現場の裏側ブログ
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マンションの人気は年々ますます高まり、市街地だけでなく郊外にも次々にマンションの建設が進んでいます。タワーマンションへの注目も集まっていますよね。
しかし、マンションを購入しこれからの新生活に胸を膨らませながら引っ越しを完了してみたら、他の部屋の生活音が思いのほか響いて困った…という事例が増えている事をご存知でしょうか?
たくさんの人が生活している集合住宅では、何気ない生活音が「騒音」になってしまうケースが多いのです。
トラブルNo.1は騒音問題
実は、マンションでの生活の悩み・ご近所トラブルの原因として最も多いものが騒音問題。
騒音に悩まされている、と専門機関に相談に訪れる方の約7割がマンションなどの集合住宅にお住いの方だともいわれているほど、集合住宅と音の問題は密接な関係にあります。
お隣さんとある程度距離が離れている一戸建てと比較して、お隣さんや上下の部屋と密接している集合住宅ではささいな生活音が騒音に発展しやすい事が顕著にあらわれていますね。
部屋や構造による騒音の違い
構造にもよりますが、集合住宅の騒音発生源は圧倒的に上の階からのものです。次がお隣・外部からのもので、下の階の騒音というケースはさほど多くありません。
最上階にお住いの場合は上階からの騒音に悩まされる事はありませんが、木造など比較的壁が薄い場合はお隣の騒音・低層階にお住いの方の場合は近隣の騒音にお困りのケースが多いようです。上階の床がフローリングの場合、足音のほか物が落ちる音などが響いてしまいます。
足音や話し声など人間の出す音・テレビや掃除機などの音・冷蔵庫のモーター音・ペットの鳴き声や子どもがはしゃぐ声・配水管を伝う水音…一般的な生活音だけではなく集合住宅ならではの騒音もあります。
一戸建てに住んでいるときの何気ない音が、集合住宅では「騒音」になってしまう可能性があるのです。
音によりシビアな集合住宅
マンションの騒音問題は住宅地より深刻と言えますが、ご近所との関係を悪化させたくない、と我慢してしまう方も多いのです。
ストレスによる精神的苦痛で、不眠など健康に支障をきたしてしまう方も少なくありません。
騒音をめぐって他の住人の方とトラブルになり裁判を起こされてしまったり、騒音を注意された側が逆上して刑事事件に発展してしまった物騒な案件も年々増加しており、社会問題にもなっています。
一戸建ての住宅街に比べ騒音がはるかに問題になりやすい集合住宅では、騒音問題はよりシビアに考えなくてはなりません。
トラブルに発展する前に
もし集合住宅で騒音に困ったら、音の発生源となっている住人の方に直接クレームを言うのは絶対に禁物。大家さんや管理会社にまず相談し、そちらから対象のご家庭に伝えてもらうようにしましょう。
過剰な生活音や足音、子どもやペットの騒ぐ声などであれば対象の住人の方も対策をとってくれ、騒音問題が改善するかもしれません。
しかし集合住宅で生活する人々のライフスタイルが多様化し、生活時間帯がバラバラになっている事も集合住宅での騒音問題深刻化の原因のひとつだと言われています。さすがに他の住人の方に「生活スタイルを変えろ!」と言うわけにはいきませんよね。
では、マンションでは騒音問題をずっと我慢して生活しつづけなければならないのでしょうか?
快適な生活を守るリフォーム
ご自宅マンションのリフォームをお考えの際に、ぜひともご検討いただきたいのが遮音(防音)工事です。
お部屋のつくりやキッチン・バスルームを使い勝手良く、生活しやすくするための工事がリフォームです。「生活しやすい」という条件は「生活環境を良くする」という事をぜひ意識していただきたいと考えています。
ご自宅のリフォームは、生活環境をよりよくするための絶好のチャンスです!
遮音(防音)工事の効果
騒音は我慢するものではありません。煩わしい騒音からご家族の生活を守る確実で唯一の方法が遮音(防音)工事です。
一般家庭では、30db~60dbほどの騒音環境にあるとされています。施工方法などにもよりますが、最大で50db以上もの防音効果を得る事ができます。これほどの遮音(防音)効果を発揮する音の対策は他にないと言えるでしょう。
また、遮音(防音)工事は断熱性の高さもメリットのひとつ。夏は涼しく冬は暖かく、季節を問わず冷暖房費を節約できます。
これらを踏まえて、初期投資は最短10年で元を取る事ができます。これからずっと暮らし続けるマイホームの環境改善として、あらゆる効果をもたらしてくれるのが、遮音(防音)工事なのです!
