現場の裏側ブログ

2月, 2021 | 株式会社クリエート|記事一覧

DIYでの防音工事

自作の防音対策とプロとの違い、自作の防音対策には限界がある
「自作で防音対策をしてみよう」と思いたち、ホームセンターなどで防音グッズを取り入れたことのある方も多いのではないでしょうか。自作での防音対策は失敗も多く、施工に成功したとしても十分な防音対策を得られないこともしばしば…。

自作の防音対策とプロによる施工では圧倒的な差があります。

 

そこでこの記事では、自作の防音対策とプロの防音対策を比較してみます。

 

 

 

 

プロによる防音工事

プロの防音対策のフローをご紹介!

プロの防音対策は、自作の施工とフローそのものが違います。

プロの防音対策リフォームの流れは以下の通りです。

 

1 ヒアリング:何を解決したいのか徹底したヒアリングを行い、ご要望の理解を深めます。
2 調査:場所の環境や平常時の生活音を調査します。
3 施工:適性価格の施工を行います。
4 効果測定:工事完了後、防音工事・施工の効果測定を行い、報告を行います。

 

基本的に、このような流れで防音のリフォーム工事は行われます。

また、リフォーム業者選びに関してですが、一般的な費用の相場よりも安い金額で見積もりを出す業者には気を付けましょう。

金額が安すぎると、質の悪い防音素材を使っていたり、防音性能の低い工事を行われたりする可能性があるのです。

リフォーム業者を選ぶ際は、価格だけではなく施工実績や経験豊富な業者を選ぶことが大切です。

 

 

 

 

騒音の基準と目安

騒音値の基準と目安

騒音値や音圧は、デジベルという単位で表します。

騒音値の基準と目安をご紹介します。自作の防音・遮音対策とは違い、プロによる工事では必ずこのデジベルを測定します。

 

  • うるさくて我慢できないレベル:90デジベル(犬の鳴き声、ピアノの音、電車の車内など)
  • かなりうるさい、かなり大きな声を出さないと会話ができないレベル:70デジベル(騒がしい事務所の中ややかんの沸騰音など)
  • 非常に大きく聞こえてうるさい、声を大きくすれば会話ができる:60デジベル(洗濯機や掃除機の音、トイレ、テレビ)
  • 大きく聞こえる、通常の会話は可能:50デジベル(家庭用クーラーや換気扇)
  • 聞こえる会話には支障なし:40デジベル(都会の深夜、図書館、静かな住宅地の昼など)
  • 非常に小さく聞こえる:30デジベル(郊外の深夜やささやき声など)
  • ほとんど聞こえない:20デジベル(木の葉の触れ合う音など)

 

 

 

床の衝撃音

遮音工事のパターンと床の衝撃音

次に床への衝撃音の種類をみていきましょう。

一言に床の衝撃音と言ってもさまざまな種類があります。種類によって対策も工事も異なりますが、素人ではなかなか判断できません。

 

軽量床衝撃音:軽いものを床に落としてコツンと音がしたり、スリッパで床を歩いてバタバタしたり、軽くて高音域の音を指します。軽量床衝撃音の遮音性能は、床の構造や床の仕上げ材などによって変わります。

重量床衝撃音:大きな家具を動かしたり、子供がジャンプしたりとドスンとするような大きく下の階へと伝わる鈍くて低い音を指します。重量床衝撃音は、床の材質が重くて固いほど遮音性能が高くなります。

空気伝搬音:楽器などから放出された音が空気中を伝わっていく音を指します。この空気伝搬音は、距離減衰により、音源から離れれば離れるほどレベルが減衰しますが、さらに塀など遮るものによって減衰します。

個体伝搬音:振動源から発生した振動が床などを振動して伝わり、さらに壁などを振動させて空気中に音として放射する音を指します。

 

遮音工事は、内からの騒音をなどを出さない工事を指します。遮音性能が悪い部屋では、外からの音が伝わってくるので、快適な生活が妨げられる可能性があります。そのため、密閉性の高い材料や重い材料で、音を漏らさないようにリフォームなどで対策することが大切です。

 

遮音リフォームでは、遮音シートや遮音パネルなどがよく使用されますが、より効果を求めるのであれば遮音マットと遮音パネルをおすすめいたします。

遮音(防音)マットはゴム製で、厚みによって遮音(防音)性能が異なります。遮音(防音)パネルはゴム製マットと石膏ボードを組み合わせたパネルのことで、高い密度を持つため遮音シートと比較するとより高い遮音性が期待できるでしょう。

遮音対策はほかにもいくつかあありますが、重要なのは遮音材の種類、施工方法、壁厚など、目的に応じた性能をきちんと提案してくれる業者を選ぶことです。

 

 

 

 

プロに依頼しましょう

本当に満足したいなら、自作の防音対策ではなくプロにリフォームを依頼しよう!

