ150万円〜が一般的です。※戸建て、マンションなどの施工条件により変動します。

 

 

次に、防音リフォームには、床や床材張り替え、防音マットを敷く、壁、換気口、窓、ガラス、部屋を防音室に変えるなどさまざまな種類がありますが、それぞれどの程度dbを削減できるかみてみましょう。

 

 

●インナーサッシ(二重窓)

窓の防音効果を高めるには、防音効果のある窓ガラスを使ったり、インナーサッシ(二重窓)にする方法があります。

防音効果のある窓ガラスには、二種類の異なる厚さのガラスを組み合わせたもの(複層ガラス)や、二枚のガラスの間に特殊シートを挟んだものなどがあります。

用途に合った窓ガラスを選びましょう。

 

インナーサッシの種類と削減db

・シングルガラスの場合 約25db削減 ※外窓と合わせて

・PGガラス(複層ガラス)の場合 35〜40db削減 ※外窓と合わせて

・Low-Eガラスの場合(複層ガラスを金属膜でコーティングしたもの)の場合 40から45db削減 ※外窓と合わせて

 

インナーサッシ(二重窓)は、今ある窓にさらにもう一枚窓を取り付けるリフォームで、外窓とインナーサッシ(二重窓)の空間が重要です。

二重窓にすると窓と窓の間に空気が入り、そこに音が吸収されるので、高い防音効果を発揮します。

 

●防音ドア

出入り口のドアも大きい音漏れの要因の一つです。

防音ドアは数値にバラつきはありますが、各メーカー規格品で32〜42dbほどの削減が期待できます。


●床の防音リフォーム

マンションや団地などの集合住宅の場合、下の階へと響く音が気になるという方も多いでしょう。

床の防音効果を高めるには、吸音素材や防音性が高いマットを敷く方法と、二重床工法などがあります。

 

マットを敷く方法は、防音性の高いマットの上にフローリングシートを貼り付けたものが一般的です。

基礎の傾きなどがなければフローリングを剥がす費用はかかりません。

 

一方、二重床工法はコンクリートスラブに金属製の支えを立てて、その上に床を設置する方法です。

コンクリートスラブへの振動が伝わりにくくなることで、防音性が高くなります。既存のフローリングなどを除去する必要があるため、諸経費が他の防音リフォームと比べて高くなる傾向がありますが、高い防音性が期待できます。

 

いずれの方法も家具を移動するなどの労力は必要ですので、後悔のないようしっかり検討してから施工方法を選ぶことをおすすめします。

住んでいるマンションの規約や構造などにより施工可能な防音施工が異なるので、まずはリフォーム会社に相談してみましょう。

 

●防音室リフォーム

部屋の中に防音室をつくるというリフォームもあります。

ピアノや管楽器など楽器を周りを気にせず演奏したいという方に最適なリフォームです。

一般的によく知られているボックスタイプの防音室を取り入れる方法もありますが、それではスペースがかなり小さくなって部屋全体を窮屈に感じてしまう可能性もあります。

当社サービスの「お部屋まるごと防音室」のように、広さや内装を損なうことなく防音室にする施工も可能です。

 

防音室は他の施工に比べて、高い工事費となります。

目先の安さや工事の手軽さに囚われず、ご自身のライフスタイルにあった防音室をしっかり検討することをおすすめします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

集合住宅リフォームの注意点
集合住宅でのリフォーム注意点

集合住宅での防音リフォームは、以下の点に注意しましょう。

 

1 リフォーム可能か、管理規約でよく確認を
2 楽器の音や種類によっては十分な効果が得られない可能性もあるので、目的をはっきりさせて、目的に合うリフォームを選ぶ
3 業者選びにはこだわりを!!

 

マンションの場合、専有部分と共有部分があるので、どのエリアまでリフォーム工事をして良いのかを管理会社に確認する必要があります。リフォーム会社との打ち合わせの際にも、あらかじめ管理規約を提出することをおすすめします。

 

また、リフォーム会社はたくさんあるので、リフォーム後の生活まで考えてアドバイスしてくれる会社を選ぶことが大切です。

リフォーム工事後に快適に暮らせるように、アフターケアサービスが充実しているか?なども検討のポイントとなります。

設備にトラブルが発生した時にすぐに駆け付けてくれたり、住宅設備の延長保証をしたりしてくれるかどうかを確認しておきましょう。

 

 

集合住宅の問題点

基本的にマンション・戸建て手の施工方法は同じとお話ししましたが、実際のところ集合住宅での防音工事はさまざまな制限もあり難しい側面もあります。

集合住宅での防音工事は、そうした制限を含めて検討するがありますので、ここではあえて実際に起こりうる問題点をご紹介します。

 

床の遮音
マンションによってはスラブコンクリートに直張りされた床仕様もあり、遮音施工する場合に段差が生じてしまうことがあります。

 

壁の遮音

もともとの壁の厚みに加え、遮音性能の高い遮音材の厚みが必要となりますので、確保したい居住空間スペースとバランスをとる必要があります。

 

天井の遮音

マンションによってはコンクリート直に天井仕上げされている場合があり、遮音施工を行うことで天井高が低くなってしまうことがあります。

 

 

集合住宅でのリフォームはプロへ依頼を
集合住宅の防音リフォームこそ、プロに依頼しましょう!

先にご紹介した通り、特に制限が多いマンションなどの集合住宅にこそ、ノウハウを熟知したプロに依頼することが成功の近道です。

加えて集合住宅では、工事資材の搬入やお隣への挨拶など、戸建より気を配る場面がたくさん発生します。

相談から施工完成まで丁寧に対応してくれる業者を選ばないと、ご近所トラブルに発生する可能性もあります。

そのため業者選びは値段だけで簡単に決めず、丁寧に行うことをおすすめします。

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