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現場の裏側ブログ | 株式会社クリエート - Part 15

訪問した際、会議室から声が聞こえてきたことはないでしょうか?
それも、内容まではっきりと聞こえてきて、「これって、自分が聞いてしまっても大丈夫な話なんだろうか……?」と、そわそわしたことなどはないでしょうか?
もし自社に訪問した方が、同じように感じられていたら、それは大問題です。「情報漏洩のリスクをそのままに放置している会社」と思われてしまいますし、「これから話す内容も、筒抜けになってしまっているのだろうな」と懸念を抱かれては、まとまる商談もまとまらないかもしれません。

WEB会議の頻度がどんどん上がってきている昨今において、その内容が筒抜けになってしまっていると思われては、信頼性を失うことに繋がりかねません。
会社の信頼性を確保するためにも、また、会議や作業に集中するためにも、会議室の防音、情報漏洩への対策には注力すべきです。
今回は、会議室の音漏れの原因となる箇所をピックアップし、音漏れしない会議室を作る上でのポイントをご紹介します。

 

会議室の音漏れの原因


 

 
会議室の音漏れの原因となる個所は、大きく分けて二つあります。

 

扉や窓、パーテーションの隙間

取り外しのできるパーテーションや扉といった可動部分は、その構造上、可動するための隙間が発生します。ここから音が出入りすることが、音漏れの大きな原因の一つです。
音は空気の振動が伝わることによって広がるので、すき間があればあっただけ、中の音は伝わりやすくなります。窓を開けた部屋と窓を閉めた部屋では、後者の方が音が漏れづらいですよね。これと同じです。
防音においてはまず、こういった隙間を埋め、気密性を確保することが重要になってきます。

 

壁や床そのもの

音は空気の振動ですが、物体を介しても伝わります。壁や天井を通じて伝わってくる音が、この代表例です。
締め切った会議室でも音漏れが起こるのなら、隙間を伝って伝わる音とは別に、この、物体を介して伝わる音の対策も必要になってきます。
厚い素材ほどこういった音に強いため音漏れしづらく、薄い素材ほど簡単に音が漏れてしまう傾向にあります。
空気の隙間から伝う音にプラスして、使われている建材を伝う音を対策すること。これが、会議室の防音において大切なことになります。

 

実際の対策


ここからは、具体的な対策をご紹介していきます。
 

パーテーションの隙間を埋める・サウンドマスキング

先もご紹介したように、気密性の確保は防音において非常に大きな役割を果たします。もしパーテーションの欄間が空いている状態でしたら、まずはそこを閉じるところからスタートしましょう。
サウンドマスキングとは、スピーカーから背景音を流すことで、聞こえてほしくない会話などの音を上書きすることです。防音とは少し違うアプローチとなりますが、情報漏洩に対する一つの対策となります。

 

壁に吸音パネルを設置する

吸音パネルは、音を吸収する機能を持ったパネルのこと。音を吸収することによって、外部に漏れる音を軽減する働きがあります。
音そのものを遮断する効果はありませんが、室内での反響を減衰させることによって、間接的に防音効果を得ることができます。
入手や設置は容易ですが、どの位置にパネルを設置するべきか、どの程度使うべきかなどは、ケースバイケースで判断していく必要があります。そのため、目的と用途に合わせて使いこなすことが求められる点には、注意が必要です。
 

床に吸音材を使用する

吸音性の高い素材、例えばグラスウールやロックウールといった素材を使用することによって、高い防音性を得ることができます。
他にも、床にはフローリングと比べて吸音性の高いタイルカーペットを使うなどの対策もあります。
また、2階以上に会議室がある場合、床下地に遮音緩衝材や、防音素材敷き詰めることで階下に対しての対策になります。
 

壁にツインガラスを使用する

最近では、壁一面にガラスを使用して、開放感のあるオフィスをお作りになる企業様も多くいらっしゃいます。
そういった場合、ただの一枚ガラスではなく、ツインガラスを使用することをおすすめします。ただの二重ガラスではなく特殊なコーティングが施された専用のガラスとなっており、高い遮音効果だけでなく、断熱効果も期待できます。
解放感と清潔感を兼ね備えた内観と、利便性を両立したいのでしたら、ツインガラスの使用をおすすめします。
社員や取引先に与える印象がガラリと変わり、現代的なイメージとなりますから、そういった点でも好印象を与えられます。オフィスのリフォームの際は、雰囲気を一新する意味も込めて、是非とも検討していただきたい対策の一つです。

 

より良いオフィス環境を


会議室の防音について、様々な対策をご紹介しました。
真摯に営業しているのに、ふとした音漏れによって、会社の信頼性を損なってしまう。こんなことを避けるためにも、会議室の防音対策は重要です。
また、防音に伴うリフォームで取引先への印象を良くしたり、社員のモチベーションを向上させたりと、単なる防音対策以上の効果が発揮できるものも、多くあります。

市販のものをご自身で設置して対策することも可能ですが、やはり会社の中核となる部分、性能や見栄えには、こだわりたいところですね。
そういった際はぜひ、プロの力を借りることを、ご検討ください。豊富なノウハウと多数の実績により、最高の防音性能をご提供いたします。

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