現場の裏側ブログ

2019年7月|記事一覧

快適な生活を不愉快な音によって台無しにされたご経験はありませんか。

 

防音対策が十分に行われていない部屋での生活は、朝早くの車の走行音、夜遅くのお隣のお部屋のテレビの音や話し声などの不愉快な音のせいで安眠できず、日常生活に支障をきたす可能性があります。
もし、現在そのような環境にお住いの方は、不愉快な音に悩まない快適な生活を手に入れるために防音工事がおすすめです。

 

今回は、建物の外からに建物の中に入ってくる音、または建物の中から建物の外に出て行く音を、どの程度遮ることができるかを表す「遮音性能」について、ご説明します。

 

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空気音の遮音性能:D値

音がなる場所から音が聞こえる場所の間に、音を遮るような遮蔽物(外壁・内壁・サッシ・床等)を置くと、音は小さくなります。
このような音の伝達を遮断することを遮音といいます。
住宅においては「外壁」、「内壁」、「床」、「開口部・窓」が遮音の必要な場所となります。

 

そして、上記のような住宅の場所で、騒音を遮断する能力を遮音性能と呼びます。
遮音性能は、空気の遮音を表す数値「D値」で一般的に評価されます。

 

空気音の遮音性能は、音が発生した場所での音の大きさと、音が聞こえる場所での音の大きさの差が、遮蔽物の遮音性能値です。

 

遮蔽物の密度が高く、厚みが厚いほど遮音性能が優れていると言われています。

 

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固体音の遮音性能:L値

床の遮音性能には、重量衝撃音(LH)と軽量衝撃音(LL)の2つの性能があります。
重量衝撃音とは、子供が飛んだり、跳ねたり、走ったりする時に発生する衝撃音のことをいいます。
また、軽量衝撃音とは、床に物が落ちたり、椅子を引きずる時に発生する衝撃音のことをいいます。

 

固体音の遮音性能は、上の階で発生した衝撃音が、下階で聞こえる音の大きさです。
床や下階の天井の使用によって遮音性能が左右されます。

 

このL値は小さけば小さいほど、遮音性能がよいとされています。

 

空気音と固体音について詳しくは、「音が伝わるメカニズム・空気音と個体音」をご参照ください。

 

また、遮音性能の指標としてD値、L値以外に、サッシやドアの遮音性能を示す指標として、T値も存在します。

 

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遮音が必要な場所

遮音性能が必要な場所として、集合住宅の区切る壁や共用部部分である廊下が挙げられます。
基本的に、壁も窓ガラスも厚ければ厚いほど遮音性能は高くなります。
壁の厚さはお隣の音がどれだけ洩れるかの目安になります。

 

また、集合住宅においては、音をどれだけ遮断できるかは、窓が重要となってきます。
遮音性能は厚みや密度で決まるため、どうしても壁と比較して薄い窓は遮音性能が低くなってしまいます。
そのため、サッシの防音性能が住宅の遮音性能の重要となってくることがわかります。

 

サッシの遮音性能に要因するのは、ガラス自体の遮音性能、そしてサッシ枠の遮音性能です。
加えて、隙間から音が漏れることがあるので気密性能も重要です。
順番としては最も面積の大きなガラス自体の遮音性能が最も重要であり、その次に気密性能、サッシ枠の遮音性能との順番となっています。
特に、マンション周辺に交通量の多い幹線道路や騒音を出す工場などがある場合は、窓の作りにどのような工夫がされているのかを調べておくことが必要です。

 

その他、音楽スタジオ、機械室などの防音室の壁にも高い遮音性能が必要とされています。
ただ、音楽スタジオなどの防音室の場合には、音の響きのバランスが重要となります。
音の響きが強すぎると、演奏の妨げにになり、音の響きが極端に少なすぎると、音楽に違和感が生じたりします。
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また、最近ではオフィスの遮音対策として開放的なデザイン性の高いガラスパーティションが多くみうけられます。
ただ、シングルガラス、ダブルガラス、高遮音性能タイプなど確かに種類は数多く存在しますが、製品の遮音性能の表示がメーカによって異なり、遮音性能がわかりづらくなっています。

 

遮音性能は基本的に数値が大きい方が性能は良いことは確かですが、カタログでわずかな性能差が見られたとしても、設置時の、条件によって性能が大きく変化することがあります。
特に個室と廊下の間の遮音性能はガラスパーティション単体性能よりも扉の遮音性能によって決まります。

 

音漏れに対して細部まで思い入れて作られている製品もございますので、カタログの数値にとらわれず、ショールーム等で現物を確認するか専門の方にご相談ください。

 

このように防音対策は、目的に合わせて専門の方と相談しながら検討することをお勧めします。

 

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まとめ
車の走行音や木になる生活音は、音を遮る遮蔽物(外壁・内壁・サッシ・床等)の遮音性能次第で感じ方が大きく変わります。

 

確かに最近の住宅では、騒音、生活音から生じる不快な音の問題が重視されていて、遮音性能の良い壁を使った住宅も多くなっています。
しかし、防音工事を依頼にくるお客様の中には、築何十年も経過している建物で遮音性能の低い壁が使われている案件を多く拝見します。
遮音性能の低い環境では、快適な生活とは程遠いものとなってしまいます。
防音工事でお悩みの方はぜひクリエートにご相談ください。