私たちの毎日の生活にとって「音」は切り離せないものです。

自分の発する音で周りに迷惑をかけないことはもちろん、外部からの音で生活に悪影響を与えないためにも、適切な防音対策が必要です。

 

自作でも防音対策はできますが、防音カーテンや防音マットなどの自作でできる対策では満足いく効果を得られなかったり、自作で防音室を作った場合でも元の部屋を圧迫して、逆に窮屈な暮らしになってしまう場合も考えられます。

 

せっかく防音対策を行うなら、生活の邪魔にならないような理想的な対策を目指したいですよね。

 

防音対策で本当に価値ある満足感を得たいのであれば、経験が豊富なプロに依頼することをおすすめいたします。

 

お電話でのお問い合わせ
0120-928-849
受付時間 9:00~19:00

古くなったり劣化してきたりした自宅を、リフォーム業者に頼んでキレイな家に変えたいと考えている方は少なくないでしょう。

しかし、リフォーム業者選びを間違えてしまうと、せっかくリフォームするのに希望通りにならなかったり、見積もりと実際の金額が大きくかけ離れてしまったりといった事態が考えられます。

 

そこでこの記事では、リフォーム業者選びの心得をご紹介します。リフォームを検討中の方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

 

やりがちな失敗

リフォーム業者選びでやりがちな失敗
まずは、リフォーム業者選びでよくありがちな失敗をみていきましょう。

 

●リフォームプランを決定する段階での失敗

・事前勉強はしているものの、自分たちの希望の完成像がイメージできておらず、結局業者の言うがままのお任せになってしまう。そのため、納得のいかない仕上がりになってしまった。

 

●見積もり段階での失敗

・数社との競合にかけた場合、自分で内容を理解したり・整理できず、結果見積もりの安い業者に依頼してしまった。その結果、希望通りのイメージに完成しなかったり、安いだけですぐに劣化したりしてしまう。

 

●リフォーム後の失敗

・最初の見積額が500万円だったのに、引き渡し後に送られてきた請求書では700万円になっていた。

・リフォーム業者が「その工事もできますよ」と言うので無料だと思っていたら、追加費用が発生する工事だった。

・打ち合わせ時に「この壁紙はホワイトで」と伝えたのに、仕上がりを見たらライトグレーになっていた。

・電話でキッチンの蛇口を変更するように依頼したのに、納品されたキッチンの蛇口に反映されていなかった。

 

 

 

 

 

リフォーム前の事前準備

業者選びの前にやっておきたいこと
業者選びのその前に、まずはどんなリフォームをしたいのか、自分の希望を明確にしておきましょう。
おすすめの方法は現状の不満を列記することです。

紙に、以下のような不満の内容をどんどん書いていきましょう。

 

・「ものがあふれている」「使いにくい」などの感覚や体感的な不満
・キッチンやお風呂などに対する不満
・部屋の配置やキッチンやリビングなどの導線の不満など

このように、とにかくたくさん書き出してみましょう。不満から、自分が持っていた希望や要望を抽出することが可能です。

 

 

 

 

リフォーム選びのポイント

リフォーム業者選びの心得
自分の要望や予算をしっかり伝えた上で、いよいよ業者選びです。
リフォーム業者選びのポイントと心得をご紹介します。

 

業者の打ち合わせ時の対応チェックポイント

・メモはとっているか?話しやすい対応か?
・問題点や不満解消についてアイデアは豊富だったか?
・現場採寸や調査などを迅速に行っているか?

 

リフォーム業者は、どのタイプや部材がどれくらいの売り上げにつながるのかをある程度把握しています。

そのため、利益を求めて一方的な提案をしてきたり、希望とは違った形の完成を提案してくるリフォーム業者も存在します。

リフォーム業者に相談する際は、自分の希望に対してのメリットとデメリットを、明確な理由をつけてしっかり提案してくれる業者を選ぶことが大切です。

 

また、リフォーム業者の過去の実績をホームページなどで確認することで、そのリフォーム業者が得意にしている工事が分かります。

施工事例をできるだけ調べ、そのリフォーム業者が何を得意としているのかを見極めることが大切です。

自分が希望としているリフォームを多く経験しているリフォーム業者に依頼すると、技術面でも安心してお任せできるでしょう。

 

業者の提案書のチェックポイント

・期日通りの提案書が提出されたか?
・不満や要望が計画の中に盛り込まれているか?
・カタログやサンプルなど、分かりやすい提案資料だったか?
・考慮された予算プランか?

