現場の裏側ブログ
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日本は高齢者が増えており、世界のなかでも長寿の国として知られています。
今回は、高齢者が安心して暮らせる住まいのリフォーム内容や、リフォーム工事に使える保険・補助金などをご紹介します。
高齢者がいるご家庭や、今後の事を考えてリフォームを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
日本は長寿の国とされており、ある海外の研究では、2007 年に日本で生まれた子供の約半数が 107 歳より長く生きると推計されています。
このように、日本は健康寿命が世界一の長寿社会を迎えようとしています。
100 歳以上を生き抜く生活に向け、これからの高齢者には余生を過ごすための非常に長い時間があると言えるでしょう。
リフォームには体力と新しい環境への順応力が必要になるため、リフォームするのなら早いに越したことはありません。
その理由として考えられるのは以下の通りです。
・高齢者になってからでは身体的・費用面での負担が高くなる
・高齢になるにつれてローンの審査も厳しくなる
・被介護者だけでなく介護者の負担軽減にもつながる
では、高齢者の住宅でリフォームを行うべき場所とはどこでしょうか。
気になる場所をリフォームするのが一番ですが、リフォームしておくと良いおすすめの場所やリフォーム内容をご紹介します。
・トイレ
生活の中で使う頻度が多いトイレリフォームの優先順位は高いと考えられます。高齢者は立ったり座ったりの動きが辛くなるので、手すりをつけて安定させることが大切です。
また、トイレの床を上げて段差を解消することで、トイレの出入りが楽になります。
・階段
高齢者にとって階段の上り下りは、転倒したり足を踏み外したりと危険になりがちな場所です。
階段には、手すりを取り付けたり、床自体を滑りにくい床材へと変えたりするリフォームをおすすめします。
・浴槽
お風呂場は水で滑りやすいので、手すりを設置して転倒を防ぎましょう。また、高齢者に多いヒートショックを防ぐためにも、浴室暖房を取り付けるリフォームも大切です。
さらに、お風呂場の出入りを楽にするために、ドアを折戸に変更するリフォームもおすすめです。
・玄関
玄関は靴を楽に脱いだり履いたりするために、手すりの設置が必要です。
また、車いすを使う家族がいる場合は、スロープや電動リフトを設置することで、玄関に入るのが楽になります。
ほかにも、高齢者は握力が衰えてくるので、玄関のドアノブをレバーハンドルに変えるリフォームもおすすめです。
・リビング
部屋と部屋の間に段差がある場合は、高齢者が転倒してしまう可能性があります。
転倒事故を防ぐために、段差を解消するリフォームもおすすめです。
高齢者リフォームに適応できる保険や補助金には、以下のものがあります。
こういった保険・補助金をうまく使ってリフォームすると良いでしょう。
・居宅介護住宅改修費
これは、今まで住み慣れた自宅で今後も安全に生活できるように、住宅内のリフォーム支援を介護保険で受けられるというサービスです。住宅リフォームの対象は、玄関や廊下、浴室、トイレなどの手すり設置、段差の解消などです。
・高齢者自立支援住宅改修給付
介護保険給付の対象外になる部分において、転倒防止や行動範囲の拡大、動作の容易性の確保、介護の軽減などを目的にし、高齢者の生活する住宅リフォームを行う場合にリフォーム費用の一部を支援するという給付金です。
・高齢者住宅改修費支援制度
要介護や要支援認定を受けている65歳以上の高齢者で、病気、障害などに伴う身体機能の低下によって、日常生活上に支障があって困っている方を対象に、住宅のリフォーム工事を行うための費用を一部助成するという制度です。
・障害者住宅改造費助成制度
障害のある方の住宅のお悩みを解消するために、訪問による住宅改造相談を通して専門的助言指導を行うと共に住宅のリフォームに必要な経費を助成するという制度です。
所得によって助成率は変わり、助成限度額は60万円となります。
・リバースモーゲージ
持ち家のような資産があっても、現金収入が少ない高齢者を対象として、居住中の持ち家を担保に福祉サービス費や生活費に充てる資金を貸し出すという制度です。
このように、高齢者が利用できる保険や補助金はいろいろあるので、利用できる方はぜひリフォームに活用してみてくださいね。
これから長く快適に住み続けるためにも、高齢者の住宅のリフォームは信頼できるプロのリフォーム業者に依頼しましょう。
自分でできる手軽なリフォームもあるかもしれませんが、安全面を考えると、プロによるリフォームが安心です。
ぜひ、実績と信頼のある経験を積んだリフォーム業者に依頼し、これからも家族みんなが安心して暮らせる住まいにリフォームしてくださいね。