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現場の裏側ブログ
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外からの音に対しても、外へ漏れ出る音に対しても、一番大きな要因を閉めるのが「窓」の防音。
音が漏れやすいこの部分の対策は、防音を考えるなら欠かすことができません。
どんな対策をすることで窓を伝う騒音を消すことが可能なのか、どのような防音・遮音効果を得ることができるのかをご紹介します。
まず、対策したい建物が戸建てかマンションかによって、取るべき対策が2つに分かれます。
今回は、両方のパターンを見てみましょう。
マンションの場合、外部建具は共有部分となっています。つまり、外部建具をこちらで変更することができません。
こういった場合、外部建具はそのままに、インナーサッシを入れて防音対策することになります。
防音サッシ、断熱サッシとも呼ばれる物で、もともとあるサッシの内側にもう一つサッシを取り付け、窓を二重にします。元あった窓とインナーサッシの間に空気の層を作ることで、防音や断熱、結露防止などに大きな効果を発揮します。
メリットとしては、防音・断熱性が高く、短い工期で高い効果を得られることがあります。
デメリットは、窓が二つに増えるため、開閉や掃除の際、手間が増えてしまうことです。
防音用として使用するのは主にLOW-Eと呼ばれるガラスですが、他にもベアーガラス(PG)、単板インナーサッシなど様々な種類があります。
また、三重にインナーサッシを設置することで、更なる効果を得ることも可能です。
戸建ての場合は、マンションと違って全て自身の所有ですから、外部建具から改修することが可能です。ですから、外部建具ごと、防音仕様にしてしまうのが、最も効果的です。
新築の場合は、最初から防音仕様を要望することで、通常のガラスから防音ガラスに変更することができます。
また、既存のお家であっても、アタッチメント使用して防音ガラスに取り換えることが可能です。
但し、注意点として、ガラスの重量によって既設されている窓のメーカーさんから、対応不可と言われる場合があることは留意しておきましょう。
音を軽減する、防音専用の合わせガラスのことです。
防音性能はガラスの厚みに比例するため、2枚の板ガラスに防音用の特殊フィルムを挟み込み、厚みを増しつつ音をシャットアウトする機能を持たせます。
合わせガラスの一種なため、飛散防止、防犯ガラスとしての役割もあるのもポイントです。
いかがでしたか?
窓にきちんとした対策を施すことで、防音性能は格段にアップします。マンションはインナーサッシ、戸建てでは外部建具に対策すると、覚えておきましょう。
使う建具は多岐に渡りますが、最後は、軽減したい音の大きさ・種類や、予算との兼ね合いになります。
必要な防音性能を適正な価格で得るためにも、まずは防音のプロに相談し、調査を頼んでみてください。きっと、満足のいく成果が得られるはずですよ。