 

トイレやキッチンなど一部分をリフォームする場合でも、見栄えにこだわりたいか、機能性を進化させたいか、予算をできるだけ抑えたいのかなど、そのご家庭によって軸にしたいことはさまざまです。

どのようなリフォームにしたいかを具体的にヒアリングしたうえで、必要に応じて分かりやすくイメージがつきやすいサンプルも提案してくれるリフォーム業者だと安心ですね。

 

また、「費用をできるだけ抑えるならこんなプランがおすすめです」など、予算に合わせて提案してくれるリフォーム業者なら、業者の利益だけでなく依頼している方の意見も尊重していると判断できるでしょう。

 

 

 

 

 

素敵なリフォームは業者選びから
業者をしっかりを見極めて、ライフスタイルが変わるようなリフォームの実現を!
リフォーム業者選びを失敗してしまうと、希望通りにならなかったり、リフォーム後に問題が出てきてもフォローしてくれなかったりといった事態が発生する可能性があります。

 

リフォームは費用がかかりますし、気軽にできるものではありません。リフォーム業者を選ぶ際はいろいろな角度から業者をチェックし、できるだけリフォーム業者の情報を手に入れてから依頼することをおすすめします。

 

こちらでご紹介したリフォーム業者選びの心得をしっかり覚え、ぜひリフォーム業者選びに役立ててくださいね。

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マンションなど集合住宅にお住まいの方は、隣や下の階の部屋の音が気になることがありますよね。

反対に、「自分たちの音が周りに響いていたらどうしよう」と気になることもあるでしょう。

集合住宅の騒音トラブルは意外と多く、テレビや新聞のニュースにもなっています。

 

そこでこの記事では、集合住宅の防音リフォームについてご紹介します。

騒音が気になるという方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

集合住宅とリフォーム

集合住宅でこんな方は要注意!

 

集合住宅にお住まいで、以下のような方は注意が必要です。

 

・部屋で楽器を弾きたい
・大音量で映画観賞、スポーツ観戦などがしたい
・お子様の夜泣きや走り回る足音などが近所迷惑になっていないかと気になる
・夜中に洗濯機をまわしたい(時間帯の問題)

 

戸建てとは違い、集合住宅は壁のみで隔てられているため、マンションでは戸建てよりも騒音問題がシビアです。
常に生活騒音に気をつけ、お隣さんを気にする生活が必要ですよね。

「マンションの中古物件では自分の希望が叶わないのではないか?」とすぐに諦めずに、
リフォーム・リノベーションで自由に楽しめる空間を目指してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

集合住宅でのリフォーム

集合住宅での防音工事の特徴

基本的にマンション・戸建てでの施工方法は同じです。

防音工事は、基本的に50db以上の減音を求めて施工します。この効果を得るためには、床・壁・天井の6面体に対しての遮音工事を行います。

同時に遮音が強すぎると音の反響が出ますので、吸音面も考えて設計しなければいけません。

 

 

防音工事の予算と削減できるdb

防音工事を行うには、室内の広さが4.5帖ほどあれば対応できます。

防音工事にもグレードがありますが、スタンダード使用でおおよそ150万円〜が一般的です。※戸建て、マンションなどの施工条件により変動します。

 

 

次に、防音リフォームには、床や床材張り替え、防音マットを敷く、壁、換気口、窓、ガラス、部屋を防音室に変えるなどさまざまな種類がありますが、それぞれどの程度dbを削減できるかみてみましょう。

 

 

●インナーサッシ(二重窓)

窓の防音効果を高めるには、防音効果のある窓ガラスを使ったり、インナーサッシ(二重窓)にする方法があります。

防音効果のある窓ガラスには、二種類の異なる厚さのガラスを組み合わせたもの(複層ガラス)や、二枚のガラスの間に特殊シートを挟んだものなどがあります。

用途に合った窓ガラスを選びましょう。

 

インナーサッシの種類と削減db

・シングルガラスの場合 約25db削減 ※外窓と合わせて

・PGガラス(複層ガラス)の場合 35〜40db削減 ※外窓と合わせて

・Low-Eガラスの場合(複層ガラスを金属膜でコーティングしたもの)の場合 40から45db削減 ※外窓と合わせて

 

