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現場の裏側ブログ
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「寝室でゆっくり休みたいのに、外からの騒音がうるさい」
「真夜中に、通行人の話し声や笑い声が聞こえてきて眠れない」
道路に面した家や、駅から近い家ですと、こういったお悩みをかかえていらっしゃる方も多いので
はないでしょうか。
今回は、静かに休める寝室にするための、防音リフォームの方法をご紹介していきたいと思います。
ぜひ、参考になさってくださいね。
はじめに取り掛かりたいのが、窓の防音です。
外からの音のほとんどは、窓から入ってきているものなので、窓のリフォームは最も効果的な対
策といえるでしょう。
・防音仕様のガラスにする
防音ガラスは、騒音により起こる振動を熱に置き換え、音の波を消滅させる原理を用いた窓です。
これによって、音域全体を高い遮音性でカバーするのです。
窓からの騒音が気になる場合は、防音ガラスを検討してみても良いでしょう。
・内側に窓を追加して二重構造にする
窓に内窓を取り付け、二重構造にすることで、外からの騒音を大きく減らすことができます。
・騒音レベルが高い場合は、防音ガラスへの交換と内窓設置の両方行うことで効果が増す
騒音レベルが高く、寝室でゆっくり休めないという場合は、窓ガラスを防音ガラスへ交換し、
さらに内窓を設置することをおすすめします。
両方行うことで、高い防音効果を発揮することができるでしょう。
・日中では45db以下、夜間は35db以下となっております。
一般的に、40db程度が閑静な住宅街の昼間や図書館の中のような音の大きさを表しています。
また、30db程度が深夜の郊外や、鉛筆での執筆音のような音の大きさを表します。
日中では45db以下、夜間は35db以下だと、
耳障りな騒音もなく、静かに室内で過ごせるのではないでしょうか。
・内窓をつけることによる減音効果
今ついている窓にもう一枚窓をプラスするのが内窓です。
このような内窓を設置することで、防音性はもちろん、断熱性が飛躍的に向上します。
騒音や結露、カビなどの問題を、内窓で解決できるでしょう。
・内窓を取り付けると遮音性が高まる理由
今ある窓に密着性の高い内窓を取り付けることで、
既存の窓とサッシの隙間を通り抜けるような音もシャットダウンしてくれます。
新しく取り付ける窓自体に気密性の高い内窓を使用するので、騒音を防止できるのです。
隙間をできるだけ防ぐことで、室内に入る音や、室外に音が漏れることを予防します。
次は、壁の防音です。
道路工事の振動や、大型トラックが通った際の振動は、そのまま壁に響きます。
こういった、建物自体を伝わる音には、壁のリフォームが効果的です。
・吸音材の埋め込み
吸音とは、室内で発生した音を吸収し、音の反射を防ぐことを指します。
壁に、吸音材を下地に埋め込むといった壁の防音対策があります。
これによって、生活音を防音するだけではなく、断熱効果が期待でき、建物の結露対策にもなるのです。
また、ロックウールやグラスウールのような吸音性能の高い素材を下地に埋め込むことにより、
より高い防音効果が生まれます。
・遮音シートの埋め込み
壁に遮音シートを埋め込むことも、寝室の防音効果を高めます。
遮音とは文字通り、内部からの騒音を遮ることを指します。
遮音性能が良くないと、外部からの騒音が伝わってくるので、快適でリラックスできる睡眠が妨げられる可能性があるでしょう。
気密性の高いものや重い材料を使った遮音シートを使うことで、より防音効果を高めることができます。
ドアの防音が必要になる場合もあります。
家のドアをよく見ると、床との間に隙間があったり、ドアとドア枠の密着が不完全だったりすることがあります。
僅かな隙間からでも音は伝わりますので、普通のドアではより静かな環境を手に入れることは難しいでしょう。
ドアに吸音シートを貼ることで、寝室の防音効果を高めることができます。
吸音シートは、形状や厚み、素材もいろいろなものがあるので、
音漏れの状況や室内のインテリアなどに合わせて選ぶと良いでしょう。
また、ドアの隙間を埋める隙間テープも効果的です。
防音効果がある隙間テープもあるため、状況に合わせて選んでください。
どうしても騒音が気になるという場合は、
ドア自体を防音ドアへと変更することもできます。
防音用に造られたドアのため重さがあり、気密性も十分なので、
吸音シートや隙間テープで効果が感じられなかった場合に最適です。
ドアを防音ドアに交換する場合は、
自分でDIYで行うのは難しいので、プロの施工業者に相談することをおすすめします。
様々な防音対策をご紹介しましたが、重要なポイントは二つです。
・部屋のすき間を無くし、空気を伝ってくる騒音を防ぐ
・吸音材、遮音材を埋め込み、壁を伝ってくる騒音を防ぐ
防音遮音の効果は、一箇所だけで叶うものではなく、
多重の措置で音や振動の侵入を防ぐことが重要となります。
求める防音レベルに合う方法を、しっかりとプロの施工業者に相談し、快適な睡眠環境を実現してくださいね。