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現場の裏側ブログ
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もし、みなさんの自宅のすぐ近くに幼稚園や保育園ができる!という話が持ち上がったらどうしますか?
実際にニュースにもなってご存知の方も多いことと思いますが、地域に幼稚園・保育園ができることに自治体や地域住民が猛反対し、設立が延期・白紙撤回されたというケースが各地で報告されています。
共働きの多いこのご時世、保育園の待機児童問題も取り沙汰されている中で幼稚園や保育園が増えるというのは本来喜ばしいことなのですが、なぜ反対の声が上がるのでしょうか?
その原因はズバリ騒音問題。子どもたちのにぎやかな声やお遊戯の音楽が「騒音」に感じられるという理由です。
子どもの声は騒音か
幼稚園や保育園など、子どもに関わる施設は「子ども施設」と呼ばれることがあります。小学校や学童施設などもそうですね。
子どもが元気に遊びまわれる世の中というのは非常に望ましいこと。子どもの声を騒音と判断するか否かというのは賛否が分かれる問題です。
音というのは感じ方に個人差が顕著にあらわれます。なにかひとつの音をうるさいと感じるかそうでないかは個人の感覚で異なり、一概に何が騒音であるかを判断しづらいものです。
「子どもたちは社会の宝なんだから、地域住民も協力すべき。騒音扱いすべきではない!」という意見もあれば「たとえ子どもの声でも煩わしいのに変わりはない、平穏な暮らしをを脅かされたくない!」という意見もあり、どちらが間違いか正しいかを決めるのは酷なこと。
子どもの声は騒音か?というのは、簡単には答えの出ないとても難しい問題なのです。
裁判になった実例も
実際に関西では、保育園の近所に住む住人の男性が「保育園の“騒音”のせいで日常生活に支障をきたしている・平穏な生活が乱された」として、保育園の運営団体に対して訴訟を起こしたことがありました。この男性は保育園の門の数十メートルほど先に、開園前から暮らしていたそう。
この保育園は開園に際して近隣住民と騒音対策について協議をかさね、防音壁を建設したり一部の住宅の窓を二重窓にするなどの防音対策をとっていたそうですが、それでもこの男性には保育園の音は「騒音」に感じられたということになります。
判決は男性側の敗訴。判決理由は「国が定めた騒音基準を上回らず、限度を超えているとは言えない」というもの。最高裁まで持ち越されましたが、判決が覆ることはありませんでした。
この件は報道やインターネット上でも話題となり物議をかもしました。子どもが騒がしいのは当たり前なのだから見守るべき・うるさいことに変わりはないのだから騒音に感じてしまうのも仕方がない、と多様な意見が交わされていました。
地域共存と騒音
幼稚園だけでなく、近年さまざまな「騒音クレーム」により地域行事が減っている、という話も耳にします。小学校の運動会やその練習・地域のお祭り・花火大会・除夜の鐘など・・・
地域がにぎわい子どもたちが元気に遊ぶ社会は理想的ではあります。しかし、それが毎日のように連続して続けばどうでしょうか。仕事でくたくたになっているときも、ゆっくり眠りたいときも、静かに過ごしたいときもあるでしょう。
「うるさいけどお祭りがなくなったら地域の人がかわいそうだ・・・」「クレームを言って厄介な人だと思われたくないな」「子どもが元気なのはいいことだから我慢しなくちゃ・・・」と考えたことはありませんか?
自分の住んでいる地域が活気にあふれ、子どもたちがのびのびと過ごせるというのは誰にとっても望ましく、嬉しいことです。そんな中、自身の中に生まれてしまった「それらを煩わしく感じる自分の感情」に良心の呵責を覚えてしまう人も多いと言います。
生活環境の整備が地域を守る
子どもたちを守り、地域のふれあいを守り、自分の生活環境も守っていく。そんな環境を整えることこそが社会がより良いものになっていく第一歩になるのではないかとクリエートは考えています。
にぎやかな周囲の音から家族の生活環境を守っていくための防音・遮音対策がその大きな方法のひとつです。近所の音も子どもの声も本来ならば発せられるのが当然のもの。それが日常をおびやかしてしまうことで人はそれを「騒音」と感じるようになります。わずらわしい「騒音」でなければ気になることはありませんし、平穏な環境を維持することができるのです。
音を「騒音」にせず、環境を守っていくために防音・遮音対策はとても重要。一生の住まいと生活を守っていけるものです。
何かと手間のかかるイメージのある防音・遮音対策は、ご自宅のリフォームのタイミングが大きなチャンス。リフォームをお考えの方はぜひ、防音・遮音対策をリフォーム項目のひとつとして検討していただくことを、クリエートは強くおすすめしています。
まとめ
子どもたちは元気にのびのびと過ごし、季節のイベントで地域が盛り上がる。とても素敵な環境だと思いませんか?
地域が元気であるためには、やはりそこに住む人々の力は欠かせないものですよね。社会のためというと少し大げさな気もしますが、自分の街を楽しみ、愛していける環境づくりこそが、誰もが住みやすい日本をつくっていくのではないでしょうか。