インナーサッシ(二重窓)は、今ある窓にさらにもう一枚窓を取り付けるリフォームで、外窓とインナーサッシ(二重窓)の空間が重要です。

二重窓にすると窓と窓の間に空気が入り、そこに音が吸収されるので、高い防音効果を発揮します。

 

●防音ドア

出入り口のドアも大きい音漏れの要因の一つです。

防音ドアは数値にバラつきはありますが、各メーカー規格品で32〜42dbほどの削減が期待できます。


●床の防音リフォーム

マンションや団地などの集合住宅の場合、下の階へと響く音が気になるという方も多いでしょう。

床の防音効果を高めるには、吸音素材や防音性が高いマットを敷く方法と、二重床工法などがあります。

 

マットを敷く方法は、防音性の高いマットの上にフローリングシートを貼り付けたものが一般的です。

基礎の傾きなどがなければフローリングを剥がす費用はかかりません。

 

一方、二重床工法はコンクリートスラブに金属製の支えを立てて、その上に床を設置する方法です。

コンクリートスラブへの振動が伝わりにくくなることで、防音性が高くなります。既存のフローリングなどを除去する必要があるため、諸経費が他の防音リフォームと比べて高くなる傾向がありますが、高い防音性が期待できます。

 

いずれの方法も家具を移動するなどの労力は必要ですので、後悔のないようしっかり検討してから施工方法を選ぶことをおすすめします。

住んでいるマンションの規約や構造などにより施工可能な防音施工が異なるので、まずはリフォーム会社に相談してみましょう。

 

●防音室リフォーム

部屋の中に防音室をつくるというリフォームもあります。

ピアノや管楽器など楽器を周りを気にせず演奏したいという方に最適なリフォームです。

一般的によく知られているボックスタイプの防音室を取り入れる方法もありますが、それではスペースがかなり小さくなって部屋全体を窮屈に感じてしまう可能性もあります。

当社サービスの「お部屋まるごと防音室」のように、広さや内装を損なうことなく防音室にする施工も可能です。

 

防音室は他の施工に比べて、高い工事費となります。

目先の安さや工事の手軽さに囚われず、ご自身のライフスタイルにあった防音室をしっかり検討することをおすすめします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

集合住宅リフォームの注意点
集合住宅でのリフォーム注意点

集合住宅での防音リフォームは、以下の点に注意しましょう。

 

1 リフォーム可能か、管理規約でよく確認を
2 楽器の音や種類によっては十分な効果が得られない可能性もあるので、目的をはっきりさせて、目的に合うリフォームを選ぶ
3 業者選びにはこだわりを!!

 

マンションの場合、専有部分と共有部分があるので、どのエリアまでリフォーム工事をして良いのかを管理会社に確認する必要があります。リフォーム会社との打ち合わせの際にも、あらかじめ管理規約を提出することをおすすめします。

 

また、リフォーム会社はたくさんあるので、リフォーム後の生活まで考えてアドバイスしてくれる会社を選ぶことが大切です。

リフォーム工事後に快適に暮らせるように、アフターケアサービスが充実しているか?なども検討のポイントとなります。

設備にトラブルが発生した時にすぐに駆け付けてくれたり、住宅設備の延長保証をしたりしてくれるかどうかを確認しておきましょう。

 

 

集合住宅の問題点

基本的にマンション・戸建て手の施工方法は同じとお話ししましたが、実際のところ集合住宅での防音工事はさまざまな制限もあり難しい側面もあります。

集合住宅での防音工事は、そうした制限を含めて検討するがありますので、ここではあえて実際に起こりうる問題点をご紹介します。

 

床の遮音
マンションによってはスラブコンクリートに直張りされた床仕様もあり、遮音施工する場合に段差が生じてしまうことがあります。

 

壁の遮音

もともとの壁の厚みに加え、遮音性能の高い遮音材の厚みが必要となりますので、確保したい居住空間スペースとバランスをとる必要があります。

 

天井の遮音

マンションによってはコンクリート直に天井仕上げされている場合があり、遮音施工を行うことで天井高が低くなってしまうことがあります。

 

 

集合住宅でのリフォームはプロへ依頼を
集合住宅の防音リフォームこそ、プロに依頼しましょう!

先にご紹介した通り、特に制限が多いマンションなどの集合住宅にこそ、ノウハウを熟知したプロに依頼することが成功の近道です。

加えて集合住宅では、工事資材の搬入やお隣への挨拶など、戸建より気を配る場面がたくさん発生します。

相談から施工完成まで丁寧に対応してくれる業者を選ばないと、ご近所トラブルに発生する可能性もあります。

そのため業者選びは値段だけで簡単に決めず、丁寧に行うことをおすすめします。

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