現場の裏側ブログ
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住まいのリフォーム、どんなところを住みやすく作り変えたいと考えていますか?
最新式のキッチンに広くてキレイなお風呂・エコを意識した省エネハウス・オシャレな内装を揃えたインテリアなど・・・夢はふくらむばかり。
リフォームとは、今以上に暮らしやすい住まいを手に入れること。そのためには「生活の動線」が非常に大切であることを、今回は考えていきたいと思います。
生活動線とは?
生活動線とはご存知の通り、住まいの中で家族がどのように動いて生活をしているか?その動き方やルートのことです。
朝起きてベッドから出て、お手洗いへ行き洗面台へ。リビングで朝ごはんの食卓を囲み、着替えて準備をして出勤。
買い物から帰ってきて買い物袋をキッチンに置き、冷蔵庫やストッカーなど食材を定位置へ。調理中は炒め物をしながら調味料を取り、食器を取り出して盛り付けて食卓へ。
普段何気なく当然のように行っている生活の一コマ一コマですが、「トイレの右となりが洗面台」「タオルはここ・シャツはこのタンス」「調味料はここ・あのお皿はあっちの棚」など、無意識のうちに体が覚えているためスムーズに行えていること。そのルート。これが動線です。
生活動線が狂うと・・・
ではある日突然、この環境が変わってしまったとしたらどうでしょう。よそのお宅にお邪魔した時や、模様替えをして家具の位置を変更した時など。
「あっそうか、洗面所はこっちじゃなかった」
「タンスの位置を変えたら不便になったなぁ・・・」
「コンロから手の届かない位置に調味料があるのは不便!」
こんな経験どなたにでも一度はおありなのではないでしょうか?生活動線が狂うと、このような不便が起こります。
よそのお宅であれば一時的ですし、模様替えしただけならまた元の位置に家具を動かせば解決します。しかし、これがリフォームだったらどうでしょう?簡単に元の位置に戻せばいい・・・という訳にはいきません。
生活のささいなことに不便を感じることは、小さな積み重ねがストレスになりますし、動き方が変わると家具や壁・ドアにぶつかったり室内での転倒など、ケガにつながる危険も。特にお年寄りや小さなお子さま・ハンディキャップをお持ちのご家族がいらっしゃる場合には深刻な問題です。
動線の種類
生活動線の中にはおおよそ3種類あります。
・家事動線:掃除・洗濯・調理など家事をするための動線
・衛生動線:お手洗いや洗面所・お風呂へ行くための動線
・通勤動線:リビング・玄関と家族の部屋や寝室を結ぶ動線
この動線をなるべく崩さないということも大切ですが、家族みんなの動線がぶつかり合わないということも非常に大切。
たとえば平日の朝。家族の誰もがバタバタと忙しく動き回る時間ですね。朝食やお弁当の支度をするお母さん。家族の中で一番早く洗面所で身支度を整えるお父さん。学校の支度をバタバタと整え、着替えを済ませたい子どもたち・・・この家族みんなの動線が重なってしまうとどうでしょう。家庭のなかで朝の「通勤ラッシュ」が起こってしまいます。
動線を意識したリフォームのために
家族みんなの動線を狂わすことなく、スムーズにより暮らしやすいリフォームのために、次のポイントを意識しましょう。
①家族全員の動線を把握する
家族全員が暮らしやすい家にするためにはみんなの動線を把握していることが何よりも重要。
家族ひとりひとりが普段どのように動いているのか?どこがどのように変われば・何があればより便利になるか?そういったリフォームを考える家族全員時間を取ることが望まれます。
②図面で動線を確認する
だいたいの構想が決まり、簡単なものでも図面ができていれば、その図面にふだんの動線をペンで描いてみてください。
同じ場所に線が重なりすぎたり、左右や上下に行ったり来たりする線などしか描けなかったなら、それは生活動線が良くないということです。
円や四角など単純な図形を描く時のように、一筆描きの少ない線を描けることが理想です。
リフォームの時はどうしても、家具や設備など最新式のキレイなものに目を奪われてしまいがちになります。しかし、そればかりに気を取られいざリフォームが完成した時、動線が狂ってしまい生活しづらくなってしまった・・・というのは、実はありがちなリフォームの失敗例です。
まとめ
生活動線ばかりを気にしていたら、いまどきのリフォームはできないの?あの憧れの設備は手に入れられないの?なんて不安をお持ちの方、心配ご無用です!
クリエートでは数々のメーカーの設備を実際にご覧いただけるショールームへご案内・ご同行し、皆さんのお住まいにピッタリのものを必ず見つけることができます。
動線をどのように考えたらよいか分からない、という場合もご相談ください。ご家族のライフスタイルをお聞かせいただき、より暮らしやすい住まいのために一緒に考えていきましょう!
