現場の裏側ブログ

絶対に失敗しない防音工事のために注意すべきこと

February 28, 2019

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快適なくらしのためには欠かせない防音対策。そのためのひとつに防音工事が挙げられますが、工事をやみくもに行えばいいというわけではありません。

 

防音工事をするにもかしこい「やり方」というものが存在しますし、それを誤ってしまうと「今回の防音工事、失敗だったかも・・・」「ご近所ともうまく快適に暮らすための防音工事がトラブルの引き金になってしまった!」というケースが、実は少なからず報告されています。

 

せっかくお金をかけて防音工事をおこなうのですから絶対に失敗はあってはならないことですし、ましてやトラブルの原因になるなどもってのほか。

 

今日は、防音工事をハッピーに成功させるために気を付けておきたいポイントや、知っておくべきノウハウをご紹介していきたいと思います。

 

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防音工事のその前に

 

防音工事を行う前にまず知っておいていただきたい、防音に関する基礎知識。こちらの記事を参考にしてください。
生活音を騒音にしないための環境整備
「生活を守る」遮音の大切さについて
騒音対策のために、音を知る
防音・遮音・吸音の違いと性質を理解する

 

 

目的を明確にする
ひとくちに防音といってもそのシーンは様々です。

 

隣近所からの音を避けて静かに暮らしたい。生活音でのトラブルを防ぎたいというものから、余計な音をふせぎつつ楽器の演奏や音楽鑑賞を、音質を損なわず楽しみたい。大人数の会議でも参加者ひとりひとりの声がはっきり聴きとれる、効率的な会議室を作りたいなど、環境によって防音対策の種類は大きく異なってきます。

 

何も考えず防音工事をした結果、テレビの音や人の声が反響してしまうようになり聞き取りづらくなった!ピアノの音が本来の音とは違って聞こえるようになって、思うように演奏ができない!などのトラブルを生んでしまうことも十分に考えられます。

 

どんな音を、どのように、どのくらいのレベルで防ぎたいのかを明確にすることが、目的の防音を可能にする基本です。

 

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施工業者選びのポイント

 

防音工事は、一般的なリフォームや建築と異なり、専門知識と豊富な経験・特別な技術を要する特殊な工事です。つまり、誰にでも簡単にできる工事というわけではありません。

 

また近年では、安さを一番の売りにしているリフォーム業者も散見されます。金額が安いというのは大きな魅力のひとつであることは、ゆるぎない事実です。

 

しかし生活防音はもちろんですが、音楽の演奏のための防音室・防音対策を検討している場合などは、防音だけでなく音響の性能もしっかりと考えなくてはならないポイントです。

 

そのようなケースには特に、実績・経験・知識・技術力のそろった業者を選ぶことが最も大切。

 

費用も重要ですが、防音の目的や求める効果についてしっかりと理解してくれ、納得いくまで打ち合わせを重ねていけるような、信頼のおける業者に依頼しましょう。

 

 

施工完了後の生活についても考える

 

防音工事は終わったけれど、その環境に慣れてくるとに逆にこれまで気にならなかったような些細な音が気になるようになってしまった。

 

壁の防音はしっかりと施工したが、お隣さんやご近所さんの生活音が床を伝わって聞こえてくる。

 

もっと周りからの音が小さくなると思っていたのに・・・

 

残念ですが、完了後にこういったトラブルが発生し、せっかくの防音工事が失敗におわってしまうというケースは存在します。

 

工事を依頼する業者とは綿密に打ち合わせを重ね、工事内容を納得いくまで説明を受け、理解するようにしましょう。目的は「防音工事」ではなく、音の問題から生活を守ることです。

 

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ご近所トラブルを避ける

 

防音工事が必要とされる住宅密集地や集合住宅では当然、「防音工事の音」が騒音になってしまうリスクをはらんでいます。

 

何も知らされずに、マンションの上の階やお隣の家から突然、工事の音が聞こえ始めてきたらどうでしょう。普段親しくしているご近所さんでも、正直気持ちのいいものではありませんよね。

 

防音工事の着工前には、ご近所さんや近隣の部屋の方に、工事を行う旨や日程・騒音や業者の出入りで迷惑をかけてしまう可能性などをひとこと断り、挨拶に伺っておくのが基本です。

 

マンションなどであれば、管理会社の方とも相談し、ロビーの掲示板などに工事の案内を出してもらうことも可能です。
防音工事は解体を伴うことが多くあるため、騒音トラブルの原因になってしまうことがあり、事前に挨拶をしていない場合はトラブルに発展する可能性が抜群に上がってしまいます。

 

挨拶をするときは、「防音工事」ではなく「リフォーム」や「内装工事」と伝えるのがベスト。防音工事と伝えてしまうと、ご近所さんが必要以上に音を気にしてしまったり、「もしかしてウチがうるさいから、あのお家は防音工事するのかな・・・」など余計な気を使わせてしまうことがあります。

 

これからのご近所付き合いを円滑にするための、ちょっとした配慮を心に留めておきましょう。

 

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まとめ

 

音を遮断して快適に生活したい・上質な音を心ゆくまで楽しみたいなど、音との付き合いかたはそれぞれ。

 

音の問題を気にせず、快適な暮らしを手に入れるための防音工事で絶対に失敗や後悔をしないために、しっかりと防音工事について知っておくことが大切です。