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現場の裏側ブログ
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家の窓の窓枠部分のことを「サッシ」と呼びますが、この「サッシ」部分にこだわっている!という方はいらっしゃいますか?
おそらく家のリフォームや新築を検討する段階では、サッシをこうしよう!と考えておられる方は少なく、サッシはどれも同じなのでは?とお考えの方が多いかもしれません。
今回はサッシの中でも、大掛かりな工事の必要がなく、取り付けるだけで生活の質を向上させるのに役立ってくれる「インナーサッシ」についてのご紹介と、インナーサッシをおすすめする理由やメリットについてお話していきます。
インナーサッシとは何か
インナーサッシとは二重窓のこと。
二重窓というとペアガラス(複層ガラス)と混同されがちですが、ペアガラスは1つの窓に対してガラス2枚で構成しているもの・インナーサッシは窓を2組配置して構成しているものと、それぞれ構造がまったく異なります。
インナーサッシには様々な特性があり、多くのメリットが生まれます。
インナーサッシの性能とメリット
①気密性
インナーサッシのもっとも大きなメリットはその気密性の高さにあります。
窓の開閉をスムーズに行うため、どんな窓でも若干の隙をわざと空けてあります。このわずかな隙間があることで外部の音が室内に入り込んでしまい、騒音に悩まされるようになってしまうケースが少なくありません。
インナーサッシを取り付けることによってこの隙間から入ってくる空気の量がグンと少なくなり、そして室内からも空気が逃げていくことが格段に少なくなるため、部屋の気密性が高まります。
気密性が向上することによって期待できるのは「防音効果」です。人の話し声や動物の鳴き声・近所の生活音・車や電車の音など、外からの騒音は空気の振動によって人間の耳へと伝わる「空気音」であることがほとんど。空気の出入りを限りなく少なくすることによって、必然的に音が出入りすることも少なくなるという仕組みです。
幹線道路や線路の近くにお住まいのご家庭・楽器演奏が趣味の方や音楽教室を開いているご家庭など、生活環境やライフスタイルによって、外窓と内窓の間隔を広くしたりガラスも防音効果の高いものを使用することによって、さらに防音・遮音効果を高めることが可能になります。
②断熱性
外側の窓と内側の窓と2つの窓があるわけですから、この2つの窓の間には空間が生まれます。この空間に空気の層ができることによって、外部の気温の影響を受けにくくなり、室内の熱が外部へ逃げることも防げます。
暑い夏の時期、室外から入り込んでくる暑い空気の約70%以上が窓から入り、反対に冬は暖かい室内の空気の約50%近くが窓から逃げていくと言われています。確かに、窓の近くにいると夏は暑く、冬は冷たいですよね。
こうした無駄な空気の出入りを防止することにより室内はいつでも快適。年間を通して冷暖房費を抑えることができ、省エネ効果がアップします。
またインナーサッシの間の空気層は結露防止にも効果を発揮します。魔法瓶に似た原理で二つの窓の間に発生した空気の層が熱伝導率を下げ、結露の発生を抑え、カビの発生を防いでくれるのです。
③防犯
空き巣・泥棒の半数以上が、リビングの窓から侵入しているというデータがあります。とくに家の1階部分に何の防犯対策もしていない場合は、こういった犯罪の被害に遭うリスクが高いのです。
そういった犯罪者たちが「嫌う家」つまり、この家に空き巣に入るのはやめようと敬遠する家は「侵入に時間がかかる家」ということをご存知でしょうか。犯罪者の約7割は、侵入に5分以上かかる場合は諦めるそう。
窓をインナーサッシで二重にすることによって窓を破るのに時間がかかる・窓を割ってもカギを2か所も開けるのに時間がかかる・大きくガラスを割る音で周囲が異常に気付けるという、非常に高い防犯効果を発揮します。
また、室内が見えづらくなるので外から部屋の様子を十分に「確認」できません。このご時世、空き巣も普段から「泥棒しやすそうな家」をリサーチしているそうですから、二重窓は犯罪抑止にもつながりますね。
まとめ
大掛かりなリフォームや建て替え工事を行わなくとも、窓をインナーサッシへリフォームするだけで生活環境はより快適に、そして安心・安全な暮らしを送ることができます。
ご自宅のスタイルによってデザインや形も豊富です。各メーカーから様々なタイプのインナーサッシが発売されており、クリエートがショールームへご同行もいたしております。
ご自宅にインナーサッシを取り付けることが可能かどうかから、環境や目的に合わせてどんなインナーサッシやガラスを選べばよいのかも、インナーサッシのことは何でもまずはご相談ください。窓のリフォームでご家族皆さんが暮らしやすい環境を守っていきましょう!