現場の裏側ブログ
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今、日本人のほとんどが睡眠不足と言われています。
総務省統計局の調査 ( 平成 28 年 ) によると、全国の平均睡眠時間(10 歳以上,土日を含む週全体の平均)は 7 時間 42 分でした。
OECD( 経済協力開発機構)が 2014 年に行った国際比較調査のうち、世界主要国 29 カ国の中で韓国に次いで 2 番目に短いということも分かっています。
また、興味深いことに「幸福度ランキング」でも睡眠時間の長い国ほど幸福度が高く、低い国ほど低い傾向が示されているのです。
睡眠について、私たちは今一度見つめ直してみる必要があるのではないでしょうか。
そこで今回は、睡眠の質を上げるための寝室のリフォームのポイントについてご紹介します。
質の良い睡眠のためには
寝室は、1 日の 1/4 ~ 1/3 を過ごす場所です。質の良い睡眠のためにもっとも大切なのが、「寝室の環境を整えること」です。
まずは、質の良い睡眠をとるポイントを見ていきましょう。
室内の環境を整える
寝室がごちゃごちゃしていたり、嫌なにおいが漂ったりしていると、質の良い睡眠はとれないでしょう。
寝る前は部屋をきれいに整えて、すっきりとした気持ちで布団に入ることが大切です。また、自分の好きな香りのアロマオイルを焚くと、よりリラックスした気持ちで眠れるでしょう。
温かい飲み物で眠気を促す
ホットミルクや白湯などの温かい飲み物は、内臓から体を温めてくれます。
体温が下がり始めるときに眠気が自然に起きるので、温かい飲み物を飲んで睡眠前のリズムをつくりましょう。
安眠効果を高めるためには、カフェインが入っていない飲み物を選ぶことが大切です。
リラックスできる音楽を聞く
寝る前にリラックスができる音楽を聞くことで、睡眠の質を高めることができます。
ヒーリングミュージックは、副交感神経が優位になるので高いリラックス効果が期待できるでしょう。また、ゆったりとしたクラシック音楽もおすすめです。
次に、寝室の環境を考える時にポイントである部屋の広さ・温度や湿度・音・光・色彩・香り・セキュリティなどについて解説します。
また、駅近などの賑やかな住宅の場合は防音・遮音施工、調湿対応することもおすすめです。
温度・湿度
理想的な寝室の温度は、夏は25度、冬は15度から18度、湿度は50~60%と言われています。
睡眠に最適な湿度・温度を保つためには、エアコンや加湿器などでうまく調節することが大切です。
また、湿気を調整してくれる珪藻土などの素材を寝室に使用することもおすすめです。
音
外部からの騒音が気になる場合、厚手のカーテンとレースのカーテンの二重掛けにすると防音対策になります。
また、内窓を設置し、二重サッシにするとより高い防音効果が期待できます。
光
寝室は明るすぎず、真っ暗にしすぎない明るさが理想です。
白い光の照明よりも、温かい白熱灯の光が安眠に導いてくれるでしょう。
照明器具は、電球のような光源が直接見えるものより、セードで覆われた照明器具や間接照明など、柔らかい光が照らしてくれるものがおすすめです。
色彩
質の良い睡眠をとるためには、寝室の壁紙選びにもこだわりましょう。
オフホワイトやベージュなど、落ち着いた色の壁紙を選ぶことをおすすめします。また、濃い色や大きな柄がついた壁紙を取り入れたい場合は、アクセントクロスとして採用することが大切です。
香り
寝室の香りは、気持ちを落ち着かせてくれるベルガモットやサンダルウッド、入眠作用があるラベンダーが適しています。
また、寝室は体臭がこもりがちです。嫌なにおいがこもらないよう、こまめに換気をしながら香りを楽しみましょう。
寝室の香りツールとしてのおすすめは、アロマキャンドルやファブリックスプレーです。
セキュリティ
寝室のセキュリティが不十分だと、安心して眠りにつけないでしょう。
おすすめは、窓に防犯シャッターを設置し、シャッターはロック構造の強度の高いものを選ぶことです。
また、出入り口と窓には、感知センサーを備え付けることもおすすめです。
部屋の広さ
質の高い睡眠を目指すには、部屋の広さも大きく関わってきます。
4.5畳の寝室なら、シングルベッド~ダブルベッドまでが適切です。クイーンベッドを置きたい場合は、6畳以上がおすすめです。また、ベッドルームを採寸するときは、クローゼットや入口のドアを開けて、干渉しないかを確かめてから寸法を測ることが大切です。
寝室をリフォームして良い睡眠をとろう
寝室のリフォームは、お客様の希望に寄り添いながらさまざまな要素をバランス良く取り入れることが必要不可欠です。
株式会社クリエートでは、お客様のお話をしっかり聞きながら、いろいろなご提案をさせていただきます。
住まいの中でも寝室は、一日の生活リズムを整える大切な場所でもあります。そんな寝室はできるだけリラックスできることが理想的です。
睡眠の質も考えて寝室をリフォームする場合は、部屋の広さや防音性、明るさ、湿度などにもこだわることが大切です。
寝室をリフォームしたいとお考えの方は、ぜひ一度相談にいらしてくださいね。