「家を持つ」ということにおいて、新築で住まいを建てる・新築の住まいを購入するというのがステータスであるとされてきました。実際にいまもそのように考えている方も多くいらっしゃるでしょう。
しかし時代は流れ、リフォームやリノベーションが広く定着するようになったいま、中古の住まいを購入し自分たちらしくアレンジするという新しい概念が生まれてきています。
どちらも非常に魅力的ですが、新築とリフォームは、それぞれどのようなメリットがあるのでしょうか。
新築の特徴
新築で住まいを建てる(建て替え)・購入する場合、現在は平均1,000万円~4,000万円ほど。
分譲・建売の住宅もありますが近年人気なのは注文住宅。その名の通り、外装・内装・間取りなどを好きなようにオーダーメイドできます。
キッチンやお風呂・トイレなどの設備も家族のライフスタイルに合ったものを選べますし、機能性の高い最新のものを導入できます。
住まいはこれからの生活や人生の大きな基盤となるものです。その住まいを自分たちの生活に合ったもの・気に入ったもので揃えることができ、長きにわたって満足のいく暮らしを送れるというのは、新築住宅の大きな魅力でしょう。「夢のマイホーム」とはよく言ったものです。
中古の特徴
中古住宅の価格については状態や条件などによりさまざまですが、資金総額の平均は約2,200万円。中古住宅は間取りや広さに余裕があることが多く、広い住まいを新築住宅よりも1,500万円ほどの価格でマイホームを手に入れることができるというのは、中古住宅のもっとも大きなメリットです。
中古住宅をリフォーム・リノベーションするんだったら結局、新築と変わらないんじゃないの?というイメージをお持ちの方もいらっしゃるでしょうが、中古住宅を購入してリノベーションを行ったとしても、費用の平均値は500万円~700万円ほど。
中古住宅を購入して大規模なリフォーム・リノベーションを行ったとしても、新築を購入した時の約8割ほどで済みます。
新築vs中古?
では、中古住宅と新築住宅どちらがいいのでしょうか?住宅ローンなど資金面を含め、それぞれのメリットを考え、ご自身や家族のライフスタイル、今後の暮らしのことも考えてじっくりと選びましょう。
例えば、住宅の安全性について。
日本はこれまで何度も大きな災害に見舞われ、特に東日本大震災以降、住まいの安全についての関心は大きく高まっています。
住宅の耐震基準などは、建築基準法などの改定にともない昔とは変化してきています。現在の耐震基準・最新の建材を使用した地震や火事・災害に強い安全な住まいで暮らすことができますし、資産価値も高くなります。
中古住宅は築年数が古い場合、現在の耐震基準を満たしていない場合もあります。そういった場合にはリフォーム・リノベーションを行う際に、耐震補強の施工を同時に行うよう計画を立てましょう。
中古リノベーションのメリット
オーダーメイドで好きな住宅を建てられるのが新築の魅力ですが、同じように中古住宅をアレンジし、ライフスタイルに合わせた住まいを手に入れることができるというのは、リノベーションもまた同じ。リノベーションやリフォームで思いっきり間取りを変更したり、最新の設備を導入することはもちろん可能です。
また、建て替えの場合をのぞき、建売の新築住宅を購入したいと考えている場合、通勤や通学・生活環境(学校・スーパーなどの近隣施設・病院など)のことを考えると、気に入った家を見つけても生活するのに不便なせいで購入をあきらめなければいけない・・・ということも少なくありません。
新築にこだわらない場合、リノベーションをすること前提で中古住宅の購入を考えている場合にはハードルがぐっと下がります。極端に言えば、大体の条件を満たす住宅さえ見つかればいいので、通勤に便利・スーパーが近くにある・・・などの条件を優先して探すことができます。
また、すでに完成している状態なので、実際に「この街で暮らしていく」というイメージが湧きやすいです。交通の便や地域のコミュニケーションの様子など、今後の生活を具体的にイメージできるというのは安心に繋がります。
「家があるからこの街で暮らす」のではなく、「暮らしたい街に住まいを構える」ことができるというのは、中古住宅のもっとも大きなメリットではないでしょうか。
まとめ
もちろん、こだわりを詰め込んだピカピカの新築の住まいというのはとても気持ちがよく、安全で快適な暮らしを送れることは間違いありません!
しかし、リフォームやリノベーションの価値が上がり、中古住宅の可能性が大きく広がっていることもまた事実。
これまでのイメージにとらわれず、中古住宅の魅力を何倍にも引き出すリノベーションを検討してみませんか?未来の暮らしの可能性が、ぐっと広がるはずです。