少子化問題が日々取り沙汰されている現代社会のなかで、子どもたちが元気いっぱいにのびのびと成長している様子というのは非常に喜ばしく、ほほえましいものです。

 

しかし、ときにはその元気さにハラハラしてしまうもの。

 

集合住宅や二世帯住宅にお住まいの場合、子どもたちの足音が階下に響き騒音となっているのではないか・・・そんな心配を抱えるご家庭も多いのではないでしょうか。

 

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子どもの足音

まだ体の小さな子どもの足音なんて大したことないのでは?と思う方もいらっしゃるでしょうが、それは大きな間違い。

 

実は子どもの歩き方・走り方には特徴があるからです。

 

身体的に成熟している大人とは異なり、一般的に子どもはかかとから着地するような「かかと歩き」しかできないと言われています。

 

体重をかかとへ一点集中させるような歩き方なので、体は小さくてもドスンドスン!と、まるでハンマーで床をたたいているかのような重い音を階下に響かせてしまうことになります。

 

大人になるにつれて足の裏全体を使って歩行するようにな人がほとんどですが、まれにこの「かかと歩き」のクセが抜けず、ドスンドスンという足音を立てて歩いてしまう方もいるようです。

 

それに、小さな子どもに「お部屋の中を走り回っちゃだめ!」と注意しても、言う事を必ず聞いてくれるわけではありませんよね。部屋の中でも夜遅くても、走りたかったら元気に跳ね回ってしまうのが子どもというものです。

 

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子育てと騒音

ご家族や親御さんはもちろん、普段小さなお子さんと接する機会の多い方ならお分かりかと思いますが、子どもの行動が騒音の原因となってしまう可能性は他にもあります。

 

・子どもの声(泣き声やはしゃぎ声)
・食事中、食器やスプーンを床に落とす音
・おもちゃを床や壁に投げて遊ぶ音

 

そして、そんな子どもを目の前にした時、私たち大人はどんな行動を取りますか?

「静かにしなさい!」「走っちゃダメって言ってるでしょ!」

ついつい、注意する声が大きくなってしまう事もあります。

 

お子さんのいらっしゃるご家庭ではごくありふれた日常のシーンですが、この一連の流れが二世帯住宅やマンションなどの集合住宅では、騒音問題に発展してしまう事もあります。

 

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騒音問題から子どもたちを「守る」ためには?

子どもに常に部屋のなかで大人しくしていてもらう事も、大声で注意しないようにする事も、気を付けてはいても正直完璧ではありません。

 

のびのびと子どもを育むためにも、床への防音対策をおすすめします。

 

 

床の防音対策

足音や物を落としてしまった音は、その衝撃で床や壁を振動させて発生するため「重量衝撃音」と呼ばれます。階下の天井で防ぐことも可能ですが、やはり上階の床で対策を講じる方が効果的と言えるでしょう。

 

 

アスファルトマット・ゴムマット

床のフローリング材の下などに敷くマットは、非常に多く使用されている床の防音リフォームです。防ぎたい音の種類によってアスファルト系マット・ゴムマットなど素材を使い分けます。

 

特にゴム製のマットは防音性や遮音性だけでなく、使いやすさ・制振性・防振性にもとても優れているのが特徴。

 

足音対策だけでなく、ピアノの下や電化製品の下など部分的に防音・防振性を高めたい時など幅広く使用できます。用途によって厚さや形状にさまざまな種類がありますので、他の防音リフォームのように「どんな音をどのくらいのレベルで防ぎたいのか」を明確にしておきましょう。

 

 

音パッド

音パッドとは下地に使われる構造材で、複雑だったり大掛かりな工事の必要なく比較的簡単に取り付けることが可能です。

 

床の防振のために「根太」のように使用して、浮いているような構造になるように施工する方法で、足音や物音が発生させる振動とそれによる音が階下へ伝わることを大幅に軽減させることが可能になります。

 

 

防音カーペット・防音マット

たとえ分譲のマンションであっても、規約で床のリフォームが禁止されていることがあります。

 

防音用に加工されたカーペットやマットを一枚床に敷くだけでも、階下への音を低減させることができますし、床に敷くだけと非常に手軽で特に防音性を高めたい子ども部屋やリビングに・・・と、希望する箇所へすぐに防音対策が実施できます。

 

床に防音施工をしたあと、防音カーペットなどを使用するとさらに防音効果が高まります。

 

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まとめ

防音リフォームをしたから子どもがどれだけ騒いでも大丈夫!ということではありませんよね。

 

「下のおうちの人がびっくりするから、お部屋では走らないようにしようね」と、他の人を気遣う気持ちや思いやりの心をお子さんに学んでもらうよい機会でもあります。

 

また、階下やお隣の住人の方とコミュニケーションを日ごろからとっておくことも大切です。

 

「上のお宅はまだ小さなお子さんがいらっしゃる」と事情を理解していると、音に対する心情はかなり変わってくると言います。

 

ご近所さんも気持ちよく子どもたちの成長を見守ることができ、地域で子育てをしていくというのは何よりも素晴らしいことです。そんな環境づくりのためにも、ぜひ床の防音リフォームを多くのご家庭にご検討していただきたいと願っています。