まとめ
集合住宅は「ひとつ屋根の下」に暮らしている仲間のようなもの。まずはトラブルを生まないために、住人の方や管理人さんと普段からふれあいを心掛け、信頼関係を築いておくのも大切です。
また、ご自身が騒音の発生源になってしまわないような配慮も必要です。すこし厚めのスリッパを履く・カーペットを敷く・掃除機をかける時間帯に気を付けるなど、思いやりの気持ちを持って生活しましょう。
集合住宅でこれからも安心して楽しく暮らしていくために、まず遮音(防音)工事についてご相談ください。
親子で楽しく暮らすための二世帯住宅。しかしふたつの別々の家族が一つ屋根の下で生活するわけですから、生活音がトラブルのもとになってしまいがちです。
二世帯住宅で双方の家族が快適に生活していくためには、どのような点に注意が必要なのでしょうか。
よくある音の問題
2階の床を踏みしめて歩く音、とくに小さなお子さまはついつい家の中でも元気に走り回ってしまいがち。
一般的な住宅では、2階の床と1階の天井部分が楽器の「太鼓」のような構造になっているので、上階の音がとても響きやすくなります。
生活スタイルが違えば、食事やお風呂時間なども当然異なってきますよね。
深夜や早朝のシャワーの音・キッチンの排水の音などは静まり返った中では特によく響きます。
ご両親が夜中に何度もトイレに行く音などが気になる、というケースもあるようです。
ドアの開け閉めのバタンという音や、引き戸のガラガラという音は、二世帯住宅でなくとも気になるものですよね。
生活の「くせ」でドアの開け閉めの音が大きい、勢いよく閉めてしまうという方も多いので、意識して気を付けなくてはいけません。
「1階の両親のTVの音が大きすぎて、赤ちゃんがお昼寝できない」「電話している声が聞こえてきて気になる」「階段を上る音が響いてうるさい」
など、二世帯住宅での音の問題は多岐にわたります。
音がトラブルの元凶に
二世帯住宅を建てる・リフォームするとなった時、音の問題は大丈夫かな…?という心配は必ず頭をよぎることでしょう。
しかし「親子なんだからそこまで気を遣う必要はないだろう」「かわいい孫なんだから、走り回る音や鳴き声くらい気にならないだろう」と楽観的に考えてしまうケースも非常に多く、いざ二世帯同居を初めて見ると音の問題に悩まされる…というケースが多いのが現状です。
夜遅く帰ってくる子世帯の生活音が気になる、孫の騒ぐ声がさすがに毎日続くと煩わしくなる、階下の両親への音の影響に気を使い続けてストレスが溜まるなどの悩みが家族間のトラブルの元となり、最悪二世帯同居の解消につながってしまうケースも。
親子といえども別家族。「親しい中にも礼儀あり」という言葉があるように、同じ家で生活していくうえで相手の家族に最低限の配慮をしていく必要がありますよね。
ささいな音といえども、毎日毎日一つ屋根の下ではどうしても気になってしまうものです。
お互いがいつまでも仲良く、安心して生活していくためにはどのような音の配慮が必要になってくるのでしょうか。
例えば、1階の両親の寝室の上にお風呂や洗面所などがあると、配管をつたう排水の音などが響いてしまい、ゆっくり眠れなくなる可能性が考えられます。寝室に面した階段なども同様です。
逆に1階のリビングの上に子世帯の寝室があったりすると、朝早い両親の話し声やTVの音が気になり眠れない、赤ちゃんのお昼寝の妨げになるといった問題が発生してしまうでしょう。
お風呂の上にはお風呂・リビングの上にはリビングなど上下の配置をそろえておくなどどいった工夫で、音の問題はある程度防ぐことが可能になります。
防音・遮音工事
二世帯住宅を建てる・リフォームするなら絶対におすすめしたいのが防音・遮音工事です。
間取りの工夫で生活音の問題を軽減することはできますが、それでも騒音がゼロになるわけではありません。毎日だからこそ小さな音が気になってしまうというもの。
一緒に暮らしてみて初めて、生活音が気になってしまうということもありますよね。
世代も生活スタイルもまったく違う2つの家族が気持ちよく暮らしていく環境を整えるための環境工事として、防音・遮音工事を検討いただきたいのです。
この工事は家庭内での音トラブルをなくすだけでなく、外からの音も遮断することができます。
閑静な住宅街ならではのご近所の生活音・ペットの鳴き声・公園で遊ぶ子供の声や、幹線道路・線路の近くにお住まいの場合の外部騒音は50db~60dbにもなります。
環境改善工事をすれば、50db以上もの防音効果を得ることが可能ですので、騒音の悩みとは無縁の快適な生活を送れるようになるでしょう。
また、断熱性能も格段にUPしますので、1年を通して冷暖房費を節約できてとても経済的。心身ともにストレスフリーな生活を作り出すのが、環境工事改善なのです。
ちょっとした配慮も大切!
防音対策をバッチリしたら、お互いの思いやりも大切。小さなお子さんには「おじいちゃんたちが休んでるから、静かにしようね」と気遣いの心を教えるいい機会にもなりますね。音の出る家事の時間に気を付ける、夜遅くはTVのボリュームを抑えるなど、ちょっとした配慮で音のトラブルは防げるでしょう。
必要以上に神経質になることはありませんが、「ドアを閉める音、もう少し気を付けてくれると助かるな」など、気になったら素直に伝えることも時には必要です。親子だからこそ、遠慮せずなんでも言える関係性を築いていきたいですね。
核家族化が進む現代、親子2世代が一緒に暮らすというのはとても素敵なことだと思いませんか?ふたつの家族がいつまでも仲良く快適に暮らしていくためにも、環境改善のための工事をぜひご検討ください。